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2022年12月14日 11:20 更新

ヒラメとカレイの違いは? 4つの違いと簡単な見分け方を知っておいしく食べよう!

ヒラメとカレイの違いを見分ける方法は、ふたつあります。釣り上げたり、いただいたり、1尾まるごと手に入ったときは、確実に違いがわかりますから心配いりません。切り身の場合は見分けがつきませんが、およその見当がつきます。どんな違いがあるか、くわしく見ていきましょう。

目の付き方が違う

日本では、昔からヒラメとカレイの見分け方として「左ヒラメに右カレイ」という言葉があります。

魚の腹を手前に置き、顔が左向きならヒラメ、顔が右向きならカレイ、という見分け方です(一部例外あり)。

しかし、ヒラメとカレイの腹とはどちら側でしょう? 普通の魚と違って、ヒラメもカレイも上からつぶしたような平らな身体です。腹(内蔵のある場所)はどちら側か、判断できない人も多いのではないでしょうか。

簡単に見分けるには、魚の頭を下向きに置いて見てください。頭を下にして、目が付いている場所が左ならヒラメ、右ならカレイです。

口の形が違う

目の付き方をうまく判別できないという人は、魚の口を見てみましょう。

ヒラメの口は大きく開き、ギザギザした鋭い歯が並んでいます。ヒラメの主食は、小さめの小魚など。釣り餌には、小アジやいわしを使うこともあります。

一方、カレイの口は小さなおちょぼ口。吸いつくような形の口で、大きくは開きません。カレイの餌は、海底にいる小エビやゴカイなど小さな生き物です。

値段が違う

鮮魚店やスーパーでは、名前を表示して売られていますので、見分ける必要はありません。そもそも顔が付いたままで売られていることは少なく、切り身になっているため、見分けは難しいですね。

ヒラメとカレイの大きな違いは、値段にあらわれています。ヒラメのほうが、カレイよりも値段が高いのです。

その理由は、漁獲量にあります。カレイはたくさんの種類がいるため漁獲量も多く、大衆魚として市場に出回っています。

一方ヒラメは、漁獲量が少なく高級魚として高値で取引されます。とくに天然ヒラメは厳しい環境で生き抜いた個体で、身が引き締まりおいしいといわれています。ヒラメには養殖物もあるので、手ごろな価格で手に入れたい方は、養殖ヒラメを探してみましょう。

味わいが違う

ヒラメもカレイも、味は淡白な白身魚。ヒラメの主食は小魚なので、捕食時によく動くことから身が引き締まっています。そのため、味といっしょに歯ごたえも楽しめるお刺身などの生食でよく食べられます。

カレイの主食は、海底の小エビやゴカイなので、動きは比較的緩慢です。ゆったり過ごしているせいか、身の質はふっくら。煮物や揚げ物にして食べるのが定番です。

もちろんヒラメを煮物にして食べても問題なくおいしいです。

まとめ

ヒラメとカレイを食べて見分けるのは至難の技。スーパーや料理店で出された名前を信じるしかありません。もし、釣果としてヒラメかカレイかわからない魚をいただいたら、目の付き方か口で確認を。どちらもおいしい魚です。ヒラメの旬は冬、カレイは種類ごとに旬が違うので年中おいしく食べられることはぜひ覚えておいてくださいね。

(マイナビ子育て編集部)

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