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2024年07月18日 11:35 更新

【意外な具材で新しい味♪】2024年トレンドフード「パリおにぎり」ってなに? 進化系ONIGIRIレシピ6選

2024年のトレンドフードとして話題となっている「パリおにぎり」は、日本でなじみのある味からフランスならではの意外な食材の組み合わせのもので作られるおにぎり。今回は日本食が広まっていく中で進化したおにぎりがどんなものなのかに注目。おうちで挑戦してみてほしいパリおにぎりも紹介します。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

まもなく開幕する夏季オリンピック。2024年はフランスのパリで開催されます。

スポーツだけではなく食や文化にも目が向けられていく中で、最近パリで話題になっているのが「ONIGIRI(おにぎり)」。寿司やラーメンなど世界中で日本の食べ物が注目を集めていますが、食の都とも呼ばれるパリでは、おにぎりが大人気!

もともと日本のアニメや漫画などが人気のフランス。作中に登場する日本ならではの食べ物としておにぎりに興味を持つ人も多く、日本のおにぎり専門店の出店などもあり、パリでもおいしいおにぎりが食べられるようになって人気が急上昇しました。手軽に食べられ、ヘルシーでお手ごろ価格というのが人気の理由。

おにぎり, パリおにぎり, レシピ, フランス

日本でごく普通に食べられている定番の具のおにぎりもあるようですが、パリならではの食材や味つけがされた進化系おにぎりも登場。それらが「パリおにぎり」として注目されています。

「パリおにぎり」ってどんなもの?

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具は日本の定番~パリらしい組み合わせまで
パリに出店した日本のおにぎり専門店であれば、本場日本で定番の梅干しや昆布のおにぎりも販売されています。ただ、フランスの人にとっては材料の入手が難しい点はもちろん、食べ慣れていない食材なので、口にするのはかなりハードルが高いですよね。

パリおにぎりの大きな特長は、パリっ子が食べやすい馴染みのある味に進化していることです。海苔はお寿司の浸透によって受け入れられ、昔ほど苦手という人は減っているようですが、おにぎりも海苔で巻いたタイプと巻いていないタイプがあるようです。

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複数の具を混ぜ込み、具だくさん!
日本のおにぎりといえば、混ぜご飯や炊き込みご飯で作られたおにぎりもありますが、1種類の具が白いごはんの中に詰めてあるタイプが一般的ですよね。

しかしパリおにぎりは、複数の具を詰めたり混ぜこんだりすることが多いんです。

おにぎり, パリおにぎり, レシピ, フランス

お米が主食の日本に対し、フランスではサラダやつけ合わせに使用する副菜。複数の具を入れるのは、おかずとしての意識が強いからかもしれません。

パリおにぎりもごはんの割合が抑えられ、具だくさんの傾向があります。確かにONIGIRIを作る動画をSNSで見てみると具がたっぷり!

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味つけはしっかりめ
日本人としてはびっくりしてしまいますが、かなりの確率でパリおにぎりは酢飯で作られているよう。それはお寿司じゃ……と日本人なら誰しも思ってしまいますよね。もちろん本格的な専門店や日本からの支店ではふっくら炊いた日本米で作られていますが、スーパーなどで販売されているおにぎりは酢飯おにぎりかも?

どうやら味つけをしていないお米は食べ慣れず、具材もしっかりした味つけのものが好まれるそうです。日本でもおにぎりの具はしっかりした特徴のある味つけが多いですよね。

パリおにぎりで使われる人気食材

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鮭・サーモン
おにぎりの定番の塩鮭っておいしいですよね! パリでも人気の具。

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サーモンは鮭と似ているけれど、厳密には違う魚。パリではサーモンのほうがなじみがあり、スモークサーモンはおにぎりの具としても好まれます。

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ツナ
ツナも人気の具。これはわかりますね!

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生ハム
なんと生ハムも! 塩気はごはんとも合います。パリっぽいお洒落な雰囲気に。

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アボカド
お寿司でも使われるのでそこまで驚きませんが、アボカドもおにぎりの具として登場。

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チーズ
キャラ弁で作るおにぎりには度々スライスチーズが使われるので、筆者はそこまでびっくりはしませんが……実はごはんにも海苔にも合います。でも粉チーズやクリームチーズなど、ちょっと今までにない感覚の使い方も!

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ドライトマト
おにぎりの具にドライトマトとは! これは思いつきませんよね。彩りがきれいで、一気にパリ風映えおにぎりに。

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オリーブ
トマトと同じく驚きの具がオリーブ。こちらもビジュアル的に映えそう。ごはんに合わせる発想が新鮮です。

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ハーブ
ハーブを上手に使いこなすフランス料理。おにぎりにだって活用しちゃいます。大葉やねぎなど、日本でも和のハーブをよく使うので感覚的には同じかも?

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ナッツ
ナッツも上手に使うのがフランス料理。コクや食感を加えてくれる食材としておにぎりにも新しい味わいが生まれます。

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フライドオニオン
トッピングや混ぜ込み具材として人気のフライドオニオン。これは確かにごはんにも合う! 天かすに近い感覚で使ってみればよさそうですね。

「パリおにぎり」を作ってみよう!

