ゴミ屋敷の掃除はいくらかかる？　代行業者の利用に関するギモンを解決

ゴミ屋敷の掃除にかかる費用は、ゴミの量や部屋の広さによって変わります。業者ごとに価格設定は異なりますが、ワンルームなら3万円～15万円、1LDKなら7万円～20万円、2DKなら9万円～25万円、3LDKなら17万円～50万円ほどが相場です。

ゴミの量が多いと時間がかかったり、作業員やトラックを増やさなければならなかったりするので、値段が高くなります。実際にかかる代金を正確に把握するために、まずは業者に見積もりを取ってみましょう。

ゴミ屋敷の掃除は部屋に溜まったゴミを捨てるだけではなく、荷物整理からクリーニング、不用品の処分まで行ってくれます。

まずは見積もりを依頼した後、当日行う作業内容の打ち合わせをします。遺品整理の場合は、依頼人の要望に基づいて、ゴミを片づける前に遺品を運び出します。ゴミに紛れている貴重品や現金があればプロが仕分けしてくれますし、探し物がある場合も事前に依頼すると捜索してくれます。

片づけたゴミは、引っ越し車両やトラックなどで運び出した後処分します。クリーニングは別途料金がかかる業者もありますが、部屋の掃き掃除や拭き掃除、掃除機かけ、ベランダ・玄関の清掃、トイレや風呂、キッチンなどの水周りの掃除も頼めます。

孤独死で亡くなってしまった方の床の清掃や、生ゴミから染み出た液体の汚れ除去まで引き受けてくれる業者もあり。必要に応じて、消臭や消毒作業をしてもらったら作業完了です。

不用品買取を行っている業者の場合は、冷蔵庫やテレビなどの家電製品、家具、衣類などを買い取ってくれます。

とある業者は、依頼人のプライバシー保護のため、ゴミ収集車ではなく引っ越し車両で作業を行うなど、周囲にゴミ屋敷だとバレないよう片づけてくれます。個人のプライバシーも守ってもらえるので、依頼しやすいでしょう。

買取対応をしている代行業者だと、家電製品や家具、衣類を引き取ってくれるので、不用品を一度に処分できます。買取された額は、清掃費用から差し引かれ、作業代金を安く抑えられます。

買取できる物は業者が判断してくれるので、自分で買い取ってもらえるかどうかを調べたり、リサイクルショップに持ち込んだりする手間が省けます。

買取対象となる物は業者によって異なりますが、宝石や貴金属、金券、切手、本、車、古銭、ブランド品、腕時計、骨とう品、着物、楽器などが挙げられます。

状態がひどい物は買取NGとなるほか、大型家具やピアノなど大きい物は搬出費用が別途かかる可能性も。

買取できる物でも、買取専門業者と比べると高値がつきにくいので、事前に高く売れそうな物があると分かっている場合は、専門業者への持ち込みやフリマアプリ・ネットオークションへの出品を考えてもいいかもしれません。

依頼人が女性の場合、女性スタッフ在籍の代行業者がおすすめです。

ゴミの中には下着や生理用品など、男性スタッフに見られたくない物もあるでしょうし、腐った食材や弁当の食べ残しなどの生ゴミが異臭を放っている、足の踏み場もないくらいゴミが散乱しているという状態なら、なおさら人に見られるのが恥ずかしいと感じるでしょう。

意外かもしれませんが、ゴミ屋敷の依頼人は女性のほうが多いそうです。寂しさを埋めるために物を買いあさったり、物が捨てられなくてゴミを溜めてしまったケースや、ペットの飼育によって汚部屋になってしまったケースなど様々です。

そのため、女性スタッフが在籍している代行業者はたくさんあります。多くのゴミ屋敷を片づけてきたプロたちが担当してくれるので、どれだけ散らかっていてもテキパキと掃除してくれますよ。

ゴミ屋敷の清掃を依頼するときは、複数の代行業者から見積もりを取りましょう。それぞれ料金設定が異なり、作業範囲にも差があるので3社以上から見積書をもらえば相場が分かります。一番安いところや便利なサービスを行っているところなど、納得できる業者を選んでください。

なお、見積もりを取った後、作業内容によって追加料金がかかる場合があるか、という点を事前に聞いておくと、後々トラブルになりませんよ。

代行業者にゴミ屋敷の掃除を依頼すると、荷物整理からクリーニング、不用品の処分まで引き受けてくれます。相場は部屋の広さやゴミの量によって変わるので、まずは見積もりを取ってみましょう。ゴミ屋敷の清掃はひとりではできませんが、代行業者にお願いすると、一度にスッキリします。依頼するか迷っている方は、ぜひプロに相談してみてください。