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2019年01月21日 07:00 更新

介護事務は資格があった方がいい? 取得方法や仕事内容、給与について

高齢化社会に伴い、年々需要が高まっていく介護関連の職種。今回はそのなかでも、介護事務の資格にフォーカスし、資格取得するメリットを紹介していきます。介護事務にはいくつか種類があり。受験するために条件があるものもあります。それぞれの資格について、見ていきましょう。

介護事務の仕事って?

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介護事務の仕事内容

介護事務とは、 介護施設などでレセプトと呼ばれる介護報酬明細書を作成するのがメインの業務。職場によっては窓口での電話対応や受付業務、介護職員やケアマネージャーの補佐のほか、経理や備品発注などの事務仕事なども任せられるケースがあります。

介護事務職の利点

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介護事務職は正社員以外に、パート・アルバイト形態での勤務も可能なため、「扶養範囲内で働きたい」「正社員でフルタイムで働きたい」といった希望も叶いやすく、家庭の都合に合わせたワークスタイルが比較的選びやすいのが魅力。また介護事務の仕事は、夜間や土日の出勤があまり少なく、プライトベートの予定も優先しやすい、という点も。月末から月初にかけては少し繁忙期で忙しくなるようですが、ライフワークバランスが取りやすい職種といえそうです。

介護事務の平均給与は?

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気になる平均給与ですが、他の職種と比べて給与水準が高くないのが正直なところです。東京都内でいうと、正社員で18万程度、パート・アルバイトでの時給換算で1,000円前後が相場のようす。もちろん、職場や経験の有無、持っている資格などで給与は変わってきます。また、管理者になると、手当がつくこともあります。

介護事務の資格はいくつある?

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介護事務の資格は国家資格ではなく民間の資格で、認定する団体によっていくつか種類があります。数にすると10種類以上はありますが、中でも代表的なものをピックアップしてご紹介します。

介護事務資格の種類

介護事務実務士®

「特定非営利活動法人 医療福祉情報実務能力協会」による認定資格で、教会の指定校における団体受験のみ実施が可能となっていて、受験料は7,000円ほど。介護事務実務士®は、試験に合格する以外にも、ヒューマンアカデミーの通信講座「たのまな」などの介護保険請求事務講座を受講すれば、資格取得に該当するため、講座を修了すれば、試験を受けなくても資格が取得できます。

ケア クラーク®

ケア クラーク®は、「一般財団法人 日本医療教育財団」が認定している資格。学科試験と実技試験があり、それぞれ70%以上の得点が取れれば合格になります。受験料は6,700円。

介護報酬請求事務技能検定

「日本医療事務協会」が主催する資格試験。こちらも学科試験と実技試験から出題されます。受験するには必要条件があり、日本医療事務協会が主催する介護事務講座を修了した方、または受験申請のあった高校・専門学校・短期大学・大学の方のみ、受験することが可能です。

介護事務の資格を取得するメリット

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就職活動が有利になる

介護事務の仕事は、資格がなくとも働くことは可能ですが、資格を持っておくことで、面接時、就職活動が有利になる可能性が高いです。一部の講座には就職サポートがついている場合があるので、自分で求人を探して活動するよりも、就職がスムーズに行くことも。

介護職から転身しやすい

以前、筆者の知り合いも介護施設でヘルパーとして働いていましたが、介護職は体力的にハードな仕事だそうで、続けるのが難しかったよう……。そんな体力的な問題で、介護職から介護事務にチェンジする方が、結構いらっしゃるそうです。介護の現場を肌で体感しているからこそ、知識の習得も早く、資格取得もスムーズにいきそうですね!

介護保険に関する知識が得られる

第1号被保険者の場合は65歳以上、第2号被保険者の場合は40歳以上65歳未満と、必ず入らなければいけない介護保険。介護施設で行うレセプト業務はこの介護保険制度に基づいていますが、実はこの制度、結構複雑……。実際は専門のソフトウェアを使って業務を行うのですが、介護保険制度をしっかりと知っておくことで、業務を間違えることなく、問い合わせなどにもスムーズに対応することができます。また介護事務の資格をとっていれば、介護施設で働かなくとも、家族や身近な親戚が介護保険に入り、介護保険を利用する時に役立ちますよ!

資格が取りやすい

介護事務の資格はいくつか種類があります。比較的難易度が低く、短期間で取得が可能です。資格取得のためにかかる通信講座の費用も3〜6万円と、リーズナブルなほう。合格率も50%と、2人に1人は受かる計算となっています。なかには受験資格が必要なものもありますが、だれでも受けられるものもいくつかあります。試験開催日も年に数回あるため、思い立ったらすぐに申し込みしやすいのもメリット!

まとめ

家庭の都合に合わせて、正社員・パートタイムと、働き方を選びやすい介護事務というお仕事。高齢化社会が進み、今後ますます介護施設も増え、需要が高まってくるお仕事のひとつです。気になっている方は、ぜひ挑戦してみてくださいね!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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