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2022年12月13日 10:58 更新

食材や料理に合わせればOK! すり鉢がないときの代用方法8選

食材を細かくしたり、ペースト状にするのに使うすり鉢ですが、今ではおうちにないことも多いですよね。そんなときに代わりに使える身近なものや、代用方法を知っておくと、すり鉢がなくてもあまり困らずに済みますよ♪

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

子どもが以前「学校で使う」とすり鉢を持っていったことがあります。すり鉢はどこのご家庭でもあるものではなく、持っているのはどちらかというと少数派だと、後で聞きました。確かに私の実家にもすり鉢はなく、結婚してから100均の小さなすり鉢を購入し、今でもそれを使っています。

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実際のところ、すり鉢は無くても何とかなってしまうもの。便利なアイテムを使ったり、身近なもので代用して食材を細かくすることができるからです。

では、どんな代用方法があって、すり鉢を使った場合とどのような違いがあるのか今回は見ていきましょう!

すり鉢の特徴

すり鉢

すり鉢は食材を細かくしたり、ペースト状にする調理器具です。すりこぎと呼ばれる木の棒とセットで使います。

すり鉢

大きな特徴は、内側に放射状の櫛目がつけられていること。このギザギザで食材を細かくします。

メリット

① 滑らかに仕上がる

すり鉢, みそ

単に細かくするならすり鉢を使わずとも方法はたくさんありますが、滑らかな仕上がりにするには、すり鉢はとっても優秀な道具です。柔らかいものでも固いものでも、細かくペースト状にまですることができます。ただし、硬いものをするのはちょっと労力の要る、疲れる作業になります。根気よくすり続ければ、アーモンドでもペースト状に。

② 少量でも使える

すり鉢, ごま

すり鉢のよい点のひとつが、少量でも使えるところ。丸みのある鉢の形と櫛目のおかげで、食材に効率よく力を加えられます。

③ 擦り具合が調整しやすい

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手作業は、状況をよく観察しながら作業を進めることができます。すり鉢は粗めに潰すことも、細かく潰すことも調整しやすい道具です。

④ 時短・効率化

すり鉢, 器代わり

「擦る → 調合する → 和える → 盛りつける → 食卓へ」という一連のことがひとつで完成してしまうのがすり鉢のメリット。作業効率が良く、無駄な洗いものもなく、ある意味究極の時短アイテム。

⑤ 香りがいい!

すり鉢, ごま

すり鉢で擦る最大のメリットは、食材の香りを立たせてくれることです。

たとえば「ごま」であれば、すりごまが販売されていますよね。でも、すり鉢で擦りたてのごまの香りは別格! 香ばしく豊潤なごま香りが立ち、いつものごま和えを香りだけでワンランクアップさせてくれます。

ほかにも、こしょうや山椒などのスパイスも、すり鉢で擦ると各々の豊かな香りがより際立ちます。

香りは、擦りたてが一番です。

デメリット

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すり鉢の最大の長所であり短所ともいえるのが櫛目。擦った後に櫛目の溝にどうしても食材が入り込んで取りにくくなってしまいます。

櫛目は放射線状につけられていて、すりおろしたものが中心に集まりやすい形状になっていますが、水を流すと意外に詰まったものは簡単に流れ出すんです。洗うときにタワシを使えば、すぐにきれいになります。

このすり鉢も15年以上使用していますが、特に汚れなどが残ることもなくきれいな状態をキープ。液体の調味料を加えて調合すれば、それだけでも溝に詰まったものが浮いて集まるので意外にムダは少なく感じます。

すり鉢はどんなときに使う?

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どんなときにすり鉢の出番があるかというと……一番代表的なのはごまをするときですよね。

ほかにも、長芋で作るとろろや枝豆で作るずんだ、野菜のすりつぶしなどではすり鉢が役立ちます。また、豆腐をすり潰して作る白和えもすり鉢を使って作るメニュー。魚や肉もすり鉢を使うと滑らかなすり身ができ、口当たりのよい、おいしいつみれやつくねが作れます。

離乳食は1回に食べる量が少ないので、すり鉢が重宝します。

すり鉢の代用方法8選

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大変便利なすり鉢ですが、使われなくなってきたのには理由があります。

やはりそれなりの労力が要ること、櫛目に食材が残らないように気をつけなくてはいけないこと、もっと気軽に使える代用アイテムが増えたことなどが理由としてあげられます。

代用できる方法はたくさんありますが、食材やメニューによって使えるものと使えないものがあります。メニューに合わせて使える方法で試してみてくださいね。

① 手びねり

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ごまを粗めに潰す程度であれば、指先でひねって潰す「手びねり」という方法があります。

