業務スーパーのポテトでもう1品！ 時短料理が増えるお助けレシピ

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

子供って（大人も！）フライドポテトが大好きですよね。大人のようにカロリーなんて気にしないので、あったらあっただけ食べてしまいます。

我が家の子供たちも小さいころは、ファストフード店や飲食店で、フライドポテトがあれば必ずと言っていいほど注文したがり、それだけ食べて満足してしまうなんてこともよくありました。実は私も小さいころは、もういらないと思うくらいフライドポテトを食べてみたい！ と思ったことも（笑）。

大人になってフライドポテトを手作りしてみると、意外と手間がかかったり、たくさん作るのは大変だったり、頑張ってもキレイに揚がらないこともありました。

あるとき、業務スーパーで見かけた冷凍ポテトを使ってみたら、びっくりするくらいきれいにおいしいフライドポテトが揚げられて、ちょっと衝撃を受けました。しかも、ファーストフード店のポテト1～2人分で家族みんなお腹いっぱい食べられるくらいのお値段という二重の衝撃。

それ以来、フライドポテトがいっぱい食べたいときには冷凍ポテトを活用する頻度が増えましたが、この冷凍ポテトはフライドポテトにする以外でも、料理に活用できる便利食材なんです。もう1品欲しいときには、冷凍庫にこれがあればパパっと時短料理ができるので重宝してます。

業務スーパーでは店舗によって取扱商品は異なりますが、我が家の近くの店舗ではいくつもの冷凍ポテトの商品が並んでいます。特に人気があるのは1kg入りのフライドポテト。

メーカーや産地はいくつかありますが、主に細長いストレート、波型のクリンクル、皮つきで太めのウェッジの3種類があります。外国産のものが多いですが、北海道産のものもあります。我が家でよく使っているのはベルギー産のこちらの2種類です。

■原材料名：じゃがいも（遺伝子組み換えでない）、パーム油、ぶどう糖（小麦を含む）／ピロリン酸
■内容量：1kg
■賞味期限：購入時より1年半以上
■保存方法：－18℃以下で保存してください。
■凍結前：加熱してあります。
■調理法：加熱してお召し上がりください。
■栄養成分表示（推定値）100g当たり
エネルギー：122kcal、たんぱく質：2.3g、脂質：2.1g、炭水化物：24.8g、食塩相当量：0.1g
■価格：210円（税込）

1kgのポテトは相当な量です。自分で揚げる手間さえ惜しまなかったら、このお値段でポテトが思いっきり食べられるわけです。しかも、おうちで揚げたら、アツアツの揚げたて！

ストレートカットはファーストフード店のポテトのイメージ通り。長さは短めのものから結構長いものまで入っています。

■原材料名：じゃがいも（遺伝子組み換えでない）、植物油脂、ぶどう糖（小麦を含む）／ピロリン酸Na
■内容量：1kg
■賞味期限：購入時より1年半以上
■保存方法：－18℃以下で保存してください。
■凍結前：加熱してありません。
■調理法：加熱してお召し上がりください。
■栄養成分表示（推定値）100g当たり
エネルギー：127kcal、たんぱく質：2.3g、脂質：3.5g、炭水化物：23.3g、食塩相当量：0.1g
■価格：210円（税込）

こちらも同じ価格です。ストレートカットとの違いは原材料のパーム油が植物油脂となっていることや、冷凍前に加熱してあるかないか。カロリーなども多少の差があります。

見た目はかなり違います。ナチュラルウェッジはじゃがいもをそのまま皮つきでカットした姿。ストレートよりも太さもあり、1本の食べ応えが違います。皮つきならではの素朴な風味や味わいも加わるので、こちらのほうが好きな方は多いかもしれません。

両者ともバラ冷凍になっているので、必要な量を出すことができます。どちらを使うかは、好みやその日の気分で。

フライドポテトにするならどちらを使ってもいいですが、他の料理に使う場合は適しているポテトは多少違ってきます。さすがにこの大容量のポテトを2袋同時に冷凍庫に収めるのは大変なので、冷凍庫の空きスペースや使用のタイミング、その時に使いたい用途によって購入するようにしましょう。

フライドポテトの揚げ方はどちらの商品でも同じ。揚げ物は片付けも含めて手間がかかりますが、冷凍庫から出して短時間揚げるだけなので、意外と簡単にできてしまいます。

【基本の揚げ方】
170℃のたっぷりの油で、凍ったままきつね色になるまで揚げる（目安3～4分）。

【少量の油で揚げる場合】
少量の油を中火で加熱し、温まったら凍ったまま入れて裏返しながらきつね色になるまで加熱。
つまり揚げ焼きという感じです。これなら油も少ないので片付けもしやすいですね。

