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2022年09月06日 12:10 更新

「35歳、反省」。つまずいてグズる4歳の子に「大丈夫?」と声をかけたら……8歳のコメントが大人すぎてハッとした!

つい言ってしまいがちな「大丈夫?」という言葉。それを聞いた8歳児のコメントにハッとさせられます。

励ますつもりでつい「大丈夫やんな」と声をかけたら

保育士・放課後児童支援員として多くの子どもたちと関わる、きしもとたかひろ(@1kani1dai)さんがTwitterで投稿した「気づき」に、6.1万件のいいねがつき話題になっています。

4歳の子がつまずいてグズりだし、励ますつもりで「大丈夫やんな」と声をかけたというきしもとさん。すると……

普段のコミュニケーションでよく言ってしまいがちな「大丈夫?」という言葉。でも、「大丈夫?」と聞かれたら「大丈夫」って答えないといけないように感じてしまう……言われてみれば、そうかもしれません。相手を心配させるまいと、つい本当は大丈夫じゃないのに「大丈夫」と言ってしまうこともありますよね。

この投稿に、声がけに対する共感や気づきなど、たくさんのコメントが寄せられています。投稿主のきしもとたかひろさんにお話を聞いてみました。

――8歳さんのセリフを聞いたとき、どんなお気持ちでしたか?

きしもとたかひろさん 保育や支援の仕事を長年しているため、「大丈夫? と聞くと大丈夫と返してしまうので、具体的にどこが痛い? つらい? と聞くようにする」というテクニックは知っていましたし、実際の関わりでも意識していたのですが、8歳の子に諭されたときは正直「うわーいつも気をつけてるはずやのにうっかりしてたー」と落ち込みました。それと同時に、この子にとってはその伝え方が「正解」や「テクニック」という意味のものではなく、シンプルに目の前の子のことを思っての気遣いであることに感嘆しました。

――相手の気持ちを思いやって出てきた言葉ということですね。

きしもとたかひろさん その子には「あかんで!」と怒られたというよりは、僕の気持ちにも配慮してくれるように苦笑いしながら言われたことも、そう感じた理由のひとつです。正しい関わり方とかうまくコミュニケーションをこなすためのテクニックではなくて、相手のことを思って大切にするために必要なことなんだよなと、当たり前のことかもしれないですが改めて考え直すきっかけにもなりました。

――子どもだけでなく大人同士でもそうですよね。4歳さんはどんな反応でしたか?

きしもとたかひろさん 4歳さんはとくに変わりなかったです。変わりないからこそ気づかずに見落としてることも多いんだろうなと感じるので、今回気付づけてよかったです。

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投稿主 きしもとたかひろさん
Twitter @1kani1dai

★きしもとさんが子どもたちとかかわる中で得たいろんな気づきや葛藤を詰め込んだエッセイ本『大人になってもできないことだらけです』(KADOKAWA)が9月15日に発売します。是非お手に取ってみてください。

(マイナビ子育て編集部)

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