かぼちゃの煮物、作りすぎた……時短にもなる！ お手軽リメイクレシピ

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

甘味のあるかぼちゃは、栄養価も高く、子どももよく食べてくれる食材です。しかし、レパートリーがあまりなくて、いつも煮物にしてしまう……なんてことはありませんか？

ほっこりとした食感と甘味はかぼちゃならではのおいしさですが、いつも同じ料理では飽きてしまったり、食べ切れないこともありますよね。

とはいえ、手の込んだかぼちゃ料理をいろいろ作るのは難しそう……と思ったら、煮物を活用してリメイクするのも手です。

また違ったかぼちゃ料理が、意外に手軽に作れてしまうのでオススメですよ。

かぼちゃの煮物は食べやすい大きさに切って、煮て味つけしたシンプルな料理です。

火を通す前のかぼちゃは切るのもひと苦労の固さですが、加熱するとしっとり柔らか。調味料も砂糖やしょう油を使った、かぼちゃの素材の味を活かしたもので、強い主張のある味つけではなく、アレンジしやすい料理なんです。

特にかぼちゃはつぶしてしまえば自由に成形することもでき、洋風にも和風にも使える食材。余った煮物はそのままの形で使っても、つぶして形を変えてもOK！

すでに加熱済み、下味つけ済み、と思えばこんなに使いやすい状態はありません♪

イチから作るよりもはるかに手軽にかぼちゃ料理が作れてしまうので、忙しいときほど重宝する時短食材となってくれます。

ご家庭によって煮物の味の濃さには違いがあります。

今回ご紹介するリメイクレシピは、比較的薄味の煮物を使っているので、お好みで調味料の量は調整してください。下味がついている状態なので、加える調味料は味を整える程度でOKです。

かぼちゃを購入すると作りたくなるのが「かぼちゃサラダ」。残り物の煮物があれば、あっという間に完成してしまいます。ほんのりしょう油の香りがして和風な味つけに。

材料（1人）
・かぼちゃの煮物……4切れくらい
・ゆで卵……1/2個
・玉ねぎ……1/6個
・マヨネーズ……適量
・塩こしょう……適量

作り方
① 玉ねぎを薄切りにして、水にさらしてからしっかりと水を絞る。
② かぼちゃの煮物をフォークでつぶしゆで卵、玉ねぎ、マヨネーズを加えて混ぜ、塩こしょうで味を整える。

ピザ風のアレンジもかぼちゃには合います。

煮物が数個しか残っていなくても、ほかの具をプラスして乗せて、チーズをかけて焼いたら、ボリュームも栄養もUP！ いつもの煮物の面影はあまり感じなくなるので、マンネリ感もさよなら～♪

材料（1人分）
・かぼちゃの煮物……4切れくらい
・ウインナー……1本
・チーズ……20～30g
・玉ねぎ……1/6個
・しめじ……20g
・ピザソース……適量
・塩こしょう……適量
・ジェノベーゼソース……お好みで
・油……適量

作り方
① 玉ねぎは薄切り、ウインナーは輪切り、しめじは根元を落とす。
② フライパンに油をひき、①を入れて炒め、塩こしょうで軽く下味をつける。
③ 耐熱容器にかぼちゃの煮物を入れ、炒めた具材を乗せてからピザソースをかける。
④ チーズをのせる。
⑤ グリルでチーズが溶けるまで焼く。
⑥ お好みでジェノベーゼソースをかける。

ゴロゴロっとした大きさのかぼちゃに火を通したい場合、焼いているとそれなりの時間がかかりますが、煮物を活用すれば、チーズさえ溶ければOK！

焼き加減はお好みで調整してください。

かぼちゃのコロッケはおいしいけれど、自分で作ろうと思うとハードルが高い一品。煮物を使えば、つぶして衣をつけて揚げるだけ。

今回は子どもウケ抜群のチーズ入りにしてみました。油のコクが加わると、かぼちゃの甘みが一層引き立ちます。

材料
かぼちゃの煮物、スライスチーズ、薄力粉、卵、パン粉、揚げ油……適量

作り方
① かぼちゃの煮物をつぶす。
② ラップを広げて、つぶしたかぼちゃをのせ、小さ目に折りたたんだチーズを真ん中に置く。
③ チーズを包むようにラップを絞る。
④ 薄力粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつける。
⑤ 揚げ油できつね色になるまで揚げる。

