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2019年04月08日 12:17 更新

重曹とクエン酸で掃除する時の効果的な3つの活用法

お家のいろんな汚れを落とすのに、頼もしい実力を発揮してくれる「重曹」と「クエン酸」。このふたつさえあれば、お家のさまざまな気になる汚れをきれいに落とせると言っても過言ではありません! さらにこのふたつを組み合わせると、より強いお掃除効果が期待できる!? その具体的な方法を調査しました。

重曹とクエン酸の効果的な使い方は? どう使い分ける?

Lazy dummy

お家の収納スペースの容量は限られていますから、なるべく掃除道具は最低限で済ませたいですよね。重曹とクエン酸のふたつがあれば、ほかに洗剤を揃えなくとも、家中の気になる汚れを掃除することができちゃうんです。

まずは、そんな重曹とクエン酸の特徴や効果的な掃除場所、使い方をご紹介!

重曹の特徴

重曹は天然ミネラルの一種で、ふくらし粉や入浴剤のほか、食品添加物や医薬品にも使われる、まさに万能パウダー。通常は粉状で、弱アルカリ性の性質をもちます。掃除での使い方は大きく分けて「粉末」「水に溶かす」「ペースト状」の三つがあり、汚れの状態に応じて使い分けます。

<効果的な汚れ>

弱アルカリ性の重曹は、油汚れに効果的。酸性である油汚れに、反対の性質のアルカリ性の重曹を加えることで中和され、汚れが落ちやすくなるという仕組みです。
そのため、キッチンやコンロ周り、さらに手垢によって汚れやすいスイッチ部分の掃除に活躍します。

<おすすめの掃除場所>

効果的な掃除場所は、油汚れが気になりやすい
・コンロまわり
・レンジ内
・調理台
・換気扇
・鍋やフライパンのコゲ
・キッチンシンク
のほか、皮脂汚れや手垢が付着しやすい「洗面所の鏡」や「お風呂の浴槽」などにも重曹がおすすめです。

クエン酸の特徴

「クエン酸」と聞くと、レモンの酸っぱさを思い描く方も多いと思います。レモンや梅干しなどに多く含まれている酸味の成分で、性質は酸性。無色無臭で水にも溶けやすく、食品添加物やサプリメントなどにも使われています。

<効果的な汚れ>

クエン酸の性質は酸性なので、水道水のミネラル成分が結晶化してできたアルカリ性の水垢汚れを溶かしてくれる効果が。そのため、アルカリ性の水垢汚れ、石鹸カスなど、主に水まわり部分のお掃除におすすめ。そのほか、尿石や尿汚れも酸性なので、トイレ掃除にも使えますよ。

<おすすめの掃除場所>

効果的な掃除場所は、水垢汚れが気になりやすい
・キッチンシンクや蛇口、水栓まわり
・洗面台やお風呂場の鏡
のほか、トイレの床や便器、石鹸カスが付着しやすいシャンプー置き場や洗面器などです。

重曹とクエン酸を混ぜるとどうなる?

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それぞれが反対の性質の汚れに効果を発揮する、重曹とクエン酸。ではこのふたつを組み合わせれば、より汚れ落としに効果的なのでは? と思った方も多いかも知れません。

実際に、「重曹とクエン酸を混ぜると掃除力がアップする」という説もあるようですが、一部の石けん・洗剤販売会社はこの説を否定しています。
見解によると、アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を混ぜるとお互いの洗浄効果を打ち消しあってしまうとのこと。

一方、混ぜるのではなく、単独の重曹と単独のクエン酸の合わせ技は推奨されています。

重曹×クエン酸で、簡単&おすすめ掃除のコツ

単独の重曹とクエン酸を組み合わせたお掃除方法をご紹介。汚れ・においが気になる箇所に試してみてください。

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排水溝

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汚れがびっしりこびりついているだけでなく、不快なにおいも漂う排水口。できれば触りたくないその場所は、重曹とクエン酸の泡を使って触らずに汚れをオフしてしまうのがおすすめです。

まずはカップ1杯の重曹を排水口にふりかけ、少し放置し汚れとなじませます。15分ほど置いたら、クエン酸をカップ半分ほど加えます。そこにお湯を加えるとシュワシュワシュワ……と泡が発生するので、そこからさらに15分放置。泡が消えたらお湯で洗い流します。

流すお湯の温度は40℃~50℃ほど。熱湯を使うと配管が傷んでしまう可能性もあるので注意してください。

キッチンシンク、蛇口まわり

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浴室の鏡やキッチンシンクの蛇口まわりなど、クエン酸単体ではなかなか落とせなかった頑固な水垢汚れは、研磨効果もある重曹を一緒に使ってきれいにしましょう。

クエン酸を粉のまま、水垢が気になる部分を中心にふりかけ、上から水スプレーして湿らせ、その状態のまま3〜4時間ほど放置します。鏡などクエン酸がとどまりにくい場所には、水に溶かしたクエン酸をスプレーしてラップし、密着させましょう。そのあと、水で薄めた重曹水を上からかけて泡を発生させ、歯ブラシなどでこすって水垢を落とします。

トイレ・便器内の黒ずみ汚れ

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トイレを使っているうちに気になってくる、便器内のいや〜な黒ずみ。

あまり触りたくない部分には、重曹×クエン酸の泡パワーでキレイにしましょう。重曹とクエン酸を粉のまま、便器内に振りかけて泡を発生。15~20分放置して、成分を浸透させつつ、汚れを浮き上がらせます。その後、手持ちのトイレブラシでこするだけ。なかなか落ちなかった黒ずみもこれでおさらばです。

まとめ

重曹もクエン酸も、たっぷり入っていて価格も安いので、コスパが良いのも魅力。家中の気になる汚れはこのふたつを活用してきれいにお掃除を! コツは汚れの性質が「アルカリ性」か「酸性」か見極めること。その反対の性質を持つものを使えば、汚れを中和させ、落としやすくすることができますよ。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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