ツナマヨマスタード

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初めて知ったときは画期的! と思ったツナマヨ。今や定番のおにぎりの具で、我が家でも人気ナンバー1です。フランスでも人気の高い具らしいのですが、日本と同じツナとマヨネーズだけのものもあれば、ちょっとひと味違うものもあるようです。

材料(1個分)
・ごはん……100~150g
・海苔……1/2枚
・ツナ缶……1/2缶
・小ねぎ……1/2本
・マヨネーズ……小さじ1
・粒マスタード……小さじ1
・塩……適量

おにぎり, パリおにぎり, レシピ, フランス

作り方
① 小ねぎは小口切りにして、トッピング用に少し取り分ける。ツナは油を切る。
② ①とマヨネーズ、粒マスタードを混ぜ、こちらもトッピングする分を少量取り置く。
③ ラップを敷いて塩をふり、ごはんの2/3を広げて真ん中に②をのせる。
④ 残りのごはんを上に乗せる。
⑤ ラップで包んで三角に握る。
⑥ 海苔を巻いて、上に取り置いた具と小ねぎをのせる。

粒マスタードの酸味でさっぱりした味に。具が多めなので握ったときにマヨネーズがにじんできますが、気にしないで形を整えてください。クリームチーズで和えたり、カレー粉を加えたり、スパイシーな味にしてみたり……。アレンジしやすいのがツナマヨのいいところ。

きのことベーコンのパセリバター

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フランスといえば、きのこが料理によく使われますよね。パセリバターはフランスのブルゴーニュ地方のエスカルゴ料理に使われる合わせバターで、エスカルゴバターとも呼ばれます。このバターを使って炒めたベーコンときのこは、うま味とコクでいっぱい。ごはんに混ぜ込み、ガーリックも効かせて洋風おにぎりに仕上げました。

材料(1個分)
・ごはん……100~150g
・ベーコン……1/2枚
・きのこ……30g
・パセリバター……10g
・ガーリックパウダー……適量
・ブラックペッパー……適量
・パセリ……適量
・フライドオニオン……適量

※きのこはお好みのものを合わせて30gにします。フランスというとマッシュルームとかポルチーニとか思い浮かべますが、手に入りやすい日本で定番のきのこでOK。今回はしいたけ、しめじ、舞茸を使っています。

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パセリバターは作り方も簡単なので、まとめて作っておくと使いやすいです。

パセリバターの作り方
【材料】
・パセリ……20g
・無塩バター……100g
・にんにく……1片
・塩……小さじ1/2
・こしょう……適量

【作り方】
パセリ、にんにくをみじん切りにし、室温でやわらかくしたバターや塩、こしょうと混ぜれば完成。

※冷蔵で2週間程度保存可能で、冷凍なら1ヶ月OK。我が家ではシート状にしてラップに包んで、フリーザーバッグに入れて冷凍しています。格子状に跡をつけておけばポキッと折って小分けにして使えて便利。

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作り方
① きのこは石づきを落として薄切りにし、ベーコンも5mm幅に切る。
② フライパンにパセリバターを入れて①に焼き目がつくくらいまで炒める。
③ ごはんに②とガーリックパウダー、ブラックペッパーを入れて混ぜる。
④ ラップで包んで三角に握る。
⑤ 刻んだパセリやフライドオニオンをちらす。

ピラフのような味わいになっておいしいです。しいたけは軸の部分は食べられるので、石づきと一緒に切り落とさないようにしてください。しっかりうま味もあり、切ったときの断面がお洒落な雰囲気になりますよ♪

生ハム&粉チーズ

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生ハムのおにぎりはパリらしい! 実は生ハムの塩気はごはんに合うんです。今回のパリおにぎりでは、ごはんのほうも洋風に味つけしちゃいます。

材料(1個分)
・ごはん……100~150g
・生ハム……2枚
・粉チーズ……小さじ1/4~1/2
・ハーブソルト……適量
・ブラックペッパー……適量
・チャービル(セルフィーユ)……お好みで

※葉の形が可愛いチャービルをあしらいましたが、ほかのハーブでもOK。実はチャービルというのは英語読みで、フランス語ではセルフィーユ。パリおにぎりなので、こちらの呼び方のほうがしっくりくるかもしれませんね!

