パセリは料理の彩りだけじゃもったいない！ おいしく栄養豊富なパセリの活用レシピ

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

日本では仕上げに散らしたり、彩りをプラスするために添える食材としての印象が強く、好んで食べる食材として認識されていないことも多いパセリ。実は栄養が豊富なハーブとして外国では料理によく使われています。

クセのある独特の香りが苦手で食べられない、という方でも、調理法や料理によっては手が止まらなくなるおいしさに変身します。特に、パセリはこの香りが肉や魚の臭み消しをしてくれたり、味のアクセントになったりと、取り入れてみると普段の料理がワンランクUPしたような仕上がりに。彩りとしても味としても全体を引き締め、引き立ててくれる食材です。

パセリとニンニクは相性抜群で間違いなし！ 子どもも大人も大好きな味に決めてくれるので大活躍してくれます。コスパのいい鶏むね肉を使ったスティックチキンをパセリ×ガーリックで、子どもに大人気の一品に仕上げました。

【材料　2～3人分】
・パセリ……15g
・鶏むね肉……1枚
・ガーリックパウダー……小さじ1
・片栗粉……大さじ3
・薄力粉……大さじ3
・マヨネーズ……大さじ2
・塩コショウ……適量
・油……大さじ2

手軽にガーリックパウダーを使用しましたが、すりおろしたニンニクでもOKです。マヨネーズを加えることで、お肉が柔らかくなり、コクも加わります。

【作り方】
①鶏むね肉を細長くカット。
②ポリ袋に鶏むね肉、ガーリックパウダー、マヨネーズ、塩コショウを入れてよく揉み込む。
③刻んだパセリ、片栗粉、薄力粉を加えてよく混ぜる。
④フライパンに油をいれ、③をこんがり焼く。

今回は少し多めの油で焼きましたが、揚げてもおいしいです。パセリがくっつかないときはぎゅっと衣をつけるようにして、あまり動かさずに焼くようにしてみてください。

パリッパリに揚がったパセリのかき揚げはスナック感覚。干しエビで香ばしさと彩りを加えました。玉ねぎやコーンなどを加えてもおいしいです。

【材料　2～3人分】
・パセリ……20g
・干しエビ……10g
・ちくわ……2本
・薄力粉……大さじ6
・冷水……大さじ4
・揚げ油……適量

【作り方】
①パセリは茎を取り除いて房に分け、ちくわは半分にしてから1cm幅にカット。
②揚げ油以外の材料をさっくり混ぜる。
③揚げ油でからりと揚げる。

上記分量の衣は少なめにしているのですが、ばらばらになるようなら増量してください。

また、揚げ油に落としてしばらくは固まるまであまりいじらないこと。ばらばらになりそうなときも、寄せて塊にするようにすると案外くっつきますよ。

ホットケーキミックスを使ったお手軽レシピです。パセリをたっぷりと混ぜ込み、コーンと塩気を少しプラスして軽食向けのスコーンにしました。パセリの量は彩りがきれいになる程度を加え、パセリの香りが後からくるくらいで食べやすい味です。甘いスコーンが苦手な方にはとってもオススメ。

【材料　8個分】
・パセリ……40g
・コーン……100g
・ホットケーキミックス……200g
・無塩バター……50g（常温に戻さない）
・牛乳……45ml
・塩……小さじ1/4

塩味を効かせたい場合は塩を増量してください。ホットケーキミックスを使用しているのでほんのり甘みもあります。生地に粉チーズを加えたり、カリカリベーコンやプロセスチーズを混ぜ込むのもおいしいですよ。

【作り方】
①ホットケーキミックスに塩、小さめにカットした冷たいバターを加えてすり混ぜる。
②刻んだパセリ、コーン、牛乳を加えて混ぜる。
③丸くまとめて、スケッパーで8分割する。
④180度に温めたオーブンで20分焼く。

焼時間はお使いのオーブンによっても変わるので調整してください。バターは冷たいままを使用し、粉類にすり混ぜるのがサクッとした仕上がりにするポイントです。生地はポロポロと崩れやすい状態でも大丈夫なので、練らずに混ぜてまとめる感じでOK！

表面はさっくり、中はほわっと柔らか。朝ごはんやおやつにどうぞ♪

おもてなし料理やお弁当におすすめのミートローフを断面もきれいに仕上げました。パセリの入った肉ダネは彩りも栄養も◎。しっとり柔らかな口当たりです。

【材料　パウンド型1本分】
・パセリ……20g
・ひき肉……300g
・卵……1個
・ゆで卵……3個
・ベーコン……4枚
・玉ねぎ……1個
・パン粉……大さじ3
・ニンニク……1片
・牛乳……大さじ2
・薄力粉……小さじ1
・油……大さじ1/2
・塩コショウ……適量

