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2022年03月25日 17:59 更新

「オンライン服薬指導、知らない」子育て家庭で約半数、利用方法や利用メリットの認知浸透が課題に

日本調剤は3月23日、「パパママの家事・育児の悩みと通院・処方薬に関する調査」の調査結果を発表しました。コロナ禍において、注目されるようになったオンライン診療・オンライン服薬指導の利用実態やメリットについて調査しています。

病院や調剤薬局の困りごと1位は「感染リスク」、2位は「待ち時間」

今回は、子どもと同居し、かつ本人または同居する家族が通院している(直近1年で3回以上)全国の20~49歳の男女652名を対象に、アンケートを実施しました。

発生すると使える時間への影響が特に大きいと思うものについて尋ねたところ、最も多い回答は「子どもの体調不良」(54.6%)で、コロナ前よりも13.6ポイント増加しています。2位の「ご自身か同居人の体調不良 ※子どもを除く」(38.0%)もコロナ前より13.0ポイント増加。3位は「子どもの用事やイベント」(35.1%)でした。

発生すると使える時間への影響が特に大きいと思うもの

病院や調剤薬局に行く際に困ることについて聞くと、1位は「新型コロナウイルス感染症などの感染リスク」(61.7%)でした。2位は「待ち時間が長いこと」(51.7%)、3位は「子どもを連れていくこと」(40.2%)で、病院や薬局に行くにも感染リスクを恐れている人が多いことが分かりました。

病院や調剤薬局に行く際に困ること

感染リスクを考慮してできるだけオンラインを活用したいものについて尋ねると、最も多い回答は「買い物」(49.7%)でした。2位は「病院の診療」(37.9%)、3位は「処方薬の受け取り」(36.0%)となっています。

新型コロナウイルス感染症の感染リスクを考慮して、できるだけオンラインを活用したいと感じるもの

病院の診療にオンラインを活用したいと答えた人に、そのほかにもオンラインを使いたいと感じていることを聞いてみると、72.5%が「処方箋の受け取り」と答えました。診療から処方薬の受け取りまでオンラインを希望する層が一定数いることも分かりました。

新型コロナウイルス感染症の感染リスクを考慮して、できるだけオンラインを活用したいと感じるもの(病院の診察にオンラインを活用したいと選択した人の回答)

また、「オンライン服薬指導」(※)について聞くと、49.0%が「利用したことはないが、知っている」「利用したことがある」と答えました。

※オンライン服薬指導:スマートフォンやパソコンなどのビデオ通話機能を利用して、患者は自宅にいながら薬剤師から処方薬の飲み方の説明を受けられ、外出することなくお薬を受け取ることもできるサービス

オンライン服薬指導のメリットについて尋ねたところ、最も多い回答は「時間短縮になる」(66.6%)でした。続いて「新型コロナウイルス感染症の予防になる」(55.8%)、「子どもを医療機関へ連れていく必要がない」(48.0%)となっています。

オンライン服薬指導のメリット

調査概要

調査名:パパママの家事・育児の悩みと通院・処方薬に関する調査
期間:2022年2月25日(金)~2月28日(月)
方法:インターネットモニター調査
対象:全国の、子どもと同居しており、かつ本人または同居する家族が病院に通っている(直近1年で3回以上)20~49歳の男女652名、男性321名、女性331名

日本調剤
http://www.nicho.co.jp

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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