【業務スーパー】オートミール3種を食べ比べ! オススメ超簡単レシピ
今話題のオートミール。海外の朝食として有名でしたが、低糖質で栄養素が満点ということもあり、健康やダイエットにいい食品として、日本でも注目されていますよね。海外の食品も多く扱っている業務スーパーでは、さなざまな国のオートミールが販売されています。今回は3種類のオートミールをご紹介します。
20代から40代まで6回出産を経験したこんまむです。
出産回数が多くなる度に、妊娠や産後トラブルにも見舞われました。そのひとつが便秘です。もともと健康なほうですが、毎回妊娠する度に便秘に悩まされます。便秘解消にはいろいろな方法がありますが、食物繊維が豊富な食事をとることも改善策のひとつです。
食物繊維が豊富に含まれている食事として、オートミールはいかがでしょうか? 簡単に食事やスイーツとして取り入れることができます。近年は日本でも米化してダイエット食としても話題になっています。妊娠中や産後の便秘に悩んでいるママにおすすめの食材です。
業務スーパーには、世界各国から輸入されている商品が多くありますが、もちろんその中にはオートミールも。今回は販売されている3種類のオートミールをご紹介します。
オートミールとは?
オートミールとは穀類のひとつであるオーツ麦(えん麦)を脱穀し、調理しやすいように加工したものです。オーツ麦(Oats)と食事(Meal)を合わせた言葉になります。
オートミールは加工の仕方によって5つのタイプに分けられます。
●スティールカットオーツ
オーツ麦の外皮(もみ殻)を取り除いたホールオーツを1粒あたり2~3分割しただけのものです。そのほかの4タイプと異なり、加熱処理がされていません。食べるには30分ほど煮込む必要があります。
●オーツブラン
オーツ麦の外皮を集めたものです。皮の部分なので、ほかのオートミールのタイプと比べて、食物繊維やミネラルなど栄養素が豊富! ただし、そのまま食べてもおいしくないので、パンやお菓子に入れたり、シリアルと混ぜて食べたりします。
●ロールドオーツ
ホールオーツを蒸してローラーで伸ばし、乾燥させたもの。一般的に販売されているものは、このタイプが多いです。加熱処理されているため、調理時間も短く済みます。食べ応えもあり、腹持ちもいいですよ。
●クイックオーツ
上記のロールドオーツを、さらに細かくしたもの。調理時間もさらに短くなり、初心者には一番使いやすいタイプ。ただし、食べ応えはロールドオーツと比べて物足りないかも。
●インスタントオーツ
ロールドオーツを加熱調理し、乾燥させたもの。味つけされているものもあるので、そのまま食べることもできます。
業務スーパーで売られているオートミールはどのようなタイプなのでしょうか? 詳しくご紹介します。
【業務スーパー】オートミールは3種類
カナダ産オートミール
【価格】135円/1キロ 1g=0.135円
【栄養成分表:100gあたり】
エネルギー:375kcal
たんぱく質:12.5g
脂質:6.3g
炭水化物:67.5g
糖質:57.5g
食物繊維:10.0g
食塩相当量:0g
業務スーパーで販売されているオートミールの中でも、一番大容量です。伝統的製法で作られたローストオーツのオートミールで、袋の開封にはジップがついていますので、開封後も保管がしやすいです。
リトアニア産オートミール
【価格】158円/500g 1g=0.316円
【栄養成分表:100gあたり】
エネルギー:376kcal
たんぱく質:13.5g
脂質:7.6g
炭水化物:68.5g
糖質:58.3g
食物繊維:10.2g
食塩相当量:0.1g
はじめてオートミールにチャレンジするなら、オススメはこのリトアニア産。加工がしやすいクイックオーツタイプで、容量も500gなので使いやすい量ですよね。
ただし、袋にはジップなどはなく、簡易的な袋ですので、開封後は本品丸ごと食品保存袋に入れての保管をおすすめします。
チェコ産オートミール
【価格】448円/500g1g=0.896円
【栄養成分表:100gあたり】
エネルギー:366kcal
たんぱく質:13.0g
脂質:6.5g
炭水化物:58.0g
糖質:48.0g
食物繊維:10.0g
食塩相当量:0.02g
