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2023年04月13日 21:31 更新

マリーゴールドの花言葉|少し怖い花言葉や不吉な花言葉もつけられている?名前の由来も解説

鮮やかなオレンジや黄色の花を大きく咲かせるマリーゴールド。明るい太陽のようなイメージの花ですが、実は少し怖い花言葉や不吉な花言葉もつけられていることをご存じでしょうか。ここでは、マリーゴールドの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。

マリーゴールドの花言葉

マリーゴールドにはポジティブな花言葉と、少し怖くて不穏な気持ちにさせるネガティブな花言葉があります。

マリーゴールド

マリーゴールドのポジティブな花言葉

ポジティブな花言葉は、花束に添えて贈っても喜ばれるもの。
マリーゴールドのポジティブな花言葉には、「可憐な愛情」「変わらぬ愛」があります。
結婚式や結婚記念日、プロポーズにもぴったりの美しい花言葉ですよね。

マリーゴールドは聖母マリアの花といわれており、花言葉の「変わらぬ愛」もマリアのイメージからつけられています。

マリーゴールドのネガティブな花言葉

マリーゴールドのネガティブな花言葉は「嫉妬」「悲しみ」「絶望」

マリーゴールドの花色の象徴ともいえる黄色は、キリスト教で裏切者とされているユダが着ていた服色と認識されています。そのため、黄色い花の花言葉はネガティブになる傾向が。マリーゴールドのネガティブな花言葉も、ユダの裏切りにちなんでつけられています。

マリーゴールドの特徴

マリーゴールド

マリーゴールドはコロンブスが大航海時代にヨーロッパへ伝えた花のひとつで、原産地はメキシコや中央アメリカ。日本での開花時期は春~秋ですが、切り花は通年購入できます。

背が低く小ぶりに咲くフレンチ系と背が高く花も大ぶりなアフリカン系の2種類。比較的アフリカン系マリーゴールドのほうが多く出回っているようです。

また、マリーゴールドはほかの花や野菜と一種に栽培すると病害を防いだり成長を促したりするコンパニオンプランツとしても知られ、ガーデニングでも人気。暑さにも強く、初心者でも育てやすい点も人気の理由のようです。

マリーゴールドの基礎知識

・分類…キク科タゲテス属(マンジュギク属)
・原産地…メキシコ、中央アメリカ
・別名…アフリカ系:センジュギク(千寿菊) フレンチ系:コウオウソウ(紅黄草)
・開花期…春~秋
・出回り期…通年

マリーゴールドの誕生花

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
マリーゴールドが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

6月5日、7月18日、8月20日、9月2日

マリーゴールドの名前の由来は聖母マリア

マリア

前述したとおり、マリーゴールドは「聖母マリアの花」といわれており、花の名前も「マリアの金の花」を意味しています。

聖母マリアの花といわれるようになったのは、年に数回ある聖母マリアの祭日には常にこの花が咲いていたためといわれています。

マリーゴールドは「死者の花」?

死者の日

マリーゴールドは、死者をあの世から祭壇まで導いてくれる花といわれています。

原産国であるメキシコでは、日本のいわゆるお盆にあたる「死者の日」があり、故人が戻ってくる日とされています。その祭壇に飾られるのがマリーゴールド。死者の日には、マリーゴールドの花や骸骨がさまざまな場所で飾られ、メキシコの街がにぎわいます。

アニメ映画「リメンバー・ミー」でも、先祖の霊を弔う祭壇を飾りつけるシーンが描かれています。

シェイクスピアの物語にも登場する花

小説

1500年代に活躍したイングランドの有名な劇作家・シェイクスピア。彼の作品のひとつ「冬物語」にもマリーゴールドが登場します。

「冬物語」のパティータのセリフ「マリーゴールド、おひさまと一緒に寝ておひさまと一緒に涙を流し起きる花」は有名。

しかし一説によると、当時のヨーロッパでは新しくメキシコから伝わったマリーゴールドともともとヨーロッパに自生していたカレンデュラ(和名:キンセンカ)が似ているために混同されており、「冬物語」に登場するマリーゴールドは、本当はキンセンカのことだったともいわれています。

マリーゴールドの贈り方

マリーゴールドの花束

マリーゴールドの贈り方としては、大きく「花束」「フラワーアレンジメント」「寄せ植え」「ドライフラワー」があります。

花束で贈る

マリーゴールドの切り花はすぐに花瓶にいける必要があるため、花束は普段からいけた花を飾っている人向けの贈り方です。

あまり花束にされることが少ない花なので、扱っているフラワーショップは限られてしまうかもしれません。

フラワーアレンジメントで贈る

映える花色で大きさもちょうどよいマリーゴールドはアレンジしやすい花。
季節の花などと組み合わせたフラワーアレンジメントで贈るのもまたすてきです。メインよりもアレンジの脇役として映える花です。

寄せ植えで贈る

ほかの草花と合わせて鉢植えに植えて贈る寄せ植えもおすすめ。マリーゴールドの種類や色に合わせて、一緒に植える草花を選んでみましょう。

ドライフラワーで贈る

マリーゴールドはドライフラワーにしてもその明るい花色が映えます。花をまるっとドライフラワーにしてもよいですし、花びらをドライフラワーにして瓶や袋に詰めて贈るのもおしゃれ。ドライフラワーであれば、開花時期を気にせず贈れます。

まとめ

マリーゴールドにはネガティブな花言葉もあるため、花言葉に詳しい人に贈るときは注意が必要。ただ花だけを贈ると、「どういうつもりなのだろう」と気にさせてしまうかもしれません。伝えたい気持ちやポジティブな花言葉をしっかりと添えて贈るとよいですね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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