【炒める】
実は炒めて使うことも十分できます。揚げ焼きに近いですが、他の食材同様に炒めて大丈夫。ただし、カリッとした食感が欲しい場合は油がしっかり必要です。

【煮る】
フライドポテト用だけど煮物にだって使えてしまいます。ちょっと煮崩れしやすいので、加熱時間は短めに。もともと油を使用しているので、煮物にコクがプラスされます。煮物に使うのは細いストレートよりも、太さのあるナチュラルウェッジのほうが向いています。

【グリルで焼く】
グリルで焼いたりもできます。お肉と一緒につけ合わせのポテトも焼いてしまえば一気に2品でき、しかも放ったらかしの時短♪

きつね色になるまで揚げるだけで、こんなにきれいに揚がります。もともと油を使用してあるので、表面がコーティングされてきれいに揚がるようになっているように感じます。揚げ物が苦手でもこれなら大丈夫。

ストレートはファストフード店のポテトの味そのまま。じゃがいもの甘みと油のコクがしっかり感じられます。ナチュラルウェッジは厚みがある分、ほくほく感がUP。皮の香りもプラスされます。

どちらがおいしいと思うかは好みによって分かれると思いますが、ストレートは油をまとう面積が多い分甘くコクが強く感じられ、ナチュラルウェッジはじゃがいもの味をより感じられる印象です。

どちらにしても、揚げたては本当に止まらないおいしさです！ お店でフライドポテトを買うのがばかばかしくなってしまうので、おうちで食べるときは自分で揚げたくなってしまいました。

冷凍ポテトは普通のフライドポテト専用で使うのもいいですが、1kgも入っているので、せっかくなら冷凍ポテトをいろいろな料理で活用してみましょう。すぐに調理できる形になっているので、その分時短に。あっという間にできるメニューも増えますよ♪

塩を振ったフライドポテトは本当においしいですが、ずっと同じ味だけだと飽きてしまうかも。食べているときに味付けを変えて楽しんだりしてもいいですよね。粉チーズ、青のり、ブラックペッパー、ハーブソルト、カレー粉などなど。ポテトってかなり自由に味付けしても合うんです♪

パパっと完成する1品です。フライパンでポテトを炒めてチーズを乗せて溶けたら完成。今回は他の具材を切ったりしましたが、カット済み野菜や冷凍野菜など利用すればもっと時短で作れます。

【材料　1枚分】
・冷凍ポテト（ストレート）…200g
・玉ねぎ…1/4個
・ベーコン…20g
・ピーマン…1個
・ピザ用チーズ…80g
・油…大さじ1
・ケチャップ…適量
・ジェノベーゼソース…適量

【作り方】
①フライパンに油を入れて冷凍ポテトを炒める。
②2cm幅に切ったベーコン、薄切りにした玉ねぎを加えて炒める。
③玉ねぎに火が通り、ポテトの表面に焼き色がついてきたら、チーズ、輪切りにしたピーマンを乗せ、ケチャップもかけてから蓋をして弱火に。
④チーズが溶けたらジェノベーゼソースをかける。

最後に強火にして、底をカリッと焼いてもおいしいです。ジェノベーゼソースはかけなくても大丈夫ですが、かけたほうがおいしいのでおすすめ。

チーズをしっかり焼きたい場合はグリルやオーブン、トースターなどで焼いてもOK！ ホワイトソースをかければポテトグラタンになりますが、こちらはもう少し軽いチーズ焼きです。

【材料　1皿分】
・冷凍ポテト（ナチュラルウェッジ）…300g
・ウインナー…6本
・卵…3個
・ほうれん草…1/2束
・ピザ用チーズ…100g
・マヨネーズ…大さじ4
・牛乳…100ml
・塩コショウ…適量

【作り方】
①ほうれん草はゆでて冷水にとってから水気を絞り、3cm幅に切る。ゆで卵を作る。
②耐熱皿に冷凍ポテトを敷き詰め、1cm幅に切ったウインナーとほうれん草を乗せる。
③縦に4等分したゆで卵も乗せる。
④マヨネーズを牛乳、塩コショウを混ぜて上からかける。
⑤チーズを乗せてグリルで15分程度焼く。

