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2022年12月09日 16:49 更新

「晒し(さらし)物件」は「事故物件」とは違う? 不動産業界の業界用語

子どもが大きくなってくると、マイホーム購入を検討する家庭も増えてくるでしょう。物件を探す中で、ちょっと注意したいのが「晒し(さらし)物件」と呼ばれるもの。事故物件ならぬ晒し物件とはいったいどのような物件なのでしょうか。物件探し中のパパ・ママはぜひ知っておきたい不動産業界の隠語をご紹介します。

不動産屋が「ああ、あの晒し物件か……」 え、もしやヤバい物件?

マイホームといえば、まさに明るい未来の象徴。
うきうきワクワクしながら不動産屋を訪ね、いろいろと物件資料を見せてもらい、夫婦で「ここなんてよさそうじゃない?」なんて会話を弾ませていたら、不動産屋がぼそっと「ああ、あの晒し物件か……」

え、晒し物件って何? もしかしてヤバい物件なの?

不動産屋が言う、「晒し物件」の意味とは……。





「晒し物件」とは、長期にわたり契約が成立せず、売れ残っている物件を指す言葉。不動産業界において使われる、いわゆる隠語です。
不動産業者の間で売れない物件として知れ渡っている物件を「晒し物件」と呼ぶことがあるのです。

「晒し物件」の隠語の由来

「晒し物件」は、長期に渡って売れ残っているがゆえに、同じ物件の広告が何度も出回ることになります。繰り返し多くの人の目に晒されることから「晒し物件」と呼ばれているわけですね。

なかなか契約が成立しない「晒し物件」になってしまう要因は、価格が高すぎる、取引条件になんらかの問題がある、などさまざま。
このような場合、売り手側がなんとか購入してもらおうと条件を見直すものですが、条件改善がなされなかったり不十分だったりすると「晒し物件」になってしまうことが多いようです。

「晒し物件」と「事故物件」は違う?

不動産に関連して、「事故物件」という言葉もよく耳にしますよね。
「事故物件」は大きく「過去に人が亡くなった物件」、それも「自然死・不慮の事故による死以外の死」「特殊清掃を必要とする死」が発生した物件を指します。

事故物件はそのような事情からなかなか買い手がつかないことも多く、長く購入されなければ「晒し物件」になってしまうことも。
つまり、「晒し物件」と「事故物件」の定義は異なりますが、「晒し物件」の中に「事故物件」が含まれていることもあるということになります。

まとめ

長期にわたり売れ残っている物件を指す「晒し物件」。
「晒し物件」が必ずしも事故物件とは限りませんが、売れ残っているにはなんらかの問題がある可能性も十分に考えられます。
希望に満ちたマイホーム暮らしを実現するためにも、物件選びは慎重に行いたいものですね。

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