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2024年03月12日 07:31 更新

共働き夫婦の1日スケジュール ファンケル 田村麻衣さんの場合【夜編】

共働き夫婦にとって仕事と家事・育児の両立は悩みの種。朝起きてから寝るまで分刻みのスケジュールで息つく暇もないのでは? そこで、夫婦の家事分担や子育ての工夫など、忙しい毎日を乗り切るコツを実践しているママに、お話を聞きました。

共働き夫婦の1日スケジュールとは?

家事・育児・仕事と、目まぐるしい日々を送る共働き夫婦。毎日繰り広げられる分刻みのスケジュールのなか、「こんなに忙しいのは自分たちだけ?」「みんなは毎日をどうのりきっているの?」と疑問を持つママやパパに向けて、共働き夫婦の1日のタイムスケジュールをうかがうこの企画。

第23回となる今回は、ファンケルで通信販売の新しいサービスの企画を担当しながら働くママのタイムスケジュールを朝〜日中編・夜編にわたりインタビュー。夜編では夜のタイムスケジュールとご夫婦の家事分担についてうかがいました。

取材にご協力いただいた方

通販営業本部 営業統括部 戦略企画グループ 係長 田村麻衣さん(40歳)

通販の新しいサービスの企画を担当。現在は2023年8月から始まった「ママパパsmileプログラム」の企画、実施を行う。プライベートでは8歳と5歳の女の子のママ。フレックスのフルタイム勤務で、次女の保育園のお迎えがあるため、朝は7時半から業務を開始し、16時に退社する。夫もファンケル勤務(現在はキリンホールディングスに出向中)。

夜のタイムスケジュール

お手伝いタイムに子どもとコミュニケーションをとる

――田村さんが今、育児とお仕事の両立で大変だと感じることは何ですか?

田村さん 子どもが産まれたときは、小さくて、かわいくて、どちらかというと仕事よりも育児のほうに気持ちが向いていたんです。仕事はできる限り効率重視で、時間内に終わらせようと思っていました。
でも、少しずつ子どもが大きくなってきて、仕事に対する気持ちや、チャレンジ意欲がどんどん上がってきて。
それで、仕事も頑張りたいと思いだして、「どちらも大事!」となると、線引きのポイントといいますか、自分の中で気持ちをきっちり半分にわけるのがとても難しくて。どちらも頑張りたい!という欲張りな気持ちがありつつ、一番おろそかになっているのが家事という状況です(笑)。

――お子様が大きくなってくると同じ悩みを持つお母さんは多いかもしれませんね。ご夫婦の家事分担はどうしていますか?

田村さん 保育園のお迎えと夕飯の準備は、基本的に私が担当しています。子どもたちのお風呂や洗濯、掃除はよく夫がやってくれていますね。
あと、子どもたちはごっこ遊びが好きなので、よく夫が遊び相手になってくれています。コロナの自粛期間中は、娘たちの中でUber Eatsが流行っていたので、夫がよく捕まえられて「ちょっとUberさん、ティッシュとって」と言われたりして(笑)。「パパはUberさんじゃないよ!」と怒っていました(笑)。

――仲よしですね(笑)!

田村さん 私が朝早くに1人で出てしまうので、起こしてしまうのも申し訳なくて、夜も娘2人と夫の3人で寝ているんです。だから、私は1人だけ別室で寝ていますが、夜も3人ともとても楽しそうに過ごしていますね。
「ママ、バイバイ〜!」という感じで、わりとあっさり寝ています(笑)。娘たちはパパが大好きなんです。

――別々に寝ていても、お子さんと一緒に過ごす時間を確保するために工夫していることはありますか。

田村さん お風呂を上がってから、子どもたちと一緒にゲーム感覚で洗濯物をたたんでいます。どうしても終わらない仕事があるときは、子どもたちとの会話も減ってしまうので、洗濯物をたたみながら「今日はどんなことがあった?」と話していますね。
コミュニケーションをとりつつ、家事も手伝ってもらえて一石二鳥かなと。あと最近は娘たちが料理も手伝いたいと言ってくれるので、早めに取りかかって3人で準備しています。「自分で作ったから食べようね」というと苦手な野菜も食べてくれるので、ちょっとずつチャレンジさせています。

土日にできることは後回しにして完璧を求めない!

