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2022年12月02日 06:22 更新

食費が8万円以上→4万円台に。共働き家庭が行った無理しない節約術を紹介!

学費に教育費、日々の食費や日用品費など、子育て中は何かとお金がかかる時期。さらに自分たちの老後資金も必要……。そんなお金に悩めるパパママに向け、子育て中の共働き夫婦に「やってよかった!」家計管理術をインタビュー! 今回は家計簿をつけ始めたことで家庭の食費の額に驚き、見直しを始めたママに無理しない食費節約術を聞きました!

家計簿をつけ始めたら、月の食費が8万円以上と発覚!

3人家族で食費を月4万円台に抑える、たろさん。しかし、節約を始める4年前は夫婦2人で8万円以上も使っていたといいます。当時は子どもがいなかったものの、共働きで料理はあまりせず、お昼も夜もテイクアウトのお弁当やカップ麺、惣菜などが当たり前。外食もしょっちゅうでした。

でも、実際は夫婦ともにそこまで食費にお金を使い込んでいると気づいてなかったとか。一軒家を購入し、当時借りられる限界だった4000万円の住宅ローンを抱えたことがきっかけで、家計簿をスタート。きちんとつけ始めると、あまりの食費の額に驚き、すぐさま見直しをしたと話してくれました。

たろさんが以前の半分まで食費を抑えるためにしたことは何だったのでしょうか?今回はたろさんがこの4年で培った無理しない食費節約術を紹介します!

たろさん流食費削減・6つのルール!

【1】買い物前にある程度の献立を決める

たろさん:
食費削減のために始めたのは、あたりまえのようですが、毎日の自炊です。お昼のお弁当作りも始めました。ただ、スーパーに行くのは1週間に1回。買い物自体が面倒だし、時間もガソリン代ももったいないので、はしごはしません。

その分、行く前には準備が大切。ある程度の献立を決めてから出かけます。参考にするのはインスタのレシピが多いかな。頭の中だけで考えるだけだと、冷蔵庫にあるものを忘れたり、献立がかぶったり、無駄な食材を買いがちなので、実際に書き出すことが重要!

※写真はイメージです

たろさん:
この事前準備のおかげで、1週間で消費するのにちょうどいい量の食材を調達でき、惣菜やカップ麺、スナック菓子、ジュースなどの余計なものを買うことがなくなりました。冷凍食品も前はチンしてすぐ食べられるパスタみたいなものが多かったけど、今はお弁当箱に詰めるおかずがメインです。

ただ、最初から1週間分のメニューを決めようと張り切ると疲れてしまいがち。慣れない間は、3日分くらいから考えるのがおすすめです。

【2】デビッドカードを使ってチャージ。使い過ぎ防止!

たろさん:
よく使うスーパーがイオン系列なんですが、AEON Pay(イオンペイ)というスマホ決済アプリがあるので、そちらにチャージして決済。イオンのデビッドカードに紐づけて、引き落としています。

クレジットカード決済ではなく、チャージ&デビッドカード決済なのは、使い過ぎ防止のため。チャージだと上限が設定されるし、デビッドカードだと現金のようにリアルタイムで口座から引き落とされるから、クレカより抑止力が働きやすいと思います。

【3】冷凍作業はグッズを使って、手間を軽く

たろさん:
帰ったらすぐに肉や一部の野菜を冷凍してしまいます。本当はゆっくりしたいけど、そのときにやらないともう絶対やらないと過去の経験を通して知ってるから、仕方ない(苦笑)。ただ、ハードルを下げるためにグッズを利用して、負担は軽く! 

よく使うアイラップは電子レンジもOKな保存用ポリ袋。肉はだいたい移し変えるだけでOKです。また、唐揚げなど下味をつけて冷凍したいときも、袋の中に調味料を入れて完結しますし、自然解凍をし忘れたら、チンしちゃえるのも便利! 

