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2023年02月01日 11:01 更新

借金400万円を完済し、500万円貯めた共働き家庭。【7つの貯まるルーティン】を紹介!

学費に教育費、日々の食費や日用品費など、子育て中は何かとお金がかかる時期。お金に悩めるパパママに向け、子育て中の共働き夫婦に「やってよかった!」家計管理術をインタビュー。今回は旦那さんの借金400万円を無事に完済し、現在は貯蓄500万円を達成したぺごさんに、家計管理で身につけた“貯まるルーティン”を聞きました。

お金が貯まる家庭は毎日の習慣が違う⁉︎

※写真はイメージです

スイスイお金を貯められる家庭とそうでない家庭とでは、普段のルーティンに違いがあるのでは? そんな仮説から始まった、今回のインタビュー。

お話を聞いたぺごさん家は、およそ4年前、旦那さんに400万円の借金があることが発覚! すべてクレジットカードのリボ払いで作った借金で、当時、結婚を考えていたぺごさんは唖然としたそう。ただ、そこから一刻も早く返済を進めるため、2人で協力した結果、なんと借金を1年半で完済。さらにそこから2年で500万円を貯蓄するまでになりました。

お金を貯めるためにこなしていることを聞くと、やはりそこには納得のマネー習慣が。今日はそんなぺごさんに教えてもらった、お金が貯まるルーティン7つを紹介します。

ぺごさん流・お金が貯まる7つのルーティン

【1】家計簿ルーティン――予算を決めて、エクセルで管理!

ぺごさん:
お金を貯めるには、まずは収支の把握がマスト。家計簿をつけるのが近道です。我が家の場合、過去にはアプリなども使いましたが、現在は自分仕様にカスタマイズしやすいエクセル家計簿に落ち着きました。設定しておけば、計算も自動でしてくれるので、楽ちんですよ。

普段行うのは、日ごとの支出を管理する専用シートに、レシートの内容を記録すること。レシートを溜めてしまうと、記入するやる気を失うので、ほぼ毎日か、長くても1週間に一度は記入。月の半ばには一度、費目ごとの集計をします。そして、月末に締めた金額を別シートの月家計簿に転記して、振り返り! 

※写真はイメージです

ぺごさん:
最近、家計簿でとくに大事だなと思っているのは、月の予算を事前に決めること。我が家の場合、子どもが生まれるまではそれでも貯金できたこともあり、ずっと予算は決めていませんでした。ただ、そうすると使いすぎることもよくあって……。

そこで一年半ほど前から、費目ごとの月予算を決めることに。それぞれの金額は、FPの横山光昭さんが提唱している家計の黄金比率の考え方をベースに、前月の家計簿情報を頼りとしたアレンジを加えて、決めています。あまりに厳しい予算だとやる気を失うので、無理しない設定が大事!

月の半ばの集計時に予算と見比べることで、はみ出しそうにないかチェックするルーティンが加わり、使いすぎることが激減! 予算決めの大事さを身をもって、実感しました。

【2】クレジットカード管理ルーティン――使うカードは1枚に絞る

ぺごさん:
普段の支払いはクレジットカードが基本です。ただ、何枚も持っていると、何でどれだけ使ったかを把握するのが大変。そのため、我が家はほとんど楽天カード1枚しか使いません! 

浪費体質の夫はクレジットカードで失敗した経験があるので、現在は私の家族カードを使用中。引き落とし口座が一緒だし、履歴も常時アプリで追えて、便利。彼の使いすぎ防止になっています。

ちなみに履歴チェックはほぼ毎日! 家計簿の支出記録の記入は、購入日が基準なので、ネット通販で買ったものは、履歴チェックのタイミングで書き込むこともあります。

【3】月末ルーティン――家計簿を締め、残ったお金を貯蓄口座へ移動

ぺごさん:
給料日は夫婦ともに15日ですが、ややこしくなってしまうので、家計簿の締めは月末に設定。15日〜月末の間にはさまざまな引き落としが完了するので、月末に夫婦それぞれの給与口座から残ったお金を貯蓄用口座に移動させます。

銀行が複数あるとクレジットカード同様に管理が複雑になるので、給与口座はどちらも住信SBIネット銀行、貯蓄口座は楽天銀行に統一。住信SBIネット銀行はATMからの引き出し無料回数と他行口座の振込無料回数が多いことが、楽天銀行は比較的利率が高いことが魅力です。

月末に同時に行うのが現金3万円の引き出し。基本的にクレカ払いの我が家ですが、どうしても現金が必要なことがあります。銀行口座の引き出し無料回数が多いとはいえ、ATMに何度も行くのは時間がもったいないので、この1回で完了! 3万円は家計簿ファイルに入れて、必要なときに取り出します。

