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2021年02月11日 10:43 更新

暮らしの専門家直伝! 家事を少しでもラクするためにやっておきたいこと

家事、特に洗濯・掃除・炊事は毎日ある程度はやらなくてはならいですが、気分よくできるときと、そうでないときもありますよね。時間との闘い、終わりがあるようでないそれらの家事を少しでもラクにするため、少しでも前向きに取り組みたいものです。

こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロの佐々木弓子です。

毎日エンドレスに続く家事、時には投げ出したくなるときもありますよね。自己満足でも何でも、気分よくラクに進めたいものですよね。今回は、家事を少しでもラクするためにやっておきたいことをまとめてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

①洗濯

洗濯物は自分で出すことを徹底

家族全員が「自分の洗濯物を自分で出す」ということは最低限やってもらいたいですね。そのために服を脱ぐ場所、できれば脱衣所に一カ所集中で投げ込めるくらいの入れやすいカゴを設置しておけば、習慣として出してくれるはずです。「出し忘れた」ということもよくありますが、せめて脱いだものは自分で出す、を徹底してもらいましょう。

カゴ仕分け

かご仕分け 洗濯物
ヘラス・テラス´s

「家族自身が自分で出すことができたら、次は……」と欲が出てきますよね。洗濯物をわけて洗うことが日常となっている場合は、出すときに仕分けまでやってもらえるとラクできます。しかしながら、カゴ2つくらいの簡単な仕分けにしておかないと、長続きは期待できません。3つも4つも仕分けさせたり、入れづらいカゴを使ってしまったりすると、挫折するのは目に見えています。「タオルとそのほか」など、誰が見てもわかる簡単なカゴ仕分けをお願いしましょう。家族に「洗濯ネットに入れて」とまでは言いませんが、入れてもらうとさらに助かりますね。

干すときもこだわる

洗濯 干す ハンガー
ヘラス・テラス´s

干し方や場所も、みなさんご家庭によってさまざまだと思いますが、ラクに気分よく干せるアイテムを使うことも重要です。利便性だけでなく、見た目も大事。扱いやすさ、耐久性などご自分のこだわりと優先順位を死守しましょう。干し方については「表のまま干す」「裏返しのまま干す」「あえて裏返しにする」という干し方があると思いますが、どれにしても自分が気分のいいやり方で取り組めればいいと思います。

「洗ったよ」ボックスのすすめ

洗ったよボックス 自分でしまう
ヘラス・テラス´s

「干して、たたんで、しまう」「ハンガーのまま収納」など、洗濯物を取り込んだあとの処理もさまざまですが、我が家ではたたんだあとはひとりにひとつ、「洗ったよボックス」を用意しています。洗濯を終えてたたんだものを、人別にボックスに積んでおき、あとは各自収納してもらうシステムです。週末まで山積みの人ももちろんいますが(苦笑)、私はノータッチにしています。ご自分と家族に合わせていろいろ試してみてください。

②炊事

ツールは"利き手で掴める"意識を

炊事 キッチンツール 利き手で掴む
ヘラス・テラス´s

よく使うキッチンツールは、すぐに使える状態にしておくとスムーズです。「出して立てておく」「引っ掛ける」「しまう」のどんな場合も、すぐに出すことができる収納にしておくことが大前提です。「引っ掛かる」「探してしまう」というモヤモヤはどんどん削減して、できれば利き手で一発で「掴める」「戻せる」ようにしておきましょう。そんな環境であれば、自分の負担をぐっとラクにしてくれますよ。

ゴミ捨て環境が重要

Lazy dummy

調理中のゴミ捨て環境は、かなり重要です。特に生ごみや燃えるゴミは、ゴミが出た瞬間にポンポンとゴミ箱や袋に入れられると、調理台が使いやすく炊事も捗ります。プラごみやペットボトルなども、キッチン内やその近くにゴミ箱があるとすぐに処理できて邪魔にならず、家事が進められます。ゴミ箱も口が広いモノや扱いがラクなもの、開閉ストレスのないモノなど、こだわりたいですね。

キッチン内の指定席決め

食材や道具類の指定席を決めることができれば、ご飯作りが快適で時短にもなり、家族の手伝いも期待できます。まったく使っていないモノは移動、もしくは処分して数を減らすことで、結果ラクできますよ。食材や水などの防災備蓄品は、キッチン以外の収納でもOK。いざ使うときに、どこに何が置いてあるかわかるようにしておきましょう。

③掃除

直置きを最低限に

日常の掃除機がけやお掃除ロボットなどは、とにかく床に障害物があればあるほど掃除が滞り、環境が悪くなります。精神的にも、いいことがひとつもありません。まずは床に置いてあるものを最低限にして床をスッキリさせ、すぐに掃除ができる環境にしておくことが大事です。お部屋に限らず、トイレやお風呂、脱衣場、玄関のたたきなども同様です。

浮かす工夫でラクする

浮かす 掃除しやすい
ヘラス・テラス´s

掃除機をかけていてモヤモヤするコトを、一つひとつ潰していきましょう。たとえばコード類が邪魔になったり、埃が溜まってしまったりするならば、まとめて浮かすことも有効です。雑貨や用品も、壁面などを利用して配置することで掃除がラクになります。ソファやチェストなどの家具も、掃除機が入る高さの脚付きを選んだり、床に接するものにキャスターをつけたりと、掃除ストレスを減らす工夫をして少しでもラクしましょう。

掃除道具類は出動しやすく

掃除 掃除道具 つかいやすく
ヘラス・テラス´s

掃除道具は、すぐに使えるように使う場所の近くにまとめて収納すると出動しやすく、取り掛かりやすくなります。どこから掃除をはじめるか、どのコンセントを使うかを決めておいたり、毎日使う道具とたまにしか使わない道具を見てすぐにわかるようにしておいたりすることで、家族も手伝ってくれるかもしれません。

まとめ

家事をしているときにモヤモヤすることがあれば、チャンスです。ひとつずつ潰していきましょう。少しでも気分よく効率的に進められるよう、ご自分なりのこだわりを見つけてください。そしてもう十分がんばっていますから、ときには家事を「やらない」「カットする」「完璧を求めない」精神で、家事オフの日も作ることも大切です。パワーチャージして、日々を乗り切りましょう!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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