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2024年04月03日 11:21 更新

【リアル小1の壁】先生のミスで困ったことがあっても、言えない娘。友達関係も気になるけど……一年間を通じてママが感じた戸惑いと成長

もうすぐ入学式! 小1ママは何に困り、どうやって乗り切ってきたのでしょうか? この4月から小2になるお子さんを持つ先輩ママに、“小学校1年生”の一年間を過ごして感じたこと・体験した出来事などを聞いてみました。「小1の壁」リアル体験談をお届けします。

(※写真はイメージです)
(※写真はイメージです)

先輩ママ 羽田陽子さん(仮名/44歳/Web広告関連/神奈川県在住)

◆家族/夫(47歳、メーカー勤務)、長女(7歳)、次女(3歳)

メーカー勤務の夫と2008年に結婚し、フルタイム共働きで慌ただしく過ごす。書籍編集を経て、産前はWeb記事の企画、編集、制作業務に携わる。2016年に生まれた長女が、この4月から小学2年生に。

生活の細かい変化に対応するのが意外と大変でした

(※写真はイメージです)

我が家の長女は、就学前に保育園ではなく幼稚園に通っていたため、仕事と学校生活の時間のやりくりについてはあまり悩みませんでした。
行事や面談などで仕事を休まなければいけない頻度も、入学前後であまり変わらなかったのですが、意外と大変だったのはこまごました生活の変化に対応すること。

教科書やランドセルをどこに置くか、宿題をどこでさせるか、それを夫婦のどちらが責任を持って見ておくか……。入学後に落ち着いて生活サイクルが回り出すまで、しばらくバタバタしました。

また、毎日の学校の用意をなんとか自分でしてもらおうと4月のうちは頑張ったのですが、これがどうにもうまくいかず、今は諦めて親がやっています。

もうひとつ困ったのが、細かいことですが、小学校からの連絡が紙だったりメールだったり、先生からだったりPTAからだったりとバラバラなこと。
どこで誰に何を連絡されたのかとても分かりづらく、これには今でも慣れません。もうすべて電子配信してほしい……と切に願っています。

先生に伝えたいことがあっても、娘が連絡ノートを出せずやきもき

(※写真はイメージです)

あと大変だったのは、恥ずかしがり屋の長女がなかなか小学校のルールに適応できなかったことです。一年経った今ではだいぶ克服できたようですが、入学直後はみんなの前でなかなか意見を言えませんでした。

また、先生のミスで他の子の提出物が渡されてしまったり、あるいは返却されるべきものがされなかったりしたときも、自分から先生に申告できなかったようで……。

こうした困り事を解決するためには、連絡ノートを通して親から先生に伝えなくてはなりませんが、肝心のそのノートの提出がなかなかできない娘。最終的には親が学校に電話すれば済む話かもしれませんが、そこまでするほどのことでもない?……とやきもきして悩みました。

宿題に関しても、やらずに学校に行く度胸はないのですが、そのわりになかなか着手しようとせず……。毎日ズルズル遅くなっては「どうしてもっと早くやらないの!」と親に怒られる、ということが日常茶飯事です。

今のところ学習意欲は低めなのですが、「音読が上手にできて褒められる」などという経験を通じて、少しずつ自己肯定感は上がってきているように感じています。

集団行動は苦手? 友人関係が心配になることも……

(※写真はイメージです)

幼稚園の頃からそうなのですが、長女はあまり積極的に友達と行動するタイプではない子です。

小学校に入り、放課後は学外の学童に通うになったのですが、同じ学童に行く子がいて学校からも「なるべく集団で移動するように」と言われているにもかかわらず、夏頃から娘は一人でさっさと学童へ行ってしまうようになっていました。

ママ友からやんわりそのことを教えられ、私はびっくり! 本人は「友達を待ってると暑いし、早く(学童に)帰りたかったから」と言うのですが、置いて行かれた子は娘に嫌われたかと思ったようで、本当に申し訳ないことをしました。

「学校で何かしてもらった」「折り紙をもらった」などと話してくれるときも、「誰から?」と聞くと「忘れた」と名前がなかなか出てこなかったりして、お友達への興味関心が薄いのか? と、心配になることもあります。

クラスメイトと仲が悪いわけでも、お友達がまったくいないわけでもなさそうですが、特別仲の良い子はいない様子。もう少し心が成長すれば、もっとお友達を大事にできるようになるのかと、今も悩みは継続中で、解決していません。

ただ、娘がお友達と一緒に行動するのが苦手なようだという点は、個人面談で担任の先生にもお伝えしているのですが、先生の目から見ると全然違和感はないとのことでした。下校時はなるべく集団で行動するよう指導してくださっているようですが、長女は相変わらず一人で帰っているようです。

単純に安全面でも心配ですし、お友達といい関係を築いてほしいけれど大丈夫かなと、憂慮してしまいます。親の気にしすぎかもしれませんし、これからさらなる問題が表面化するのかもしれません。2年生になっても見守っていきたいところです。

「小学1年生」は親子で成長した一年

(※写真はイメージです)

一人行動が心配な反面、親がついていなくても外を歩けるようになったことは、大きな成長だと思っています。

小学校に入学するまでは、親も先生もいない場所で何かすることはまずなかった娘。でも今では、朝は登校班と待ち合わせて学校に行き、放課後は学童まで一人で帰ることができるようになっています。

親の方も、子どもを少し信頼して一人で色々させられるようになってきました。

娘は習い事でスイミングに通っているのですが、先日「もう◯◯ちゃんはプールに一人で来てるよ」と娘が言い出しました。我が家はまだ親が送迎していますが、もうすぐその必要もなくなるかもしれません。

一年前の私なら「いやいや、うちの子はまだ一人じゃ無理!」と思っていたでしょうが、今はそう遠くない将来に親離れ・子離れの日が来ることも現実的に感じるようになりました。親子ともども成長したということなのかもしれません。

(構成:マイナビ子育て編集部)

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