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2023年04月24日 11:36 更新

ネモフィラの花言葉|ネモフィラの名前の由来も解説

春になると淡くて青い花を咲かせる「ネモフィラ」。一面に咲く「ネモフィラ」畑はSNSでも話題で、観光スポット、映えスポットとして人気があります。 ここでは、ネモフィラの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。

ネモフィラの花言葉

ネモフィラの花言葉は「どこでも成功」「可憐」「あなたを許す」です。

もともと北アメリカが原産のネモフィラでしたが、のちのちヨーロッパに渡った際に、どんどんと根付いて咲いたという、ネモフィラの丈夫さやかわいらしさから「どこでも成功」「可憐」という花言葉がつけられたとされています。

●ネモフィラの花言葉「どこでも成功する」は、北アメリカ原産の植物ですが、のちにヨーロッパへ渡りました。そこでも可愛らしい花姿が人気となり、ヨーロッパにも根付いていったそうです。このことから英語の花言葉で、「success everywhere(どこでも成功する)」がつけられたとされています。

●「可憐」という花言葉は、「ネモフィラ」の花姿から。地面の低いところで小さい花が群れて咲く様子からは、どこか控えめな愛らしさが感じられます。

●「あなたを許す」という花言葉は、ギリシア神話が由来となっています。その昔、ある男性が「ネモフィラ」という名の女性に恋をしました。彼はどうしても彼女と結婚したいと思い、「彼女と結婚できるなら死んでも構わない」と神に誓ったのです。

すると、神はその願いを聞き入れ、2人は結ばれたのですが、その途端に男性は死んでしまいました。一人取り残されたネモフィラは、男を追って冥界の門まで行き、「夫に合わせてほしい」と泣き崩れましたが、冥界へは死者しか通れないため、夫に会うことは叶いませんでした。

それでも冥界の門の前で泣き続けるネモフィラを哀れに思った神プルトンは彼女を一輪の青い花に変えたのでした。「あなたを許す」という気持ちは、先立った夫を妻が許したのか、神プルトンが妻をネモフィラに変えることで冥府の門に居続けることを許したのかは定かではありませんが、このギリシャ神話が花言葉の由来となっています。

ネモフィラの色別の花言葉

ネモフィラの色別の花言葉は諸説あります。いくつか代表的な花言葉をご紹介します。

青い花
「どこでも成功」「可憐」「あなたを許す」

白い花
「成功」

黒い花
「愛国心」「荘厳」

ネモフィラの花言葉に怖いものはある?

怖い

ネモフィラの「あなたを許す」という花言葉の由来となったギリシャ神話には、男の死と妻の悲しみがつまった悲恋のエピソードのため、ネモフィラの花言葉に怖い、悲しいイメージをもつ人が増えたと思われます。

実際にはネモフィラの花言葉には怖い意味は存在しません。

ネモフィラの花言葉はポジティブな意味ばかりなので、ネモフィラの花を贈るときには気にしなくてもいいでしょう。

ネモフィラの特徴

ネモフィラは、北アメリカ原産の一年草です。
春に、繊細な茎の先から小さな可憐な丸みをおびた青い花を咲かせます。
多肉質の茎は繊毛があります。
ネモフィラの葉はよく分枝し、地面を這うように茂ります。
群生すると小花が咲き溢れ、まるでブルーの絨毯のようになります。
青い花の中心が白いその姿から英語では「Baby blue eyes(赤ちゃんの青い瞳)」と呼ばれています。

ネモフィラの基礎知識

・分類…ムラサキ科ネモフィラ属(ルリカラクサ属)
・原産地…北アメリカ~中央アメリカ
・別名…瑠璃唐草(和名)、ベビーブルーアイズ
・開花期…3月~5月
・出回り期…3月~5月

ネモフィラの誕生花

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
ネモフィラが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

1月28日、 2月21日、 3月2日、 4月7日、 4月24日、 4月30日、 5月2日

ネモフィラの名前の由来

属名であるNemophila(ネモフィラ)とは、ギリシャ語で「nemos」(意味:小さな森)と「phileo」(意味:愛する)を組み合わせた言葉です。

これはネモフィラの原種が、森の周辺にある明るい日向に生息していることに由来しています。

また、ネモフィラは、真ん中が白く、周りが透き通った青い花であることから、「Baby blue eyes(赤ちゃんの青い瞳)」、日本では瑠璃唐草と呼ばれています。

ネモフィラの育て方

ネモフィラは大根やタンポポなど持つ直根性という性質を持っています。
これは、根がまっすぐに伸びる性質で、太い根が傷つけられてしまうとうまく生長できません。
そのためネモフィラは根に負担がかかる植え替えを嫌います。
種から植える際も直播にし、できるだけ植え替えが必要ないように育てましょう。

また、ネモフィラはうどん粉病など一度発生してしまうとせっかく育った他の株にもどんどん被害が拡大してしまいます。
発生してから駆除するのではなく、害虫が発生しない環境を作るのが大切です。
具体的には、葉が生い茂って過湿状態になるのを防ぐために剪定を行ったり、花がらをこまめに摘むようにしましょう。
過湿状態を作らないために、水のあげすぎにも注意しましょう。

まとめ

可憐な花姿のネモフィラは花言葉も美しいものが多いですね。
「ネモフィラの花言葉には怖い花言葉がある」というのは「あなたを許す」という花言葉がネガティブに取られてしまったものと考えられます。

春先にはお散歩がてら、ネモフィラ畑を訪れてみてはいかがでしょうか?

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