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2023年07月18日 10:11 更新

三児の母・杏さんが声を大にして言いたいこと「私は一人では子育てしてません、できません、無理です」

女優の杏さんが15日放送の『マツコ会議』(日本テレビ系)にリモート出演し、パリでの新生活や三児の子育てについて明かしました。

パリの住まいは築100年以上

昨年、フランス・パリへ移住した杏さん。番組では日本とパリの自宅をリモートでつなぎ、移住から9ヶ月経った今の生活や子育てについて語られました。

杏さんはパリで暮らし始めてからの9ヶ月を「あっという間ですね。やっと家具が落ち着いたかな、生活が落ち着いたかな」「なんとなく場所、近所に何があるかとか、子どもたちも学校行ったり、何となく生活のサイクルが出来始めてきたかなっていうので、やっとスタートラインに立ったような気がしてます」と振り返ります。

しかし、半年以上前に雨漏りで修理を頼んだ工事が「やっと来た」ところで、部屋は一時的に全部のマットレスを外して「めちゃくちゃな状態」。「今日も来るというので、一応、知人に立ち合いをお願いしてたけど、今日もすっぽかされたっぽい(笑)」と笑い、良くも悪くもいい加減なシステムに、順応しているようです。

番組調べによると、パリの家賃相場は、中心部にある1LDK約40平米のお部屋で日本円にすると約23万円(※1ユーロ=155円で計算/7月11日時点)。災害が少なく建物の寿命が長いことから新築物件はほぼなく、杏さん一家が現在暮らしている家も築100年は優に超えているといいます。

その趣が素敵な街並みを生んでいますが、一方で当然、古いがゆえの不具合もあり、特に後付けの水回りは、雨漏りや上階からの水漏れが日常茶飯事。ただ、モデルの仕事で10代から何度もパリを訪れ、20年来の友人たちも住んでいるため、杏さんはそんなトラブルも織り込み済で引っ越してきたそうです。

ちなみに、パリ移住後に杏さんはたくさんの家具を自ら組み立てる動画をYouTubeに公開していますが、このときも「荷物が届かない」「早く来すぎて受け取れない」「折れたりへこんだり壊れた状態で届く」といったトラブルが発生。ただ、返品するにも送料等は自己負担で、巨大な家具を送り返すのはかなり手間もかかるため、壊れた状態で届いたものを修理して使うしかないなのだと明かしていました。

フランスでは「いろいろなものが届かないとか、再配達がないとか」「ちょっとアナログだったり、物事のレスポンスが早くない」など少し困ることも無きにしもあらずですが、「数十年前の日本の事情もたぶんそんな感じだったし」と、杏さん。日本もフランスもそれぞれ良いところ・悪いところがあり、一長一短だと話します。

また、フランスでは「特に子どもは守られているというか、みんな宝みたいにしてくれる」「子どもはうるさくて当たり前だし……みたいな」と、子育てをしやすい環境があるとも。現地の小学校に通う双子の娘と、幼稚園に通う息子の育児についても明かしました。

壊れた状態で届いた家具も一生懸命修理する杏さん

「お母さん、人の手を頼りましょう」

杏さんは2020年に前夫と離婚し、シングルで三児を育てています。「3人子どもがいて『スゴいね』とたまに言っていただく
ことがある」そうですが、番組では声を大にして言いたいことがあるといいます。

「私も、私自身の力でなんとかしてるのではなくて、めちゃくちゃいろんな人に頼りに頼って、のたうち回っていろんな人にすがって生きているので」
「お母さん、人の手を頼りましょう。私は一人では子育てしてません、できません、無理です。これを、声を大にして言いたいです」

たとえば、杏さんは今月28日から公開の大作映画『キングダム 運命の炎』にメインキャストとして出演し、バリバリのアクションシーンをこなしていますが、この作品の撮影はおよそ2年まえ、フランス移住の準備で多忙な時期に行っていたそう。

幼かった3人の子どもたちと暮らしながら、どのように撮影をこなしたのか? 撮影時期はちょうどゴールデンウィークの真っ最中で、保育園もお休みでベビーシッターも頼めませんでした。そこで「どうしようかな」と思っていたところ、ママ友たちが協力してくれ、「ママ友たちみんなで合宿をしようということになってキングダム合宿をしたんですね」と、撮影地の近くで子どもたちもみんな一緒に「合宿」というかたちで旅行することに。ちなみにこのママ友たちというのは、杏さんの小中学校時代の同級生だそう。

マツコ・デラックスさんはこの話を聞いて、「これはどうやって人と付き合ってるかってことよ。みんなに協力してもらってますって言ったけど、急に『協力して』って言ったってしてくれるわけじゃないんだからさ。いかに普段から人を大事にして生活してるかってことが出るのよ」と唸りました。

杏さんはフランスに移住してみてあらためて、「やっぱり日本のお母さんはホントに頑張りすぎているところがある」と実感したといい、「こっちではベビーシッターがみんな(子どもたちの)送り迎え。いろんな人に頼ったりベビーシッターに頼んだりは当たり前の光景」と、子育てをめぐる根本的な意識の違いに言及。

あらためて「1人で頑張ってるわけじゃないので! 頑張ってるフリしてるし、(YouTube)撮影のときだけ部屋をキレイにしてます! 自宅での撮影、急に入って来られたらNG出します」と宣言していました。

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