ワンオペ家事にひと工夫! 3歳でもできる家事を取り入れる「ゆる家事シェア」
「ワンオペ家事」という言葉を聞く機会が増えました。けれども、家族が家事をしたくないのか? というと、現実的に難しい場合など、いろいろそれぞれ状況があります。そこで、仕事で忙しくて家事のできないご主人に変わって、子どもに戦力になってもらうのはいかがでしょうか? 3歳でもできる家事について、ご紹介いたします。
子どもは戦力! やり方や道具を変えてみよう
こんにちは。ライフオーガナイザー®の佐藤美香です。
子どもに家事を手伝ってもらうのは、「危ない」「時間がかかる」と心配もありますよね……。ですが、「危ない」ことを知っておくことは、大切です。また、やらないと早くできるようにはなりませんし、子どもに任せることができれば、分担して他の作業ができるようになり「時間がかかる」問題も解決します。
やり方や、道具次第で、できることはたくさん。子どもも立派な戦力です。どんどん、手伝ってもらいましょう。
料理のお手伝い
①料理の簡単な準備
例えば、ママが調理している間に、次の料理の準備を手伝ってもらうのは、いかがですか?
玉ねぎの茶色い皮を剥く、ニンニクの皮を剥くなどの作業は、ママが横でずっと見ていなくても大丈夫。安心して任せてしまいましょう。
簡単だけどちょっと面倒な皮剥き……。子どもが手伝ってくれると、とても助かります。
②子どもがやりやすいよう、やり方を変える
例えば、餃子。小さな子どもに手伝ってもらうのは、ハードルが高いですよね。100均で、餃子の皮の上にタネをのせ、パッタンと挟むと餃子ができあがる道具もありますが、皮がずれてしまったりして、小さな子どもには意外と難しい……。
そこで、いつもの丸い餃子の皮から、棒餃子用の四角い皮に変えてみるのはいかがでしょうか。餃子のタネを包む作業は、より簡単になりできるようになります。
中央にタネを細長くのせて、巻いていけば終了。
美しいできばえとはいきませんが、自分で作るといつもよりおいしいのか、よく食べてくれるというオマケがついてきます。
③遊びの延長にして、一緒に楽しむ
休日は、遊びの延長でできるランチはいかがでしょう? 市販のパイシートは、手軽で簡単。しかも、冷蔵庫の残りものや、缶詰食材で作れるので、オススメです。
写真は、缶詰のオリーブを潰して、ピザチーズ、塩・胡椒・マヨネーズを混ぜて、ピザシートの上にのせたもの。シートをクルクル巻いたら、ひと口サイズに切っていきます。
真っすぐ切るだけでも、必死。それでも、とてもうれしそうでした。
また、ピザシートを正方形に切って、ウィンナーやチーズ、ツナマヨを包むのもいいですし、夕飯の残りのおかずを変身させてもいいですね。
いろいろとアレンジのきいたパイができ上がります。まとめて、オーブンで焼けば完成。
いつもの食事作りより時間はかかりますが、ひとりで頑張る食事作りより、一緒に楽しむことができるのは、なかなかいいものです。時間に余裕があるときに、ぜひ試してみてください。
洗濯・掃除のお手伝い
①洗濯ピンチは手の届く位置に
洗濯ピンチを届く場所に吊るすと、洗濯干しをお願いすることもできます。靴下などのシワが気にならないものをお願いしてはいかがですか? 洗濯ピンチは、洗濯バサミが固くないものを選んでくださいね。
乾いたら、今度は洗濯物を外すお手伝いもお願いできますよ。
②タオルを畳む
ハンドタオルやフェイスタオルなど、四角いものは小さな子でも畳みやすいです。畳むためのスペースを確保してあげましょう。
使用頻度の高いタオル、端と端が揃ってなくてもOK。お願いすることで、ひとつ家事が減ればラッキーです。
手に取りやすい場所に持ちやすい掃除道具を
掃除道具も、手に届きやすい場所に置いておくといいですよ。小さくて軽い道具があるといいです。100均などでも手に入るので、大人が使うものとは別に子供用を用意してもいいかもしれません。
汚した時に、子どもが自分で掃除してくれると、ママも楽ですね。
まとめ
子どもに手伝ってもらうより、自分でやった方が楽と思うことも、正直あります。ですが、知らないことはできるようになりませんし、ひとりで家事をこなすよりもずっと楽しい。仕事や家事で忙しくて、子どもとゆっくり遊べないなんてときは、ぜひ家事時間をコミュニケーション時間に使ってみてください。