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2018年06月11日 19:00 更新

洗えないカーペットの掃除法は? ダニ退治からシミ抜きまで

大きなカーペットは、家庭では簡単に洗うことができません。でも、できることならいつも清潔にしておきたいですね。掃除をしにくいカーペットの普段のお手入れから、汚れ落としの裏技まで、今日からできる簡単なお掃除方法をご紹介します。キレイなカーペットを目指しましょう!

カーペット掃除の基本

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普段のカーペット掃除

基本的なカーペットの掃除方法は、掃除機がけです。できることなら毎日、難しい場合は週に2回は掃除機をかけてください。掃除機がけのコツは、何度か方向を変えてかけることです。繊維の奥に入り込んだゴミやホコリをかき出すようにします。

部分敷きのカーペットなら、ときどきは日陰で半日ほど干したあと、棒などで軽く叩いてゴミやホコリを叩き出してください。全面に敷いたものでも、半年に1回は床とカーペットの間の掃除が必要です。

動物の毛や髪の毛、お菓子のくずは粘着テープ(コロコロ)でも取ることができます。掃除機がけでも取れなかったゴミを取り除きましょう。

掃除機でも取りにくい毛髪類は、ゴム手袋で!

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毛髪類は、ゴム手袋を使うのも◎。ゴム手袋をはめて、カーペットを撫でてみましょう。摩擦によって手のひらに、髪の毛やペットの毛が集まってきます。この方法は、毛足の長いカーペットでより威力を発揮しますよ。

フワフワした毛足の長いカーペットは、長く使っているとこすれて毛が固まってしまうことがあります。繊維が絡まり、フェルト状になってしまい、ゴワゴワになった部分は、スリッカー(動物の毛をとかすための針金ブラシ)で引っかけるようにして繊維を起こしていきます。これで、ぺちゃんこになった部分もある程度復活させることができます。

しっかりお掃除をするときに! 重曹を使ったカーペットの掃除法

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毛足の長いカーペットの掃除

重曹をまいて、掃除機で吸うというお掃除方法もあります。重曹には脱臭効果があるので、カーペットの臭いも取り除くことが可能です。

この重曹掃除は、向いている場合と不向きの場合があります。そのため、以下に該当しない場合は、重曹掃除は控えた方がいいでしょう。

・重曹をしっかり吸い取れるくらいの吸引力のある掃除機
・ループタイプで、タフテッドのカーペット

吸引力が弱いものだと、ゴミと重曹を十分吸い取ることができません。毛足の長いカーペットですと、より難しくなります。

また、カーペットには、繊維の表面がカットされているタイプと、ループ状になっているタイプがあります。ループタイプで短めのタフテッドと呼ばれるカーペット(いわゆる無地カーペット)なら、重曹掃除も効果があるでしょう。

毛足の短いカーペットの掃除

毛足の短いカーペットには、重曹水を使った拭き掃除がおすすめです。水500㎖に、重曹大さじ1の割合で混ぜ合わせます。それをスプレーボトルに入れ、しっとりするくらいに吹き付ける。その場所を、濡れ雑巾で拭きます。最後は、乾いた雑巾で仕上げ拭きをします。カーペットのニオイや汚れがなくなり、さっぱりした肌触りになりますよ。

よりきれいなカーペットを保つために! トラブル別のお掃除法

カーペットのシミ掃除

何かをこぼしたときには、すぐに拭き取らなければなりません。水溶性のジュースやしょうゆなどは、ティッシュをあてて吸い取ります。ある程度取れたら、重曹をたっぷりのせて、繊維の中に染みこんだ汚れを取り除く。その後、ティッシュペーパーやキッチンペーパーで汚れを吸い取った重曹を拭き、細かい粉は掃除機で吸います。それでも、取り切れずシミになってしまった場合は、シミ部分を重曹水やお湯で濡らし、上から叩くとよいでしょう。

カーペットのダニ対策

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カーペットには、ダニが生息しやすい条件がそろっています。しかし、ダニは60℃以上の温度があれば一瞬で死滅することがわかっていますので、スチームアイロンをかけて退治することができます。アクリルやポリエステルなどの化学繊維は高温のアイロンをかけると溶けてしまうので、直接あててはいけません。カーペットの素材をよく確認しましょう。どんなカーペットでも、当て布をしてアイロンをかければ安心です。スチームでダニが死んだ後は、掃除機で死骸を吸い取ります。カーペット用の掃除機ヘッドを使うとより効果が高まるでしょう。カーペット利用の範囲が広いご家庭では、スチームクリーナーを使うのもよい方法です。

カーペットのニオイ消し

カーペットのニオイ消しに役立つのは、やはり重曹です。前述の、重曹水を使った拭き掃除や重曹をまいて掃除機で吸い取る方法で、ニオイを消すことができます。カーペットのニオイは、繊維に染みついた汚れや汗といった成分です。普段から、カーペットの上でもルームシューズをはいたり、家に上がるときには足を洗ったり、気を配れるといいですね。

まとめ

家庭用のカーペットは洗うのが大変。クリーニングに出すとお金もかかりますから、自分でできる範囲で清潔を保ちましょう。カーペットは繊維の固まりのため、全体に湿気を含んでジメジメさせないよう心がけることも大切です。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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