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粉末状にはなりませんが、殻が割れて軽くつぶれた状態にはなります。仕上げにごまをかけたりするときに、そのまま手びねりしてかければいいので便利。

② ポリ袋&めん棒

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ある程度まとまった量をつぶすなら、ポリ袋に入れてめん棒で潰す方法がオススメ。袋は薄いと破れる心配があるので、厚めのものを使うか、薄い場合は2重にすると安心です。食材が飛び出さないようにチャックつきの袋なら更に◎。

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ごまだとプチプチと音を鳴らして潰れてくれます。めん棒がなければ瓶の底で押しつぶしたり、瓶を転がしてもOK! 柔らかい茹でた野菜などはすぐに潰れますが、硬いものだと根気が要ります。ごまでも何度も繰り返しめん棒を転がさないと細かくなりません。

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すり鉢を使わなくても、そこそこ細かなすりごまができます。チャックつきの袋ならそのまま保管もできて便利。ほかの調味料や食材を加える場合も、このまま袋に入れて混ぜたりできます。

③ ラップ&瓶

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ほんの少しだけ潰したい場合、袋を1枚使うのはもったいないですよね。そんなときはラップに包んで同じように潰してみてください。ラップは薄くて破れやすいので、何重にも包むようにしましょう。

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瓶の底で押し潰すかめん棒で。量も少ないのであっという間に潰れます。

④ フードプロセッサー・ブレンダー

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大量に潰したい場合、手動でやるのは大変……。そんなときは便利な道具を使いましょう。フードプロセッサーやブレンダーは、硬いものでも柔らかいものでも使え、細かくしたり、ペースト状にしたりと仕上がりも調整可能です。

ただし、家電のため使用時間が長くなると温まってしまい、その熱が食材に伝わってしまいます。メニューによっては熱を加えるとことで風味や色が悪くなることがあります。また、100均などで気軽に購入できる道具ではないので、おうちにあるとは限りませんよね。

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柔らかい果物や茹でた野菜などなら、ハンドル野菜カッターでもペースト状にすることが可能。こちらは手動で価格も安いので、取り入れやすいアイテムです。刃に気をつければ、子どもでも簡単に扱えます。

⑤ おろし金

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硬すぎず、柔らかすぎず、ある程度の大きさがあるものにしか使えませんが、おろし金もすり鉢の代用として使える道具です。

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お店で食べるようなとろろは、すり鉢で丁寧にすり潰さないと滑らかさが出ませんが、おろし金でおろすだけでもとろろは作ることができます。我が家がとろろを作るときは、もっぱらおろし金で。ときどき大きめの塊があったりと粗削りですが、それなりにおいしくできます。

⑥ 味噌こし

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柔らかいものであれば味噌こしを使って潰してこすことができます。我が家では、さつま芋などの裏ごしに味噌こしを活用しています。

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こぼしにくく、力が入りやすいので意外に使いやすいのでオススメ。2度こせばすり潰したような感じに近づきます。

⑦ 包丁でたたく

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魚や肉のすり身は、包丁で根気よくたたけばかなり滑らかになってきます。粗めにするのも調整しやすいです。食感を残したいときには、すり鉢よりも包丁でたたくほうが向いています。

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魚の細い骨程度なら、包丁でたたけば細かくなってすり身に加えても大丈夫。すり鉢よりも切る力は上なので、加えてしまいたい場合は包丁のほうがいいかもしれませんね。

⑧ すり鉢不要のものを買う

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すり鉢ですったようにきめ細かい仕上がりは欲しいけれど、その労力を考えると大変で敬遠してしまう……というときには、無理して自力でしようと思わなくてもいいのではないでしょうか。”すりごま”はどこのスーパーでも販売されており、とても身近な食材となっています。

きな粉やナッツ系のペーストも種類が増えてきていますし、野菜パウダーなんかも手に入りやすくなりました。日常的にも使いやすく、普段の料理やお菓子作り、離乳食にも活用できます。

ただ、購入するとそれなりに量がありますので、少量だけ使いたい場合には不向きです。

まとめ

すり鉢は食材を細かくすり潰すのに適した便利な調理道具ですが、今はおうちにないご家庭も増えてきました。すり鉢がなくても身近なアイテムを使った代用方法で済むことも多く、すでにすりつぶした状態で販売されている食材も種類が増えて、大変便利になっています。

しかし、すり鉢でしか出せない滑らかさ、効率よく使えるなど、すり鉢ならではのよさもあります。小さなサイズなら100均でも入手できるので、使用頻度がある程度ありそうなら、すり鉢をおうちにお迎えするのを検討してみるといいですよ♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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