【育児中のヒヤリハット】約半数の親が「危険性感じたことがある」 誤嚥リスクを感じる食べ物1位は?
千株式会社は1月25日、「誤嚥に関する保護者の意識調査」の結果を発表しました。同調査は未就学児、園・学校に通う子どもを持つ親135名を対象に、WEBアンケートで実施したものです。
誤嚥の危険を感じる食材1位は「飴」、2位は「パン」
家庭で誤嚥(ごえん)の危険を感じたことはあるかと尋ねたところ、45.93%が「ある」と答えました。
「ある」と回答した人に、どのような食材で誤嚥を感じたか聞くと、「飴」という回答が多く寄せられました。具体的なエピソードとしては「飴を食べながら歩き、転んで喉に詰まらせかけた」「飴を口に入れたまま大きな声を出して、一瞬喉に詰まりそうになった」「大きめの飴を寝転がったまま舐めていて、体勢を変えた際に喉に詰まりそうになった」などでした。
次に多かった食材は「パン」でした。「スティックパンを食べている時に夢中になって食べており、詰め込んでしまった事がある」「パンを一気に口に入れ、つまりかけた」などの声が寄せられています。「自分で食べられるようになった時が危険だと思う」などのコメントもありました。
誤嚥の危険性がある食品を知っているか聞くと、88.89%が「知っている」と1つ以上の食材を上げました。具体的には、「豆・ナッツ類」(48.89%)、「餅」(34.81%)、「飴」(28.89%)などです。誤嚥の危険性がある食事の姿勢については、69.63%が1種類以上の姿勢を挙げました。「寝転がる・横になる」(40.00%)、「上を向く」(14.07%)、「ながら食べ」(6.67%)という結果になっています。
誤嚥の危険性がある年齢を知っているか尋ねると、29.63%が「0~3歳」、27.41%が「0~6歳」、14.07%が「乳幼児と高齢者」と答えました。
家庭で誤嚥について気を付けていることはあるか聞くと、「月齢や年齢に適した食べ物を与えている」(74.81%)が一番多い回答でした。「食材はなるべく小さく切って与えるようにしている」(60.00%)、「誤嚥の危険がある食材は避けている」(51.11%)が続いています。
調査概要
・調査テーマ:誤嚥に関する保護者の意識調査
・調査方法 :WEBアンケート調査
・調査対象者:未就学児、園・学校に通う子どもを持つ親 135名
・調査実施日:2021年12月21日~2022年1月12日
・調査主体 :千株式会社
千株式会社
http://sencorp.co.jp
(マイナビ子育て編集部)