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2023年06月02日 06:51 更新

仕事なのに子どもが体調不良! みんなどう乗り切ってる?「夫婦交代で」「病児保育」「在宅で対応」など対応策をまとめてみた

発熱などで子どもの体調不良が続くと、保育園や学校を長期に渡って休まなければなりません。感染症の場合は、出席停止期間も定められています。仕事と看病を両立するためには、どのような手段があるでしょうか? 病児保育も含め、働くママたちの対処法について聞いてみました。

病児保育を登録していますか?
(イラスト:mico Ꮚ•ꈊ•Ꮚ)

病児保育を登録していますか?

病児保育を登録していますか?

「保育園や幼稚園に通い始めたら、予想以上に子どもの発熱や体調不良の電話がかかってくる」と感じている家庭も少なくないでしょう。お迎えはどちらが行くかパパとの調整にバタバタしたり、あっという間に有給休暇がなくなってしまったり、何かと大変ですよね。

そんなときに頼りになるのが「病児保育」ですが、共働きのママに病児保育の登録についてアンケートを取ったところ、「登録している」と回答した人が約17%、「登録していない」と回答した人が約83%という結果になりました。

では、子どもが病気になったときにどのように対応しているのかについて、詳しく聞きましたので、ご紹介します。

在宅ワークで対応

コロナ禍において、社会全体でリモートワークが推奨されるようになりました。不幸中の幸いというべきか、リモートワークは育児中の家庭にもメリットをもたらしているようです。在宅ワークが可能な職種の方は、以前より子どもの体調不良に対応しやすくなったのではないでしょうか。1日2日ではなく、長期の休養が必要なときは、在宅で仕事ができることは大きなメリットです。

近親者に頼る

リモートワークができない職種の人や、仕事を長期休むことが難しい人は、実家や義実家、兄弟など近親者を頼りにしています。なかには、遠方の実家に住む祖父母に遠征してもらい、乗り切っているという人もいました。子どもの具合が悪い場合は、自宅に来てもらったほうが安心できますね。

熱も下がって元気になっているけれど、規則によって登園・登校ができないという場合は、実家・義実家に預けるという選択肢もあります。親族が近くに住んでいて頼れるという状態はありがたいですね。

母親が休みを取る

「子どもの体調が悪いときは、母親が看病するのが当たり前」という社会の意識はまだ根強く、「基本的に母親が休む」というケースも見受けられました。また、心細さや不安から、病気の子ども自身が母親に甘えたがるケースもありますね。

とはいえ、1週間も休みが続くときや、短期間に何度も休まなければならないときは、周囲の目も気になり、ママだけに看病の負担が偏るのはつらいところです。

交代で休みを取る

夫婦共働きの場合は、交代で休みを取るという対処をしている家庭もあります。

実は、労働者の権利として「子の看護休暇」が認められています。2021年1月1日より、「継続して雇用されている期間が6ヶ月に満たない」などの一部を除き、すべての労働者が時間単位で取得できるよう法律が改正されました。対象は小学校就学前の子どもで、ひとりであれば年間5日まで、子どもがふたり以上いる場合は年間10日まで取得できます。

看護休暇は労働者の権利なので、会社が拒否すれば法律違反になります。ただし、休暇中の給与の有無については会社に裁量権があます。

子どもが元気なときに、改めて就労規定を確認しておきましょう。

病児保育を利用する

看護休暇の権利はあるが、会社の雰囲気が悪く言い出せない、すでに5日間利用してしまった、有給休暇も使ってしまった、頼れる親族がいない、と切羽詰まったときに助けになるのが病児保育です。民間の保育園やシッター派遣会社が提供しているサービスのほか、行政が開設しているものもあります。普段は夫婦、家族で対応している人も、いざというときの備えとして利用方法を確認しておくとよいでしょう。

まとめ

病気の子どもを看病してあげたいと思う親の気持ちは、誰もが理解できるものです。ただ、さまざまな理由で休めない、周囲に頼れないという人もいます。子どもは病気を経験して成長するものですから、二重三重のサポート体勢をどのように構築するのか、日ごろからシミュレーションしておくことが大事ですね。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2022年4月27日~5月16日
調査人数:158人(22歳~40代までのママ)

(マイナビ子育て編集部)

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