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作り方
① ごはんに粉チーズ、ハーブソルト、ブラックペッパーを加えて混ぜる。
② ラップで包んで三角に握る。
③ ラップを外して生ハムを巻き、セルフィーユをのせて再度ラップで包んでなじませる。

※生ハムの塩気がしっかりしているので、ごはんの味つけは軽めにするとちょうどよくなります。

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さらにアレンジ! カメリアおにぎり
同じ材料に少し手間と材料をプラスすると、こんなおにぎりも作ることができます。

【材料(2個分)】
・ごはん……100~150g
・生ハム……3枚
・粉チーズ……小さじ1/4~1/2
・ハーブソルト……適量
・ブラックペッパー……適量
・炒り卵……少量
・大葉……2枚

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【作り方】
① ごはんに粉チーズ、ハーブソルト、ブラックペッパーを加えて混ぜる。
② 生ハムを半分にカット。
③ ①を2つに分けてラップで包んで丸く成形する。中心が少し空くように、生ハム3切れを被せる。
④ 再度ラップで包んでなじませる。
⑤ 炒り卵を作る(調味料は分量外。お好みの味つけで)。
⑥ 大葉を敷いておにぎりを置き、中心の空いている部分に炒り卵をのせる。

鮭&クリームチーズ

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サーモン料理によく使われるディル。近ごろはスーパーでも取り扱うようになってきましたが、おにぎりに使おうなんて思ったことはありませんでした。

パリでは、鮭やサーモンのおにぎりにクリームチーズやディルを合わせたりするとか。今回はさらにレモンの香りも加えて爽やかに。

材料(1個分)
・ごはん……100~150g
・塩鮭……1/2切れ
・クリームチーズ……20g
・レモン……薄い輪切り1枚
・ディル……適量

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作り方
① 鮭を焼いてほぐす。
② クリームチーズはサイコロ状に切り、ディルは小分けにする。レモンは飾り用に4等分にする。
③ ごはんに鮭、クリームチーズ、ディル、レモンの1切れ取り置いて、残りを絞って混ぜる。
④ ラップで包んで三角に握り、取り置いたレモンを飾る。

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ディルとレモンで爽やかな香りがしますが、強すぎず意外に食べやすい味です。鮭やクリームチーズとよく合い、ごはんとも◎

今回はごはんに混ぜ合わせましたが、中に詰める具材として材料を和えてごはんの中に入れてしまうのもOK。塩鮭をスモークサーモンに変えてもおいしそう♪ パンやクラッカー用のスプレッドなんかも、おにぎりの具として意外に合いますよ。

えびアボカド

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えびとアボカドの組み合わせは彩りもキレイで味の相性も◎。粉チーズ入りのマヨネーズで和えて、レモンを少し効かせて爽やかだけどクリーミーな味にしました。

材料(1個分)
・ごはん……100~150g
・海苔……1/2枚
・えび……3尾
・アボカド……1/8個
・粉チーズ……小さじ1/4
・マヨネーズ……小さじ2
・レモン……薄切り1枚
・塩こしょう……適量
・レモンタイム……お好みで
・塩……適量

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作り方
① えびの殻をむいて背ワタを取ってからゆで、トッピング用に1尾残して3つずつに切る。
② アボカドをえびの大きさに合わせて切り、レモンの3/4を絞ってかける(1/4は飾り用に取り置く)。
③ えびとアボカド、粉チーズ、マヨネーズ、塩こしょうを和える。
④ ラップを敷いて塩をふり、ごはんの2/3を広げて真ん中に③をのせる。
⑤ 残りのごはんをかけてラップで包んで三角に握る。
⑥ 海苔を巻いて、上にえびとレモン、レモンタイムを飾る。

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アボカドのクリーミーさでえびの味も引き立ち、具だくさんで食べごたえもあります。ガーリックを効かせてもおいしそう。

雑穀米の梅干しチーズ

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華やかな色合いや健康志向の人には、玄米や雑穀米などがオススメ。ドライトマトとブラックオリーブの組み合わせは我が家では苦手なので、ここはあえて梅干しで! 酸味の強い梅干しを苦手とする人もいますが、この酸っぱさがチーズと組み合わせると和らぎます。ごまや青のりもたっぷり使って、栄養価の高いおにぎりに。

材料(1個分)
・雑穀米……100~150g
・梅干し……1粒
・スライスチーズ……1/2枚
・青のり……小さじ1/2
・黒ごま……小さじ1/2
・白ごま……小さじ1/2
・塩……適量

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作り方
① 梅干しはタネを取って粗く刻み、スライスチーズは5mm角に切る。
② ①と青のりを雑穀米に混ぜる。
③ ラップを敷いて塩をふり、②を包んで三角に成形する。
④ ごま2色を混ぜ、おにぎりの側面にまぶす。

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ごまや雑穀の香ばしさにさまざまな食感、酸味にコク、青のりの香りも加わって、見た目以上においしくて満足度のあるおにぎりです。雑穀米自体が多くの種類の食材が入っているので栄養価が高く、しっかり噛んでよく味わいたくなるおにぎりです。

まとめ

子どものときから親しんできた「おにぎり」が、新感覚の「パリおにぎり」として逆輸入されてきています。

取り入れやすい具もあれば、この発想はなかった! とびっくりする具も。日本の食もさまざまな国の食文化を取り入れながら豊かに発展してきましたが、フランスのパリで日本のおにぎりがこのようにアレンジされ、親しまれているというのはとても新鮮でうれしいものですね。

この使い方は意外においしい! と新しく発見したり、お好みでさらにアレンジを加えたりもできるので、我が家流のパリおにぎりを楽しんでくださいね♪

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