こちらはロールドオーツタイプで500g。オートミールに慣れてきたころに、はじめてロールドオーツにチャレンジするなら、これですね。箱に入っていますので、そのまま保管もしやすいです。
ただ、ほかの2品と比べるとちょっとお値段がはります。
【業務スーパー】オートミール3種の食べ比べ
価格としては、カナダ産のオートミールが一番お財布に優しいです。実際にどのような違いがあるのか、比べてみました。
見た目の違い
カナダ産とチェコ産は同じロールドオーツタイプですので、見た目は変わりがないようです。
クイックオーツタイプのリトアニア産は、若干粒が崩れているオートミールが含まれています。
米化の違い
オートミール30gに対し、水150ml、塩少々を入れ、電子レンジ(600W)で2分温めます。
やはりリトアニア産はオートミール自体の粒がつぶれている感じなので、よく煮たお粥のようになりました。レンジ後に時間を置くと、一番水分を吸ったのはカナダ産のオートミールです。
はっきり言って、味に大きな差はありません。
よく茹でたお粥のような食感が好きならリトアニア産を。粒が多少残ったほうが好きな方は、チェコ産かカナダ産を選んでみてくださいね。
ちなみに、米化したオートミールは味つけをして早く食べることをおすすめします。オートミールをそのまま置いておくと、べちゃっとなりすぎて食べにくくなりますよ。
栄養素
3品のオートミールの栄養成分などは大きな差はありませんでした。
では、主食代わりとして白米と比べたときはどうでしょう?
まずは、ご飯1杯が150gとした場合、栄養成分は下記となります。
●エネルギー:252kcal
●たんぱく質:3.8g
●脂質:0.5g
●炭水化物:55.7g
●糖質:53.4g
●食物繊維:0.5g
あれ、カロリーも糖質も白米が150gに対してオートミールはそんなに変わらないんじゃないか……と思われた方もいらっしゃいますよね。
ただし、オートミールは1食あたりの使用量が30g。カナダ産オートミールで計算してみると……
●エネルギー:113kcal
●たんぱく質:3.8g
●脂質:1.9g
●炭水化物:20.3g
●糖質:17.3g
●食物繊維:3.0g
カロリーや糖質はぐっと抑えられるのに、食物繊維は約6倍!
ダイエットや便秘に悩んでいる方は、食物繊維が多い食事を積極的に取り入れていきたいですね。
オートミールおすすめ簡単レシピ3種
オートミール初心者でも気軽に、簡単に作れるレシピを紹介します。
キムチがゆ
【材料(1人分)】
・オートミール……30g
・水……150ml
・牛肉だし……小さじ1
・キムチ……お好み
・韓国のり……お好み
・ごま油……お好み
【手順】
1. 耐熱皿にオートミールと牛肉だし、水を入れます
2. ラップをせず、電子レンジ(600W)で2分
3. 全体をかき混ぜる
4. キムチ・韓国のり・ごま油をかけて完成
キムチに韓国のりで、すでにおいしさ間違いなしですよね。辛さが気になる方は、卵黄を入れて辛さをマイルドにしてみてください。
中華がゆ
【材料(1人分)】
・オートミール……30g
・水……150ml
・金の鶏だし……小さじ1
・姜葱醤……お好み
・ごま油……お好み
【手順】
1. 耐熱皿にオートミールと金の鶏だし、水を入れます
2. ラップをせず、電子レンジ(600W)で2分
3. 姜葱醤・ごま油を大さじ1/2かけて完成
授乳中のママは、赤ちゃんが寝ている間にささっとご飯を食べることも多いのではないでしょうか。
そんな方にも簡単に作ることができます。
簡単チーズケーキ
【材料】
・オートミール……10g
・クリームチーズ
・はちみつ
・レモン汁
【手順】
1. オートミールをフライパンで炒め、冷ましておきます。
2. お皿にオートミールを入れ、その上にクリームチーズを置きます
3. 上から、はちみつとレモン汁をお好みの量をかけて完成
いたって簡単です。
これならちょっと甘いものが食べたくなったときに、ささっと作れます。スイーツなのに、食物繊維も取れる健康的なスイーツですよ。
まとめ
妊娠中や産後は体質が変わりやすく、便秘になる人は多いです。経験からすると、なかなか苦しいんですよね。
食物繊維が豊富な食事を積極的に取り入れ、子どもだけでなく、ママも健康で笑顔でいることが家族の幸せに繋がります。
ぜひお食事のひとつに取り入れみてくださいね。