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2023年02月17日 16:46 更新

ラベンダーの花言葉|リラックス効果の香りにちなんだその由来や贈るとき気を付けること

ラベンダーはアロマキャンドルやアロマオイルにも使われるほど、香りが強いことで知られる花。ラベンダーの香りにはリラックス効果もあるとされ、その香りにちなんだ花言葉もつけられています。ここでは、ラベンダーの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。

香りに由来してつけられたラベンダーの花言葉

ラベンダー

ラベンダーは強い香りを放つ花で、古くからその香りが親しまれてきました。

そんなラベンダーの花言葉は「沈黙」「繊細」「優美」

ラベンダーの香りには、高ぶった気持ちを落ち着かせるリラックス効果や鎮静効果があるといわれています。花言葉のひとつ「沈黙」は、この鎮静効果に由来してつけられたようです。

ラベンダーの花言葉には怖いものもある?

ラベンダー

ラベンダーには、上記で紹介した花言葉のほかに、「不信感」「疑惑」という花言葉もつけられています。怖いわけではありませんが、少々穏やかではない花言葉ですよね。

このような花言葉があると、「何かラベンダーに怖いエピソードでもあるのでは?」と思ってしまいますが、ラベンダーの強い香りに対して「なぜこんなにも強い香りを放つのか」といった疑問から生まれた、単純な由来のようです。

ラベンダーの特徴

ラベンダー

ラベンダーはシソ科に分類される植物。5~7月が開花期で、まっすぐに伸びた茎の先に、稲穂のように小さな花をたくさん咲かせます。

比較的育てやすい花ですが、高温多湿は苦手。涼しく乾燥した気候を好みます。そのため、梅雨がなく冷涼な北海道で多く栽培され、特に北海道富良野はラベンダー畑の名所として知られています。

ラベンダーがぎっしりと密集して咲き誇るラベンダー畑の風景は圧巻のひとことです。

ラベンダーの基礎知識

・ラベンダーの分類…シソ科ラベンドラ属
・原産地…南ヨーロッパ、地中海沿岸
・別名…クンイソウ(薫衣草)
・開花期…春~夏
・出回り期…4月~7月

ラベンダーの名前の由来

ラベンダー

ラベンダー(Lavandula)の名前は、ラテン語で「洗う」を意味する「lavare」が語源といわれています。

ラベンダーには殺菌作用があるとされ、薬草としても珍重されてきました。古代ローマ人は洗濯や入浴にもラベンダーを使用していたとされており、「洗う」という言葉から花の名前がつけられたと考えられています。

ラベンダーの誕生花

誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。
ラベンダーが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。

6月9日、7月5日、7月10日、8月5日、12月3日

ラベンダーは「ハーブの女王」

アロマボトル

ラベンダーはとにかく香りの強さが特徴的で、「ハーブの女王」とも呼ばれています。

その香りにリラックス効果、鎮静効果、鎮痛効果、安眠効果があるとされ、アロマオイルやアロマキャンドルでも人気。ハーブティーとしても販売されています。

夜寝る前、アロマオイルを数滴垂らした湯舟につかったり、寝室でアロマキャンドルをたいたり、ハーブティーでひと息ついたりすることで、安らかな眠りが期待できます。

ラベンダーには防虫・害虫効果も

ラベンダーと虫

意外と知らない人も多いようですが、実はラベンダーには防虫・害虫効果も期待できます。

ラベンダーには「リナロール」という成分が多く含まれており、この成分が蚊や蛾などの虫よけに効果を発揮。

ヨーロッパでは、衣類をしまう際にラベンダーの入った香り袋を添え、虫よけ対策をする習慣があるそうです。あの聖母マリアも、「ラベンダーが害虫から衣類を守ってくれる」と、ラベンダーをとても気に入っていました。

イギリスの造園家にも気に入られた花

ガーデン

19世紀から20世紀にかけて英国で活躍したイギリス人造園家、ガートルード・ジーキル。植物の形・質・色によって配置する手法を生み出し現代のガーデニングにも大きな影響を与えた彼女のお気に入りだった花がラベンダー。

ガートルード・ジーキルは「マンステッド・ドワーフ」という品種のラベンダーをつくり、それは現在でも人気の高い園芸品種となっています。

ラベンダーの贈り方

ラベンダーの花束

色鮮やかで香りもよいラベンダーは贈り物にもおすすめ。ただ、時期によって贈り方の向き不向きが異なります。

生花で贈る

ラベンダーの開花期である5~6月頃には、ラベンダーの切り花がフラワーショップに置かれることがあります。

ただ、切り花としてのもちはよくなく、2日ほどで枯れてしまいます。切り花で贈るのであれば、花を購入するタイミングに注意しましょう。

鉢植えで贈る

ラベンダーは母の日の贈り物としても人気があり、母の日の時期になると鉢植えのラベンダーも出回ります。

また、ラベンダーは園芸初心者でも育てやすいといわれる植物。自分で育てて鉢植えをプレゼントするのもすてきですね。

ドライフラワーで贈る

ラベンダーの贈り方でも特におすすめなのが、長持ちするドライフラワー。ドライフラワーのラベンダーであれば、開花時期に関係なく一年中ドライフラワーショップで販売されています。

スワッグやリースなど、インテリアとしても楽しめるドライフラワーも。見た目にもおしゃれで香りにも楽しめる、うれしいプレゼントです。

まとめ

ラベンダーには少々不穏な花言葉もありますが、母の日などプレゼントの定番にもなっているのでそれほど気にすることはありません。

大切な人への贈り物にしたり、アロマで癒されたり、日常の中にラベンダーを取り入れて楽しんでみてはいかがでしょうか。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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