【4】食費管理ルーティン――使いやすい食材を週1まとめ買い

ぺごさん:
以前は夫婦2人で8万円ほど使っていた食費。今は家族3人、およそ3万5000円〜4万円程度におさまっています。

食材の買い出しは週に一度。育休中は事前に献立をきっちり決めて、買い物に出かけていましたが、復帰した現在はその時間も惜しくなってきたのと、定番メニューだったり、じゃがいも、にんじん、玉ねぎなど何にでも使いやすい食材だったりが定まってきたので、それを主に購入して作っています。そのため、めずらしい調味料や食材はほとんど買いません。

ふるさと納税も以前は普段食べない高級品を選んでいましたが、たくさん届いて余らせることもあったので、今はお米やお肉など、毎日の生活の中で必ず消費できるものをチョイス。食費削減にかなり役立っています。

【5】ラテマネー削減ルーティン――いつでもどこでもマイボトル!

ぺごさん:
外に行くときは必ずマイボトルに飲み物を入れて持って行きます。少額だけど、ついつい使ってしまうお金を“ラテマネー”と表現するそうですが、文字通り、飲み物にかけるお金はほとんどなくなりました。

私は在宅勤務中も水筒を愛用。夕飯時もそうです! 毎回飲み物を取りに行くのも、コップを洗うのも面倒なのでそうしているのですが、同じく在宅勤務の夫にも新しい水筒を買ってお願いしたところ、今はすっかりマイボトル習慣が身につきました。

彼自身、以前は「マイボトル?何それ?」状態だったのに、最近はちょっと外出するときも必ず自分で水筒を用意しています。おかげでコンビニに寄ること自体が減り、飲み物以外の消費も抑えられているようです。

【6】買い物ルーティン――欲しいものはさんざん悩んでから!

ぺごさん:
私自身、ファッションも美容も大好きですが、すっきり暮らしたい願望が強く、あまりものは増やしたくないタイプ。そのため、ひとつ何かを買うときも、クチコミを調べて、類似品と比べて、さんざん悩んでから買うように。プチプラコスメを買うときでさえ、即決することはありません。高価な買い物は年単位で悩むこともあります!

最近、購入したダイニングテーブルも、なんと3年越し! おかげでとても納得のいく、お気に入りのものに出会えました。

夫は逆に欲しいと思ったものは即決タイプ。新商品が大好きですし、サブスクも気にせず入会するので、借金発覚時には似たようなサッカーの動画配信サイトを何個も登録していました。私は一括払い派ですが、夫は分割払いやリボ払いまで厭わない派。そうした消費行動の積み重ねで、借金が膨らんだ背景があります。

今は共同財布で私が管理をしており、夫も自分は「お金の管理が苦手」と認めて、協力してくれています。そのため、ネット通販で何かを買うときは私にまず声をかけてから、購入するように。気軽にポチッとすることがなくなりました。

【7】夫婦のマネー会議ルーティン――給料日と月末に話し合いを持つ

ぺごさん:
家計管理を引っ張っているのは私ですが、月の半ばにある給料日と月末は夫に家計簿を見せながら、話し合いの場を持ちます。「今月は頑張って外食費が減らせたよ」とか「ここ使いすぎたから気をつけようね」とか、気づいた点を報告しつつ、振り返りをする感じです。

この2回以外にも普段からお金のことはオープンにし、積極的に情報共有! おかげで、夫自身がお金に対する危機感を持ってくれるようになりました。今では自分から「もったいない。これは我慢しよう」とか「今月はオーバーしちゃうからこれは来月に買おう」みたいな発言が増えて、かなり驚いています。

自分が無理なく続けられる方法にアレンジ

こうした日々の積み重ねで、借金を完済し、お金をしっかり貯めてきたぺごさん家。お話を聞く中で気づいたのは、ルーティンを大切にしつつも、その場の状況で臨機応変にアレンジしていることでした。

ぺごさん:
家計簿は少し前まで毎日の支出だけ手書きしていましたが、仕事復帰して忙しい今はそれもエクセルの自動計算に。

借金の返済中は先取り貯蓄でがんがん貯めて返したので本来はそうしたいのですが、現在は復帰後まもなくで収入が安定しないのと、住宅購入などで大きなお金が動いてる時期なので、先取り貯蓄は一旦お休み中。ただ、その分しっかり家計管理をし、残し貯めを頑張っています。家計がもう少し安定したら、また先取りを復活させる予定です。

ぺごさん:
夫の借金が判明したときはパニックになりましたし、完済後もコロナ禍や育休で収入がダウンするなど心配になりましたが、家計管理ができるようになった今は、将来のお金に対する不安がなくなりました。今後も今のルーティンを続けながら、2年以内くらいには1000万円まで貯蓄を増やすつもり。夫と協力しつつ、子どもの教育資金も老後資金もしっかり貯めていきたいです!

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