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2022年11月22日 11:35 更新

「ブラインドタッチ」は不適切?海外ではなんて言う?

パソコン社会になり、「ブラインドタッチ」という言葉をよく耳にするようになりましたね。その響きから海外より伝わってきた言葉のように思えますが、実はそうではありません。「ブラインドタッチ」は英語圏の人に通じないこともあるのです。海外では、ブラインドタッチをどのような言葉で表現するのでしょうか。

海外では通じない!?「ブラインドタッチ」という言葉

パソコンで作業する際、キーボードを見ずにタイピングすることを「ブラインドタッチ」と言います。日本のオフィスや学校ではよく耳にするこの言葉ですが、実は英語圏では伝わらないこともしばしば。

なぜなら、ブラインドタッチは英語圏生まれの言葉でなく、日本で生まれた和製英語。海外では一般的に使われていない言葉なのです。

英語で「ブラインドタッチ」はなんと表現する?

ブラインドタッチを英語で言うと「touch-typing(タッチタイピング)」。
この「touch」は、手触りや感触といった意味をもちます。
日本でブラインドタッチというと、前述したように「手元を見ずにキーをたたく」意味で使われますが、海外での「touch-typing」は「指先の感覚でキーをたたく」イメージで、日本のブラインドタッチと少々とらえ方が異なります。

「ブラインドタッチ」に意味が近い英語もある

ブラインドタッチに似ている表現として「type without looking at the keyboard」があります。
without ~は、「~なしで」「~せずに」という意味、lookingは「見ている」の意味。つまり、「キーボードを見ないでタイプする」と訳すことができ、日本で言われているブラインドタッチと近い言葉といえます。

「ブラインドタッチ」のブラインドとは?

ブラインドタッチを英語で書くと「blind touch」となりますが、このblindには、「目の不自由な」という意味があります。
そのため、ネイティブスピーカーが「blind touch」と聞くと、視覚障害に関わる事柄なのかと誤解を生む可能性も。

ゆえに、近年は日本でも、英語圏と同じく「touch-typing(タッチタイピング)」のほうが適切だという考え方が増えてきているようです。

まとめ

普段からパソコンを使用する人なら馴染みのある、「ブラインドタッチ」という言葉。世界共通でなく、日本でしか通じないとは意外でしたよね。
現在は多くのシーンで、ブラインドタッチの言い方がタッチタイピングに移行してきているようです。
これを期に、ブラインドタッチからタッチタイピングに、言い方を切り替えてみてはいかがでしょうか。

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