耐熱皿に材料を詰めて焼くだけです。

比較的サラっとしたソースなので、コクがもっと欲しい場合はマヨネーズを増量して牛乳を少な目にしたり、生クリームやクリームチーズを使っても◎。入れる具材もアレンジ自由です。

ちょっとボリュームが欲しいときに、我が家ではよく登場するポテト炒め。冷凍ポテトを使うとすぐに炒めて味付けができるので、短時間に調理完了するお助けメニューです。今回はパンチのあるガリバタ醤油味にしましたが、味付けがその日の気分や他のメニューとのバランスで変わります。

【材料　4人分】
・冷凍ポテト（ストレート）…400g
・ウインナー…6本
・玉ねぎ…1個
・ブロッコリー…1/2株
・ニンニク…1片
・油…大さじ1
・バター…10g
・醤油…大さじ1
・塩コショウ…適量
・ブラックペッパー…お好みで

【作り方】
①ブロッコリーはゆでておく。
②フライパンに油を入れ、みじん切りにしたニンニク、1cm幅に切ったウインナー、薄切りにした玉ねぎを炒める。
③玉ねぎに火が通り、ウインナ－にも焼き色がついてきたら冷凍ポテトを加えてさらに炒める。
④ポテトがしんなりしてきたら①のブロッコリーを加えて軽く炒める。
⑤バター、醤油を加えて炒める。
⑥塩コショウで味をととのえて完成。

お好みで仕上げにブラックペッパーをかけてください。ブロッコリーは炒めすぎると色が悪くなるので、加えたら短時間で仕上げるようにしましょう。

大振りのナチュラルウェッジは煮物にも使えます。肉じゃがにすると、油のコクが加わって、小間切れ肉などでもバラ肉を使ったような味わいに。薄味仕上げでもコクが出ます。煮崩れはどうしてもしやすいので、加熱時間は長くし過ぎないように、あまりいじらないで鍋を揺らすようにしてください。

【材料　4人分】
・冷凍ポテト（ナチュラルウェッジ）…300g
・豚肉…300g
・玉ねぎ…1個
・にんじん…1本
・糸こんにゃく…300g
・スナップエンドウ…4本
・だし汁…400ml
・砂糖…大さじ1
・醤油…大さじ2

【作り方】
①鍋に豚肉を入れて炒める。
②くし切りにした玉ねぎ、乱切りにしたにんじん、ゆでてアク抜きして食べやすい幅に切った糸こんにゃくも加えて炒める。
③冷凍ポテトも加えて炒める。
④全体に豚肉の油が回ったら、だし汁、砂糖、醤油半量を加え、落し蓋をして煮る。
⑤にんじんが柔らかくなったら、醤油の残りを加えて全体に馴染んだら火を止めて味を含ませる。
⑥盛り付け時にゆでたスナップエンドウを乗せる。

ポテトが煮崩れしないように、煮始めたらかき回したりせず、中火～弱火で静かに煮るようにします。薄味なので、お好みで調味料の調整をしてください。

おやつに人気のキャラメルポテト。揚げた後にキャラメルを絡めるのでちょっと手間ですが、我が家では大人気。高カロリー間違いなしなので、キャラメルの量は控えめにしてナッツで食べ応えと香ばしさをプラスしました。しっかり甘みが欲しい場合はキャラメルを増量してください。大学芋よりも甘さがあっさり目です。


【材料　2人分】
・冷凍ポテト（ストレート）…200g
・バター…10g
・砂糖…25g
・牛乳…大さじ1
・ミックスナッツ…適量
・塩…少々
・揚げ油…適量

【作り方】
①冷凍ポテトを揚げて塩をふっておく。
②フライパンにバター、砂糖、牛乳を入れて加熱する。
③茶色くなってきたら混ぜ、いい色になったら揚げたポテトを加えて一気に混ぜる。
④オーブンシートに広げて刻んだミックスナッツをかける。

キャラメルは冷めると固まるので、くっつかないようにできるだけ離して冷ますようにしてください。甘じょっぱい味で食べ過ぎてしまう、ちょっと危険なおいしさです。フライドポテトを作るときに、一部取り置きしてキャラメルポテトにしてもいいですね♪

業務スーパーの冷凍ポテトはとってもコスパがよく、安くておいしいうえに、揚げ物が苦手でも上手に揚げることができます。バラ冷凍になっておるので、使いたい分だけ調理も可能で、フライドポテトはもちろん、他の調理法でも仕上げることができる便利食材です。冷凍庫から出してすぐに調理できるので時短料理のレパートリーを増やしてくださいね♪