――いいですね。平日のお料理のお手伝いは大変ではないですか。

田村さん 16時ごろに退社しても、保育園のお迎えに行けるのが18時。そのあと、18時半から19時までには娘たちにごはんを食べさせたいんですよね。本当に時間がないので、大体20分から30分以内でできるようなレシピを探して、帰ったらすぐに作るような毎日です。
子どもたちのお腹が空いて待てないときは、お菓子を食べるよりはいいかなと思って、焼きいもやバナナを渡して時間を稼いでいます(笑)。普段の献立は、子どもに何が食べたいかを聞きますが、候補が唐揚げやエビフライなど揚げ物ばかりで。
2日に1回はリクエストを聞いて、1日は私が調整していますね。揚げ物は、衣をつけて揚げれば終わりというプロセスが決まっているので、私としてはラクに感じられて。

――揚げ物は油の処理が面倒なイメージですが、慣れるとラクといいますよね。

田村さん 材料を1から切って、野菜のバランスも考えて、味つけもして……という料理よりは、工程がシンプルなぶん、ラクなんですよね。無心でどんどん揚げています(笑)。
それで、揚げたものから子どもたちに持っていってもらって、野菜を添えて食べてもらっています。片づけは食洗機を頼りにしていますね。

――夕飯の準備が終われば、帰宅後はあまりバタバタすることはないですか?

田村さん そうですね。平日に1番諦めているのが、掃除や片づけなどの家事なので。毎日の片づけを完璧にはしないと決めて、できるだけ家の中の片づけは土日に回しています。平日はもう今日1日が終われば、おしまい!という気持ちで過ごすようにしています。

夫婦で忙しいときはできるほうが家事をする

――夫婦間で仕事と家庭のことを両立するために、ルールにしていることはありますか。

田村さん 特に決めていることはありませんが、相手が忙しそうだったら、空いているほうが代わって、バランスをとることでしょうか。ガチガチにルールを決めてしまうと、それがケンカのもとになったり「こうやるって言ったよね」と揉める原因になってしまったりするとつらいので。
ただ、何か終わったら「ありがとう」とお互いに言い合うように心がけています。

――大事ですよね! 旦那様はお子さんと一旦寝たあと、起きて仕事や家事などをすることもあるんですか。

田村さん 起きている時間に全て終わればそのまま一緒に寝てしまうこともありますが、子どもたちが寝た後で少し仕事をしているときや、残った家事をしてくれるときもあります。
夫は子どもとの時間を優先したいという思いでやってくれていると思いますね。家事や子育てに協力してくれることはとてもありがたいです。

――家族のだんらん時間を確保するために意識していることはありますか。

田村さん できれば夕食は家族で一緒に食べるようにしたいと思っています。でも、夫が出社している日は、子どもたちの就寝時間を考えると、そうはいかないこともありますね。
土日なら家族でずっと一緒にいられるので、必ずみんなで出かけます。家でのご飯も好きなようですが、たまには外のご飯も食べたくなるようで、土日はだいたいお昼に外食です。そのまま外で遊んで、帰ってくるというルーティンですね。

――娘さんたちは3歳差ということですが、それぞれ遊び方は違いますか。

田村さん 女子同士なので、興味を持つものは似ていますが、そのぶん小競り合いといいますか、小さなケンカもありますね。小声で「もうちょっとそっちに行ってよ」「行けないよ」みたいなやりとりをしていたり、見たいテレビ番組の違いとかはあったりします(笑)。
でも、基本は似たような遊びを2人で一緒にしてくれるので助かっています。

月1回のママ会で子育ての悩みはスッキリ解消!

――リフレッシュはどうしていますか。

田村さん 大きなストレスが溜まるようなことはありませんが、保育園のママたちとのママ会は楽しいです。パパたちも含めた家族ぐるみで開催しているのですが、結果パパと子どもたちで一緒に遊び、ママ同士で話すことが多いですね。
同じ年齢の子どもを育てているぶん、悩みを共有しやすいので、子どものことを話したり、悩み相談をしたりしていますね。毎回20人ぐらいで一緒に遊んで、近況を話し合っています。普段のストレスや悩みはみんなそこで話して解消しているので、心強いです。

――その会の始まりは保育園の主催とかではなく、ママ発信で?

田村さん そうですね。連絡先を交換して、グループを作って、月に1回ぐらい開催しています。子どもの様子を話して、どう対処しているかなども聞けて、園の相談ごとや確認したいことも話せて、頼りにしています。
行ってみてよかったお店や口コミも聞けるので、貴重な情報源になっています。そこでママパパsmileプログラムサービスについて意見を聞くこともありました。まさに同志のようです。

――それはいいですね! 最後に、ママパパsmileプログラムの今後の展開についてお伺いできますか。

田村さん 今はママパパsmileプログラムの登録者数を増やしていくために、様々なアプローチを行っているところです。ご登録いただいた方には、入ってよかった!と思っていただけるような、ファンケルならではのキャンペーンや魅力ある特典を考えていきたいと思っています。
そして、特典や、提携企業ももっともっと増やして、より満足度が高いサービスにしたいです。販売だけではなく、親子の思い出に残るようなコミュニケーションを大切にできる内容を目指して、力を入れていきます。

(取材・文:宮本貴世、撮影: 佐藤 登志雄、イラスト:ぺぷり/マイナビ子育て編集部)

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