ひき肉は合い挽き、牛ひき肉、豚ひき肉などお好みで。

【作り方】
①フライパンに油を引き、みじん切りにした玉ねぎをきつね色になるまで炒める。
②ひき肉、卵、冷ました玉ねぎ、パン粉、牛乳、みじん切りにしたパセリとニンニク、薄力粉、塩コショウを粘りが出るまでよく混ぜる。
③型にベーコンを敷き、肉ダネの1/3程度を詰める。ここでベーコンの両端が型から少しはみ出るようにするのがポイント。
④ゆで卵を並べ、残りの肉ダネを隙間なく敷き詰め、ベーコンの端を内側に折る。
⑤200℃に予熱したオーブンで40分程度焼く。

オーブンによって焼ける時間が多少変動します。串を刺して濁った脂が出ればまだ火が通っていないので加熱時間を追加してください。表面が焦げるような場合は、アルミホイルを被せて焼いてください。

熱いうちは崩れやすいので、粗熱が取れてから型から外し、カットしてください。

ミートローフの肉ダネはハンバーグにしたり、スコッチエッグにしたり、ミートボールにしたり、ロールキャベツにしたりと幅広く使えます。多めに作って冷凍ストックすれば、お弁当や時間のないときのおかず作りに活用できて便利です。

緑のソースといえばバジルで作るジェノベーゼソースが思い出されますが、パセリでもおいしいです。ミキサーやブレンダーがあれば材料をかき混ぜてすぐできるので、パスタソースに大活躍します。シンプルにベーコンをカリカリに焼いてパスタと一緒に和えてみたところ、子どもに大好評！

【材料　2人分】
・パセリソース……大さじ2～4
・ベーコン……60g
・スパゲッティ……200g
・パセリ（仕上げ用）……適量
・塩……適量
・粉チーズ……お好みで

【パセリソース材料】
・パセリ……100g
・ナッツ（松の実やクルミ）……80g
・ニンニク……4片
・オリーブ油……200ml
・塩……小さじ1

材料をすべてミキサーやブレンダーで滑らかになるまでかき混ぜれば完成です。パスタソースとしてだけでなく、肉や魚にもよく合うので、まとめて作っておくと便利です。

【作り方】
①たっぷりのお湯を沸かし、スパゲッティを茹でる。
②1cm幅に切ったベーコンを炒める。
③茹でたスパゲッティ、パセリソース、塩を加えてよく和える。
④仕上げに刻んだパセリをかけて完成。

お好みでソースの量は調整してください。お好みで粉チーズをふってください。

パセリとニンニクを混ぜたパセリバターを使ってガッツリ系のおかずにしました。ガーリック×バター×醤油の間違いなく組み合わせに、パセリがアクセントとなって爽やかさをプラスしてくれます。

【材料　4人分】
・鶏もも肉……2枚
・コーン……100g
・レンコン……200g
・パセリバター……50g
・醤油……大さじ1
・パセリ（仕上げ用）……適量

【パセリバター材料】
・パセリ……20g
・無塩バター……100g
・ニンニク……1片
・塩……小さじ1/2
・コショウ……適量

バターを室温に戻して柔らかくし、みじん切りにしたパセリとニンニク、塩、コショウを混ぜるだけ。どんな食材にも合う万能アイテムとして大活躍

【作り方】
①1cm幅の半月切りにしたレンコンを酢水に浸してアク抜きしておく。
②鶏肉を食べやすい大きさに切る。
③フライパンにパセリバターを入れて溶かし、鶏肉を焼く。
④レンコンの水気を切って、加えて炒める。
⑤コーンを加えて炒め、仕上げに醤油を流し入れて絡める。
⑥刻んだパセリを振りかけて完成。

しっかり味のチキンは食が進む味つけ。レンコンやコーンの代わりに家にある野菜を加えてもOK！ 醤油をカレー粉に代えたり、ケチャップに代えたり、マスタードに代えたりとアレンジして、味の変化も試してみてください。

パセリをひとつ添えるだけで料理が映えるので、単なる添え物と思われがちですが、栄養豊富で味にアクセントを加えてくれる食材としても優秀です。クセのある香りが苦手という方でも、料理に取り入れてみると、意外と食べやすく、いろいろな使い方ができます。パセリを加えることで味に深みが出て、彩りもUPするので、ぜひ活用してみてください。