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2022年01月03日 08:33 更新

お宮参りにかかるお金はスバリいくら? 初穂料の相場やのし袋のマナー

お宮参りでご祈祷をお願いする場合、神社には謝礼金として初穂料を納めます。ほかにも記念撮影、食事会の費用も必要です。お宮参りにはズバリ、いくらくらいお金がかかるのでしょう? 初穂料の相場、のし袋(封筒)の書き方もご紹介します。

お宮参りにかかるお金とは?

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お宮参りでは初穂料、祝い着、食事会、記念撮影にお金がかかります。まずはかかるお金の詳細をご紹介します。

初穂料(はつほりょう)とは?

初穂料(玉串料)とは、神社でご祈祷を受ける際に納める謝礼金です。お宮参りでは、通常の参拝のように、お賽銭を入れて拝むだけでもかまいません。しかし、祝詞をあげてもらう場合は、神社に初穂料をお納めします。

初穂料の金額は神社によって違うため、事前に確認しましょう。相場については後ほどくわしく解説します。

赤ちゃんの祝い着にかかるお金は? 大人の服装は?

祝い着とは、お宮参りのときに赤ちゃんが身に着ける服のこと。フォーマルな祝い着は着物ですが、最近はベビードレスを用意するママパパもいます。

祝い着は購入またはレンタルで用意します。祝い着を購入する場合の価格はブランドによってかなり開きがあり、和装の祝い着なら2万円~20万円ほどです。費用を抑えたい場合は、数千円代から用意できるレンタルがいいでしょう。

フォトスタジオや写真館では、撮影を申し込むと低価格で祝い着をレンタルできる場合があります。貸衣装店でレンタルを申し込む前に、写真撮影プランをチェックするのがおすすめです。

また、お宮参りに行く大人の服装にお金がかかることも。お宮参りの服装としては、女性なら訪問着や色無地などの着物か、セレモニースーツやワンピース。男性はスーツが一般的。赤ちゃんの祝い着と合わせてレンタルすることも多いです。

お宮参り時の食事会費用はどれくらい? 誰が支払う?

お宮参りの後には、家族や親戚で集まって食事会を催すことが多いです。食事会では、赤ちゃんの行事を祝ってくれた親族に感謝の気持ちを伝えましょう。

お宮参りの食事会予算は1人当たり3,000円~5,000円程度のことが多いようです。誰が支払うかは決まっておらず、祖父母が負担してくれることもあります。

事前に誰が払うかよく話し合っておきましょう。

記念撮影にかかる費用は?

お宮参りの前後では、記念撮影をする家庭が多いです。成長によって赤ちゃんの顔つきはすぐに変わってしまいます。お宮参りのタイミングでプロに写真を撮ってもらうのもいいですね。

写真館・フォトスタジオで撮影する場合は、20,000円~30,000円ほどかかります。基本料金が安いプランでも、オプションをつけることで金額が増えることがあります。

カメラマンに出張撮影を依頼する場合は、おおむね撮影時間60分で15,000円~30,000円が相場です。価格に出張費が含まれている場合もあれば、別途交通費を支払う場合もあります。

初穂料の相場とは? 誰が支払うの?

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お宮参りの初穂料はいくらと神社が明示してくれている場合もありますが、神社によっては、「お気持ち程度の額」としているところもあります。その場合、いくら包めばいいのでしょうか。また、誰が支払うのかも悩みます。ここでは金額の相場と支払う人、渡すタイミングを解説します。

初穂料の相場

初穂料の相場は5,000円~1万円です。双子など複数名ご祈祷を受ける場合や、縁起物をいただく場合などは、少し多めに包むといいでしょう。

お札は新札でなくても問題ないとされています。ただし、お祝い行事なので、できるだけシワの少ないお札を選んだほうが気持ちよくお納めできます。

初穂料を払う人

お宮参りはもともと父方の祖父母と行くのが慣習だったため、父方の祖父母が支払うのが一般的でした。しかし現在は、誰が負担するのか明確なルールはありません。両親はもちろん、母方の祖父母が負担してもいいでしょう。

初穂料は父方の祖父母、食事会は母方の祖父母と分ける方法もあれば、初穂料を両家の祖父母で折半するという方法もあります。

当日になって揉めないよう、事前に誰が支払うのか家族で話し合っておくといいですね。

初穂料を納めるタイミング

初穂料を納めるタイミングは神社によって異なりますが、ご社務所で祈祷を申し込むときにお渡しするのが一般的です。

神社でご祈祷を受ける際は、社務所で受付をします。申込用紙を渡され、住所や氏名、祈祷の内容などを書くよう指示されることが多いです。記入が終わったら、のし袋に入れた初穂料を申込用紙と一緒に渡してください。

初穂料を納める封筒(のし袋)の種類と書き方

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初穂料はお札のままではなく、のし袋に入れて渡します。のし袋の選び方、表書き・中袋の書き方を見ていきましょう。

紅白・蝶結びののし袋を選ぼう

のし袋は、紅白の蝶結びの水引がついたものを選んでください。

結婚祝いや快気祝いなど、一度きりがいいとされているお祝いごとには、一度結んだら解けない「結び切り」の形の水引を選びます。しかし、出産や入学など、何度あってもいいお祝いごと、お礼や挨拶には、何度でも結ぶことのできる蝶結びの水引を選ぶのがマナーです。

包む金額が1万円未満なら、水引が封筒に印刷されている簡易的なのし袋を選んでも問題ないでしょう。のし袋がない場合は、白無地の封筒を使用しましょう。

のし袋の表書き・中袋の書き方

のし袋の表書き上段には「御初穂料」または「初穂料」と書きます。下段には赤ちゃんの名前を書きましょう。地域によっては父親の名前を並べて書く場合があります。赤ちゃんの名前の読み方が難しい場合は、ふりがなをふってください。

市販ののし袋には、お札を入れる中袋(中包み)がついている場合があります。中袋の表には「金 壱萬円」など包んだお金の額を書きます。裏面には、住所と赤ちゃんの名前を書きましょう。

まとめ

お宮参りでかかるお金の相場をご紹介しました。

もちろん、写真撮影を自分たちでおこなったり、祝い着のおさがりをいただいたりと、節約したいところは自分たちなりに節約して大丈夫。赤ちゃんとママパパだけでお宮参りに行くので、食事会は開催しないという選択肢だってあります。

でも、せっかくのお祝いごとだからきちんとやりたい、という場合は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。家庭によって考え方にちがいもあるので、ママとパパでよく話し合い、必要に応じて双方の実家の意向も確認しながら進めるといいですよ。

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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