ライフスタイル ライフスタイル
2023年11月11日 14:21 更新

トラブルだけとは限らない! ご近所づき合い、みんなどうしてる?【ママたちの体験談15選】

賃貸マンション、分譲住宅、二世帯住宅など、住環境はさまざま。ただ、どこに住んでも避けては通れないのがご近所づき合いです。会釈するだけのおつき合いからディープな関係まで、アンケートをもとに、リアルなご近所づき合いの様子をお伝えします。ちょっと面倒なご近所づき合い、悪いことばかりではありませんよ。

ご近所づき合いはしていますか?

ご近所付き合いはしていますか?

ご近所づき合いをしている人、していない人は、ほぼ半々という結果になりました。

ご近所づき合いの必要度は、住んでいる土地によっても異なります。「はい」と答えた人のなかにも、ご近所との関係を楽しんでいる人と、苦手だけれど仕方なく……という人がいそうですね。

ご近所づき合いの有無は、地域コミュニティの安全性にもつながります。みなさんの回答から、理想のご近所づき合いを考えてみましょう。

あいさつ程度で無難に

あいさつ程度で無難に

●マンションの中で会えばあいさつ程度、下の子は男の子で走りまわったりで下の階の人に迷惑かけてないか心配。イヤイヤ期なので両隣の人には会えば騒がしくてすみませんと声かけしてます。(女性/40歳/医療・福祉/事務系専門職)

●マンションに同じ世代で子育てしてる方がたくさんいますが、みなさん共働きで忙しそうであまりゆっくり話をしたりしないです。(女性/40歳/学校・教育関連/事務系専門職)

●子育て世代が多いマンションだからなのか、クレームなどが来たことがありません。賃貸なので、隣近所の方ともあいさつ以外で交流することがなく、気楽に生活しています。(女性/36歳/建設・土木/技術職)

「ご近所づき合いをしていない」という人でも、あいさつ程度のおつき合いはしているようです。どんな場所に住んでいても、ご近所さんと顔を合わせたらあいさつや会釈をするぐらいのコミュニケーションは必要。

「ご近所づき合い」というとディープなイメージですが、「顔見知りを増やす」と思えば気が楽です。「急にあいさつをしてびっくりされないかな?」と心配な人は、まずは会釈からはじめてみましょう。

困ったときは頼りになる

困ったときは頼りになる

●同じマンションに管理人が住んでいるので、子どもが鍵を忘れた際に親が仕事で帰って来るまで自宅で面倒を見てくれていたことがある。(女性/38歳/建設・土木/事務系専門職)

●コロナがはじまって自粛ムード真っ只中のときに散歩くらいしか出歩けない中、ご近所とのちょっとした会話で、リフレッシュできてすごくうれしかった。(女性/39歳/小売店/販売職・サービス系)

●酷い目にあった話は聞いたことないが、希薄になっている近所づき合いが地震にあった際に深くなった。(女性/40歳/医療・福祉/専門職)

有事の際は、ご近所との関係が頼りになります。「遠くの親類より近くの他人」という言葉もあります。困ったときに「お互いさま」の精神が発揮されるのは、普段からのご近所づき合いがあるからこそ。共助ができる環境作りは、自分や家族のセーフティーネットです。特に、パパママともに遠方に仕事に出ているご家庭は、信頼できるご近所さんがいるといいですね。

都心部に比べ、地方は濃い目のご近所づき合いを求められる傾向にあります。ジェネレーションギャップに戸惑ったり、おせっかいに感じたりしますが、ほどよい距離感の関係を作ることは大事です。

トラブルはなきにしもあらず

トラブルはなきにしもあらず

●子どもが3歳くらいのとき、ギャーギャー10分くらい泣いていたら、上の階の人に通報されたようで、警察がピンポンと押して、やってきた。(女性/42歳/医療・福祉/専門職)

●まわりに同じくらいの歳の子どもが少ないので、あいさつする程度です。そのため自宅の前で遊んでいたときにうるさいと注意されたことがあります。(女性/36歳/飲食店/販売職・サービス系)

●噂好きな人がいるのでめんどくさい。(女性/39歳/自動車関連/事務系専門職)

とはいえ、人間関係にトラブルはつきもの。ご近所づき合いもいいことばかりとは限りません。コメントのなかには、騒音や植木の境界線越境問題で悩んでいるというものもあり、「よく苦情を言われてしまいっている」という内容もあれば、「言い出しにくくて我慢している」という内容もあり、どちらの立場になっても困ります。ご近所づき合いのあるなしにかかわらず、トラブルや悩みの種があるようです。

地域の仕事が大変

地域の仕事が大変

●最初のころは地区のつき合いもしていたが、役員を頻繁に任されるので大変でした。(女性/45歳/小売店/販売職・サービス系)

●自治会に入らないとなったとたん、同じ世代の周囲のご家庭から完全無視状態です。(女性/38歳/医療・福祉/専門職)

●子ども会の役員がまわってきて大変。(女性/39歳/学校・教育関連/専門職)

ご近所づき合いのなかでも、町内会、区会などと呼ばれる自治会への参加は少し特殊です。任意加入が基本ですが、ほぼ強制という地域もあり、会費納入・役割分担が求められます。社交の場というよりは、地域の安全性や快適性を維持するためのコミュニティととらえたほうがよいかもしれません。

ご年配の方が多い地域や、新住民・旧住民の混在する地域など、ストレスもありそうですが、子どもの顔を知ってもらっているだけでも、いざというとき安心です。年齢が違う子ども同士の交流は、子どもの成長にも繋がるでしょう。

楽しいおつき合いもあり

楽しいおつき合いもあり

●お隣さんには娘たちや愛犬をかわいがってもらい、よい関係を築けていると思っています。お芋掘りで沢山とれると、お裾分けをしています。(女性/32歳/学校・教育関連/専門職)

●保育園の通園路にある一軒のお家の方とよくあいさつをしていたら、次第におやつやおもちゃなどをくれるようになった。(女性/36歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)

●今年の夏は、上の階の家族とプールで遊んだり花火をして遊びました。(女性/25歳/アシスタント/クリエイティブ職)

面倒でイヤだな、と思うこともあれば、楽しい思い出になるようなご近所づき合いもあります。子育て世代同士で助け合ったり、遊んだり、学校も同じになる可能性が高いので、気持ちのよいおつき合いができるといいですね。

多世代との交流も、新しい情報に触れるチャンス。ただ、寄せられたコメントなかには、隣人からの好意の押しつけともとれる言動に困っている人もいました。

距離感の見極めには本当に苦労しますが、こればかりはケースバイケースで、必ずうまくいく方法はありません。感じのよいご近所さんに出会えたら、ぜひ時間をかけてよい関係を作っていきましょう。

まとめ

ご近所づき合いが面倒! と思っているのは、お互いさま。誰でもトラブルはイヤですし、わずらわしいことは避けて楽しく暮らしたいと考えています。トラブルメーカーになる人というのはある程度決まっていて、多くの人はごく普通の良識ある隣人です。身構えずにあいさつだけでもはじめてみませんか。縁のある人とは、自然におつき合いが続くでしょう。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2022年10月23日
調査人数:106人(22歳~40代までのパパ・ママ)

(マイナビ子育て編集部)

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-