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2019年04月09日 14:29 更新

重曹掃除まとめ! 重曹水スプレーの作り方と汚れ対策方法

お掃除に便利だと評判の重曹ですが、使い方がいまいちわかりにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。汚れの程度に応じた重曹をお掃除方法と、失敗しないための注意点をご紹介します。

重曹水を使ったお掃除法

Lazy dummy

家事代行CaSy(カジー)キャストのじゅんこです。

家事代行サービスでお伺いするお宅には、たくさんの種類の洗剤で溢れていることもしばしば。けれども、実は重曹であらゆるタイプの汚れが落とせてしまうのです。そのため、たくさんの洗剤は不要。お掃除に重曹をフル活用すれば洗剤の種類も減らすことができ、家の中のスペースもすっきりして一石二鳥!

ここでは、重曹を使ったお掃除方法をご紹介します。

お掃除に重宝! 重曹水スプレーの作り方

「重曹水スプレー」を作り置きしておけば、簡単に油汚れや皮脂汚れを落とすことができます。

油汚れや皮脂汚れといった酸性の汚れを落とせる仕組みは、重曹が弱アルカリ性だから。重曹水をスプレーすると酸性の汚れは中和されて落ちるのです。

重曹水スプレーの作り方は簡単。
1.スプレーボトルに水と重曹を入れます。割合は水100ccに対して重曹小さじ1くらいです。
2.フタをしてよく振り、重曹を溶かします。

重曹水スプレーでのお掃除が、特に向いているのは拭き掃除です。
・ガスコンロまわりの油汚れ
・電子レンジの汚れ
・キッチンの換気扇の油汚れ
・家電、ドアノブ、スイッチパネルの手垢
など、いたるところの拭き掃除に効果的です。重曹は価格もリーズナブルですし、食品としても使われるくらい安心して安全に使える洗剤。重曹水スプレーを常備しておけば、きっと重宝するはずですよ。

ただし、重曹が溶け切っていないと白い粉が残ってしまうことがあるので、分量には注意してください。

重曹水でお掃除するコツ

Lazy dummy

日常的なお掃除に重宝する重曹水スプレー。ガンコな汚れを落とすために重曹水掃除をパワーアップさせる方法と注意点をご紹介します。

重曹水につけ置き

換気扇のファンやフィルターなど油汚れがべったりついたものをきれいにしたいときは、重曹水への「つけ置き」がおすすめです。

1.厚手のポリ袋に42度前後のお湯を張って重曹を溶かします。(お湯10リットルに対し重曹1カップ程度)
2.きれいにしたいものがしっかり浸かるように入れ、30分以上つけ置き。
3.ブラシでこすり洗いをします。

つけ置きしていると、ある程度経ったら油汚れが浮いてきます。そのため、軽くこするだけで汚れが取れるようになっているのです。

重曹水でお掃除するときの注意点

重曹水でお掃除をするうえで、いくつか注意点もあります。安心・安全に扱うために注意点もチェックしておきましょう。

1.重曹水の温度に注意
重曹は65度以上のお湯に溶かすと強アルカリ性になります。洗浄力もアップしますが、肌荒れしやすくなりますので、通常は42~50度くらいのお湯を使用した方が安心です。肌が敏感な方は、重曹掃除の際にゴム手袋の使用をおすすめします。

2.変色・変質する素材に注意
弱アルカリ性の重曹水を使用すると、畳は黄ばみ、アルミ製品は黒ずんでしまいます。フローリングのワックスは剥がれてしまうことも。また重曹の研磨効果により、木・竹製品や漆塗り製品、テレビ・パソコン画面が傷ついてしまうことがあります。これらの製品には重曹は使わないようにしましょう。

重曹をそのまま使うお掃除法

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キッチンのシンクが輝き出す! 重曹の研磨作用

研磨効果のある重曹を粉のまま使えば、キッチンのシンクがピカピカに輝きます。

シンクの水垢やくすみは、粉状の重曹で磨き落としましょう。
1.シンク全体に粉のままの重曹をふりかけます。
2.やわらかいスポンジで円を描くようにやさしく磨き、きれいに洗い流します。

蛇口など曇っているところにも使ってみてください。シンクが輝くと、キッチン全体の印象が明るくなりますよ。粉状の重曹はカップの茶渋落としにも使えます。

ガンコな汚れに効く! 重曹ペースト

重曹の汚れへの密着度を高め、ガンコな汚れを落とす方法もあります。それが重曹ペースト。作り方とお掃除方法をご紹介します。

重曹ペーストは、小さな器に重曹と42度くらいのお湯を2:1の割合で入れ、練ってペースト状になれば完成です。油汚れがこびりついたキッチンのコンロや換気扇などのお掃除に効果的です。

1.作った重曹ペーストを、汚れを包み込むように塗り込み、30分以上放置します。
2.スポンジでこすり、汚れを落とします。
3.水拭きか水洗いをして、残った重曹を取り除きます。

重曹ペーストが汚れに密着しながら、油汚れを分解。放置する時間はしっかり確保するようにしてくださいね。

重曹とクエン酸のコンビで排水口のヌメリや臭いを撃退!

「アルカリ性の重曹」と「酸性のクエン酸」を混ぜて使うと、キッチンやお風呂、洗面所などの排水口のヌメリと臭いを触らずにきれいにすることができます。

重曹とクエン酸が混ざったところに水分が加わると、ぶくぶくと発泡します。この泡がヌメリを浮き上がらせて落としてくれるのです。重曹とクエン酸それぞれがもつ消臭効果が、排水口の嫌な臭いを撃退。

1.排水口に重曹をふりかけ、その上にクエン酸をふりかけます。重曹は1カップ程度、クエン酸は2分の1カップ程度が適量です。
2.少量の水をかけて発泡させます。
3.発泡が落ち着いたら、水で洗い流します。

ヌメリに触らずお掃除できるのはうれしいですね。重曹とクエン酸を組み合わせた排水口掃除を、ぜひ試してみてください。

排水口には常に水分があるので、水をかけなくても発泡し始めることもあります。様子を見ながら水の量を加減しましょう。

まとめ

汚れの場所や程度によって重曹を効果的に使うお掃除法をご紹介しました。重曹の活躍シーンは多いので、常備しておくと便利ですよ。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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