お肉のカットにはキッチンバサミを使います。ハサミのほうがトレイの上で切れて時短になるし、包丁を使うとまな板を洗う手間が増えるから嫌! ハサミは100均なんかでも手に入りますが、切れ味がよいものがいいし、分解できるタイプが衛生的にもよりおすすめですよ。

【4】ふるさと納税は食費削減に効果的

たろさん:
ふるさと納税は2020年分から始めたので、今年で3年目。インスタで知り、やんないと損みたいだから、とりあえず始めちゃえ!とスタートしましたが、寄付の返礼品として現物をいただけるので、食費がだいぶ助かっています。

選ぶのは、日常使いできる食品が多いですね。お米はどこの自治体に寄付してもほぼあたりはずれがない。あとはお肉、ビール、サーモン、ホタテあたりを返礼品としていただいたことがあるかな。

寄付するときは、楽天ポイントゲットのために楽天ふるさと納税を使うと決めています。買い周りで獲得ポイントが最大10倍になる“お買い物マラソン”キャンペーン時に寄付すると、さらにお得にポイントゲットできておすすめ。我が家は年に4度あるスーパーセールのタイミングを狙い、楽天市場の買い物と一緒に寄付を済ませてしまいます。今年分はまだなので、駆け込まないと!

【5】冷蔵庫の中を整理する

たろさん:
もとは片づけが苦手ですが、節約を意識しだしてから、部屋のものの管理にも関心が向くように。冷蔵庫の中も同じです。中をパンパンにしてしまうと、いつのまにか忘れてカビる食材が絶対出るので(汗)、中を整理してすべて把握できるようにしています。

このスタイルのおかげで使い切りがあたりまえとなり、フードロスはほぼなくなりました。買い物前の冷蔵庫なんて、スカスカです!

【6】とにかく無理しない!やりすぎない!

たろさん:
インスタのレシピは参考にしますが、一汁三菜みたいな投稿は無視! 自炊のハードルが上がるし、そんなに作っても余って残るのがオチ。肉か魚などの主菜とサラダ系の野菜メニューとごはんがあれば十分です。

お肉の下味冷凍も1〜2品だし、冷凍する野菜も一部。お弁当だって手作り品にこだわっていません。

基本は朝にその日のごはんを全部炊くので、家に帰れば何かしらある状態にしていますが、本当に疲れて何もしたくない〜ってときももちろんあります。そんなときは以前と同じく、お弁当屋さんやマクドナルドなどを利用しています。

※写真はイメージです

たろさん:
外食やテイクアウトを完全にゼロにすると考えると、疲れて苦しくなるので、頻度を下げるだけで十分! ただ、貯めた楽天ポイントなどで支払える場合は支払い、できるだけ身銭を切らない工夫はしています。

食費の金額に関してはもっと抑えてる人はいっぱいいると思いますが、子どもも食べるようになってきたし、物価も高くなってるし、だいたい今くらいにおさまればいいやと無理しません。

食費をコントロールすることで、自炊が増えて健康に!

食費削減のために毎日の自炊を始めた、たろさん。実際にはお金以外にもメリットがあったとか。

たろさん:
料理に関しては今でも得意かと聞かれれば、決してそうとは言えず……お金があれば毎日ウーバーイーツしたい(笑)! だけど、今はスーパーで惣菜を見ても“これならもっと安く作れそうだな”と思えるくらいには自炊への抵抗感がなくなったと思います。

あとは健康になりました! もともと私はカップ麺もスナック菓子もなんでもOKの家庭で育ってきており、ジャンクなものが大好きなのですが、夫は手作り重視の家で育ってきた人。

※写真はイメージです

たろさん:
以前の私は風邪をひくとこじらせ、肌荒れが常時ひどかったので、夫婦の間で「食事がひとつの原因かも?」という話も出ていました。でも、それは本当だったのかな。自炊生活になってカップ麺などをピタッとやめてから、肌荒れがおさまりましたし、風邪に関しては私も夫もここ数年、ずっとひいていません。節約になったばかりか健康にもなり、いいことずくめです。

ただ、体のためだから、安いからと言って、鶏むね料理が頻発したときは、健康志向&節約をともに頑張る夫も「飽きた」と言ってました(苦笑)。自分も同じ気持ちだったので、バランスが大切! 今後も無理しない範囲で食費コントロールを続けていきたいと思います。

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