ソファの正しい掃除方法【布製・革製・合皮別】
家族のくつろぎタイムにかかせないソファは、自然とみんなが集まってくる憩いの場です。ただし、人が集まるということは、それだけ汚れてしまうというわけで……。食べ物をこぼしたり、汗をかいたり、あらゆる種類の汚れがたまってしまう場所でもあるのです。いつもキレイな状態を保つために、素材別ソファの掃除方法をご紹介します。
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【素材別】ソファ掃除のやり方
布製ソファの掃除法
布製のソファは、飲み物や食べ物がしみ込みやすく、汚れが付きやすいという性質があります。繊維はにおいも吸着しやすいので、この2点を考慮して掃除を行いましょう。
まずは、目に見えるゴミを掃除機で吸い取ってキレイにしましょう。お菓子のかけらや砂、ほこりは座面と背もたれのすき間に入り込んでいます。座面が外せる構造のソファなら、きちんと外して掃除機をかけましょう。しかし、床掃除をするときと同じヘッドを使うと、繊維をいためます。掃除機に付属している別のノズル(先端にブラシがついているものがベター)を利用してください。ない場合は、洋服用のブラシで繊維の間のほこりをかきだしてから、掃除機で吸い取ります。
においが気になりだしたら、重曹をふりかけて一晩おき、掃除機で吸い取ります。重曹の脱臭作用を利用した掃除法です。ただし、繊維の目が大きいソファだと、粉が中に入り込んでしまう恐れがあります。心配な場合は、重曹水を作ってスプレーします。シミが残ったり変色したりしないかどうか、事前に目立たない場所で試してみて。
革製ソファの掃除法
革製のソファは、革の手入れが最も重要です。ゴミやほこりは、掃除機で吸い取ってはいけません。柔らかな革は傷つきやすいので、まずは乾いた布で表面のほこりをぬぐいます。その後、ブラシですき間に入ったゴミやほこりをかきだします。革に水分は厳禁! ただの水でもシミになることがありますから、注意しましょう。ソファ購入時にお手入れ用のキットがついてくる場合も。革用のクリームを使用していいかどうか確認がとれた上で磨きましょう。クリームを使った掃除は、年に1回ペースで行うのがベターです。
合皮ソファの掃除法
合皮ソファは、水をはじきやすく、粘着性のある汚れもつきにくい! そのため、汚れを落としやすいという利点があります。ただし、傷つきやすい点は革と同じです。掃除機の使用は避け、布とブラシでゴミやほこりをとります。固く絞れば、雑巾で水拭きもOK。皮脂や汗でべとつくときは、サッと拭きます。
ソファ掃除の「困った!」を解決
ソファにシミをつくってしまった
布製のソファについたシミは、洗濯ものについたシミと同様に処理します。洋服と違って、布の裏側へたたきだすという方法は取れないので、シミをつまむように取り除くのがコツです。しょうゆ、ジュースといった水溶性のシミには、台所用の中性洗剤を使います。少量つけてこすった後、濡らした布でつまむように拭き取ります。ごしごしこすると繊維を傷めますので気をつけてください。
お化粧やマジックなどの油性のシミにはベンジンを使います。ベンジンは油を溶かすため、かえってシミの範囲が広がってしまう恐れもあります。少量ずつつけて、たたくようにして布に汚れを吸い取らせてください。
ペットが乗って汚れやすい……ペット汚れを防ぐ方法は?
ソファのキレイを保つには、カバーをかけるのが一番です。布製のソファには、専用カバーが別売りされているタイプもあるので、活用しましょう。革や合皮のソファにも、ファブリックをかけてカバーします。座面にキルトのような敷布をかけておくだけでも、汚れの度合いは少なくなりますよ。
意外と安い? ソファクリーニング
どうしても取れないシミがあったり、数年の使用で全体的に汚れてしまったりしたら、プロのクリーニングに頼ってみるのも一案です。大きさにもよりますが、ソファクリーニングは案外お手頃な価格でお願いできます。1人用の布製なら3,000円から、3人掛けなら10,000円くらいから、といったあたりが相場のようです。使用年数や状態によって価格は変動しますので、見積もりを頼んでみましょう。全体の汚れを落とし、シミ抜きを専用洗剤で行ってくれます。希望によっては、汚れ防止の処置をオプションで付けられるサービスも。いくつかのサービス会社を比較して選んでみてください。
まとめ
ソファはなるべくカバーをかけて、大きな汚れがつくのを事前に防いでおきたいところ。ただ、あまり神経質になっては家族もくつろげませんね。ソファクリーニングを業者に依頼することも一案にいれて、ストレスにならない程度に掃除をしましょう。