向日葵（ひまわり）の花言葉｜ひまわりの特徴や名前の由来を解説

夏空の下、明るい黄色の大きな花を咲かせるひまわり。

そんなひまわりの花言葉は「あなただけを見つける」「崇拝」「憧れ」。

元気いっぱいなイメージのひまわりですが、花言葉は意外にも信心深さを表すような言葉です。

「あなただけを見つめる」は、ひまわりが太陽に向かい咲くようすからつけらたもの。
「崇拝」「憧れ」は、ひまわりの歴史から。
太陽のような大きな花を咲かせるひまわりは古代インカ帝国において太陽の神の象徴とされており、そこから敬うような花言葉がつけられました。

ひまわり＝黄色のイメージが強いですが、品種改良によってオレンジや紫、白のひまわりも生まれています。
色別のひまわりの花言葉は以下のとおりです。

黄色・オレンジのひまわり…「未来を見つめて」
紫のひまわり…「悲哀」
白のひまわり…「ほどよき恋愛」

紫のひまわりは珍しさもあり花束にピックアップしたくなりますが、花言葉はポジティブとはいえません。プレゼントには避けたほうがよさそうです。

ひまわりは、花の大きさによっても花言葉がつけられている珍しいケースの植物です。

小倫のひまわりの花言葉は「高貴」「愛慕」と美しい言葉ですが、大輪の花言葉は「偽りの愛」「偽りの富」。
なにやら犯罪をイメージさせるような少し怖い花言葉です。

ひまわりが太陽の神の象徴とされた古代インカ帝国にはスペイン人に富を奪われた逸話があり、そこからつけられた花言葉のようです。

ひまわりはキク科ヒマワリ属の植物で原産地は北アメリカ。1569年、スペイン人のニコラス・モナルデスという名の医師によってヨーロッパに伝えられたとされています。
日本に渡来したのは17世紀。以来、ひまわりは夏の風物詩として日本でも広く親しまれてきました。

日本での開花時期は7～9月。夏になると大きな黄色い花を咲かせ、大きいものでは直径20cmにもなります。一見ひとつの花に見えるひまわりですが、実は複数の花の集合体。黄色の花びらに見える部分は、一枚それぞれがひとつの花になります。

ひまわりは現在まで品種改良が盛んに行われ、小倫のものや八重咲きのもの、カラーも黄色、オレンジ、白など豊富な品種が出回っています。

・分類…キク科ヒマワリ属
・原産地…北アメリカ
・別名…向日葵（和名）
・開花期…7～9月
・出回り期…4～8月

ひまわりの和名「向日葵」は、太陽のあるほうに向きを変え咲く性質からつけられた名前です。

この和名もあり、常に太陽がある方向に向かい咲いているイメージのひまわりですが、実際に太陽のほうを向いているのは蕾が花開く頃まで。開花して茎が堅くなると、東を向いたまま向きを動かさなくなります。

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
ひまわりが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

母の日に贈る花といえばカーネーションが定番ですが、父の日はひまわりが人気。フラワーショップでも、父の日の時期になるとひまわりのギフトを積極的に販売しています。

ひまわりの花言葉「崇拝」「憧れ」も、尊敬するお父さんに贈るにはぴったりですね。

同じ意味で、お世話になっている（なった）上司や先輩、恩師に贈るのにも最適な花と言えるでしょう。

明るい色で大きく咲くひまわりをもらったら、誰でも元気になりそうですよね。
ポジティブでない花言葉もあるひまわりですが、花言葉に神経質な相手でなければ特に気にしすぎる必要はないでしょう。
自分の素直な気持ちを添えてプレゼントしてみてください。