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2023年05月20日 10:42 更新

夫婦で「お金の話」をしたら大ゲンカ! パパママ109人に理由を聞いてみたら……

生活をしていくうえで、お金のことは避けては通れない問題です。貯蓄や投資などの資産形成、生活費の使い方、収入の増減など、パートナーと情報を共有し、話し合うべき課題がたくさんあります。今回は、お金のことでパートナーと意見が対立したり、ケンカをしたりした経験についてアンケートをまとめました。

パートナーとお金に関することで、意見がぶつかったり、ケンカしたりしたことはありますか?

パートナーとお金に関することで、意見がぶつかったり、ケンカしたりしたことはありますか?

パートナーとお金に関することで、意見がぶつかったり、ケンカしたりしたことがあると答えた人は、約47%でした。お金の問題は、家庭運営の基礎となる部分です。議論をしたり、ときにはケンカになったりすることは、ある意味必要なことだと言えます。

ケンカの経験がない人は、価値観が一致しているなら安心ですが、もし自分が我慢しているだけなら、一度とことん話し合ってみることをオススメします。

使いどころが違う!

●旅行という息抜き遊びの場でも節約モードの夫と、旅行のときくらいお金を使いたい私で喧嘩しました。(女性/33歳/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)

●なるべく貯蓄したい私と、お金があるときに買いたいものを買ったほうがいいという旦那と、お金の使い方について意見がぶつかった。(女性/34歳/医療・福祉/専門職)

●少しでも節約したい私は、家計の管理がずぼらな妻に、私に管理させて欲しいと言うと、お金に縛られながら生活をしたくないと言われる。(男性/40歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)

お金は使ってこそ価値があるもの。お金は、体験やものを買うための手段です。お金をいつ、どこに使うか、という問題は、価値観の違いに直結しています。将来のためになるべく貯金したい派と、いまを楽しみたい派では、意見がぶつかるのは当然でしょう。

ただ、お互いに生きたお金の使い方をしたい、と考えている点は同じです。根本的にわかり合うのは難しいにしても、妥協できる金額ラインのすり合わせをしておくといいかもしれません。

趣味など、口出しされたくない領域に踏み込まれた

●お互いに使いすぎて使う部分がお互いの理解できない部分だったりしてもめた。(女性/40歳/医療・福祉/専門職)

●相手に趣味に関しての浪費があったので、そのことでぶつかったことはあります。(女性/45歳/アパレル・繊維/販売職・サービス系)

●自身の小遣いのことで喧嘩しました。(男性/44歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

子どものころ、お年玉の使い道を親に決められて憤慨した経験はないでしょうか? 自分が自由に使えるお金がない状態は、精神的にとても窮屈です。

お小遣いの使い道について、パートナーから「ムダ遣い」「くだらないことにお金を使っている」と指摘されれば、いい気持ちはしません。ただの浪費に見えることでも、相手にとっては大切な息抜きだったり、人生の楽しみだったりすることはたくさんあります。

ここは言いたくても、お互いに我慢が必要なポイントと言えそうです。

金銭感覚が甘すぎる!

●独身のころ、出産前後、現在など、お金のかかり方が変わってきてるのに、夫自身は金銭感覚が独身のころと同じように過ごしてることで揉める。(女性/40歳/機械・精密機器/事務系専門職)

●投資や子どもの教育費について。パートナーはマネーリテラシーが非常に低いためケンカになります。(女性/41歳/学校・教育関連/経営・コンサルタント系)

●お金の管理について、全部を見える化することを反対された。(女性/32歳/医療・福祉/専門職)

金銭感覚は、育った環境やお金を使ってきた経験によって違ってきます。また、長い人生のなかで、置かれているステージによっても価値観が変化するもの。独身時代からまったく変わらないお金の使い方をしているパートナーと、この先うまくやっていけるのかどうか、心配になる気持ちもわかります。

病気や事故など、不測の事態に頼りになるのは、やはりお金。いざというときに困らないように、金銭感覚もライフステージにあわせてバージョンアップしていきたいところですね。

支出の分担や負担割合に不満!

●お互いの負担の分配が給料と見合ってない。(女性/37歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)

●車の保険代をどちらが払うか。(女性/39歳/医療・福祉/事務系専門職)

●不定期な出費のときにどちらが払うか。(男性/42歳/商社・卸/営業職)

夫婦共働きの家庭だからこそ、支出の分担でケンカになるケースがあるようです。お互いの収入をひとつの財布にまとめていない場合、こうしたいざこざが起こりがちになります。収入に応じて負担率を変えるのか、受益者負担を原則にして、利益を得る側が全額負担するのか、しっかり話し合う必要があります。

生活を共にしているのですから、片方ばかりが損をしているわけではないはずですが……。ケンカの裏には、お金とは直接関係のない不満が隠れていることもあります。原因をよく見極めて!

予算設定が折り合わない……

●資産運用について資金を決めるときに喧嘩しました。(男性/36歳/自動車関連/保全)

●家のローンを組むときに高すぎると言われて言い合いになった。(女性/23歳/医薬品・化粧品/製造)

●将来かかる費用や引越し、自宅購入に関してベクトルが違った。(男性/36歳/小売店/販売職・サービス系)

お金のことについてのケンカでも、建設的な内容なら許容範囲です。むしろ、がっつり意見を戦わせたほうがよい結果を生むのではないでしょうか。

資産運用やローン計画などは、入念な下調べも重要です。お互い納得いくまで議論をして、無理のない計画をたてましょう。

パートナーは家庭の共同経営者です。なにかあったとしても、相手に責任を押しつけて止めるわけにはいきませんから、時間がかかってもぜひ慎重に!

まとめ

ケンカ、というと聞こえは悪いですが、意見の相違はよくあること。納得いくまで話し合うことは大事です。

「幸せに暮らす」という最終目的が同じなら、ケンカにも意義があります。ただし、妥協点を見つけないといつまでたっても平行線のまま。夫婦で納得するまで話し合って落としどころを見つけましょう。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2023年2月11日
調査人数:109人(22歳~40代までのパパ・ママ)

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