コロッケの大きさは、用途や食べやすさなどに合わせて成形してください。コロッケらしい小判型のほかに、まん丸ボールの形に作ってもかわいいですね♪

煮物を使うため、下味がついているので特に味つけはしていませんが、お好みで塩こしょうで味を整えてください。チーズの代わりにうずらの卵を入れたりしても◎。

柔らかすぎて成形しにくい場合は、耐熱容器に入れてラップをかけないで加熱し、水分を飛ばしてみてください。

かぼちゃと言えば、スイーツにも使える野菜。煮物は味つけもしてあるし、スイーツには向かないんじゃ……と思ってしまいそうですが、砂糖としょう油を使った甘辛な味つけの和スイーツはたくさんありますよね。

かぼちゃの甘みや色のキレイさは、スイーツ作りにぴったり。煮物をつぶして白玉粉に練り込んでいくと、色鮮やかなかぼちゃ団子のできあがり♪

材料（4～5人分）
・かぼちゃの煮物……100g
・白玉粉……100g
・水……適量

作り方
① かぼちゃの煮物の皮を取り除いてからつぶす。
② 白玉粉を加えて混ぜ、水を加えて耳たぶの固さに練る。
③ 食べやすい大きさに丸める。
④ 沸騰した湯でゆでる。
⑤ 浮いてきたら冷水にとって冷ます。

固さはかぼちゃの水分量によって変わるので、水で調整します。

お好みできなこや黒蜜をかけてお召し上がりください。かなり黄色い色がつきますが、意外にも味はそこまで主張はなく、普通の白玉団子といった感じ。フルーツポンチに入れたり、みたらし団子風にしてもいいですね♪

かぼちゃのスティックパイは、つまんで食べられるので子どもでも食べやすく、軽食やおやつにぴったりです。自分でパイ生地を作るのは大変ですが、冷凍パイシートを使ってツイストパイにすれば、初めてでも挑戦しやすく、失敗なし！

材料（10～12本）
・かぼちゃの煮物……150g
・冷凍パイシート……2枚
・無塩バター……10g
・砂糖‥‥‥小さじ2
・卵……適量
・グラニュー糖……適量

砂糖の量はかぼちゃの甘みに合わせて調整してください。

かぼちゃフィリング
かぼちゃの煮物、バター、砂糖をつぶしながら混ぜてフィリングにします。

作り方
① パイシートを冷凍庫から出し、10分程度解凍してから、綿棒でひと回り大きく伸ばす。
② パイシートの上にかぼちゃのフィリングを塗る。
③ もう1枚のパイシートを被せる。
④ 1.5cm幅に切る。
⑤ ねじってオーブンバットの上に並べ、溶いた卵を塗ってから、グラニュー糖を振りかける。
⑥ 200℃に予熱したオーブンで10～15分焼く。

パイシートはどんどん柔らかくなって扱いにくくなるので、緩んできたら冷蔵庫でしばらく冷やすと使いやすくなります。

ホクホクしたかぼちゃのおいしさがストレートに味わえます。お好みでシナモンをかけてもいいですね♪

こちらのかぼちゃレシピも参考にしてみてください。

食べ切れなくて残ってしまったかぼちゃの煮物があったら、時短食材として活用してみてください。そのままほかの食材と合わせたり、つぶして丸めたり、練り込んだり、挟んだり……さまざまなアレンジができて重宝します。和洋どちらのリメイクもでき、おかずにもスイーツにも変身できるので、思った以上に使いやすいですよ♪