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2019年08月13日 11:00 更新

【専門家が回答】キッチンがすっきりするタッパーの収納法

kurassoのインスタグラムアカウントで募集したフォロワーの暮らしの悩みに対して専門家が回答! タッパーの収納法に関するお悩みをライフオーガナイザー®の佐藤さんに回答してもらいました。かさばりがちなタッパーは、どのように収納すればすっきり片付けることができるのでしょうか?

Q.タッパーはどのように収納したらいい?

同じような大きさのタッパーはどのように収納したらいいですか? 容器がかさばってしまい、収納スペースを占有している状態です。おすすめの収納方法を教えていただけるとうれしいです。

スッキリおさめるために考えたのは「用途別収納」

セリア、IKEA、イオンの大きさも用途も違う保存容器の収納方法

こんにちは。ライフオーガナイザー®の佐藤美香です。

食材の保存、食事の下ごしらえ、持ち寄りといろいろな場面で活躍する保存容器。便利なだけに、ついつい数が増えてしまいがちです。また、大きさや形が違うため、収納するのも難しいですよね。小さなスペースに、パズルのように収納。出したはいいが戻せなくなる、なんてことも……。

そこで、今回は保存容器を用途ごとに分け、収納する方法をご紹介いたします。

冷凍用保存容器の定位置は冷凍庫

週末にまとめ買いをし、お肉や野菜をまとめて切って冷凍をすることの多いわが家では、食材を冷凍するために保存容器を使います。また、少しだけ残った食材の保存にも、冷凍庫をよく利用します。

そこで、冷凍用保存容器の定位置を冷凍庫にすることにしました。冷凍庫を定位置にするための工夫は、以下の通りです。

冷凍用保存容器は中身に合わせた4種類

食材を冷凍する際は、なるべく早く冷凍でき、解凍も楽な方がイイ。また、時間がある時にまとめて準備しておきたいので、数も必要。

そこで選んだのは、セリアのしっかりパック400ml(2個入)。少しだけ残ったものを保存するために選んだのは同じシリーズの100ml(4個入)。魚の切り身などはK-tool 500ml。ご飯はイオンのHOME COORDY 180ml(5個入)を使っています。

どれも手に入れやすく、手軽に購入できる価格。使い方や保管場所を考えながら、少しずつ増やしていきました。

冷凍するための保存容器は、セリア、ダイソー、イオンと中身に合わせて4種類

続けるための楽な仕組み①:保存容器は洗わない

夫や子どもの部活など、わが家では日によって食事の量や作るお弁当の数が変わります。臨機応変に対応するために、下準備した冷凍食材は強い味方。ですが、冷凍する・片づけるのに手間がかかるのでは、続けていくのは難しい……。そこで考えたのは、極力「保存容器を洗わないで済ます」ことでした。

お肉の仕込み、一度の手間で4種類の味付け

写真は、まとめ買いしたお肉を保存する際のもの。保存容器にポリ袋を広げ、切ったお肉・調味料を入れていきます。調味料を変えれば、同じ作業で何種類も作れるので、時短にも繋がります。

スーパーで購入した時のラップをそのまま使えばラベリングいらず

お肉や魚を冷凍する際は、買った時のラップをそのまま利用するのも方法の1つ。もともとのラベルを利用できるので、種類・日付・量などが書き込む手間が省けます。空気に触れずに済むので、食品トレーに入ったまま冷凍するよりも冷凍焼けしにくくなりますし、余計なゴミが増えないのもうれしい。

どちらも、中身を出した後の保存容器はきれいなので洗いません。(ご飯や少しだけ残った野菜など、お肉や魚ほど洗うのが面倒でないものは、そのまま容器に入れて保管することもあります)

続けるための楽な仕組み②:在庫管理が楽! 見渡せる収納

冷凍庫の中の食材の使い忘れを防ぎたい。でも、こまめな在庫チェックは面倒……。そのため、一目で見渡せるように保存容器をたてて収納しています。中身を使い終わったら、また冷凍庫に戻します。買い物の前に、冷凍庫を開けてどれくらい食材が残っているかを確認すればOK。

保存容器は立てる!在庫管理の手間が省ける中身が全部見渡せる冷凍庫収納
セリア、イオンの大きさも形も違う保存容器、冷凍に使うので冷凍庫が定位置

写真は、帰省前に保存容器の中の食材を使い切った時のもの。保存容器を使っていない時も冷凍庫に戻すため、他の場所にわざわざ収納スペースを作らなくて済みます。

料理を保存する容器はひとまとめに収納

食材や料理を保存するために使うために使っている容器は、イオンのHOME COORDY 850ml(2個入り)と400ml(4個入)とIKEA 365+ 1000mlの保存容器。

料理の保存に使っているのは、イオンのHOME COORDY、IKEAの365+の保存容器

イオンのHOME COORDYの容器はスタッキングができるため、冷蔵庫に保管する時も、収納しておく時もスペースをとりません。フタに小さな溝がないため洗うのもとても楽。IKEAの365+ は、耐熱なのでオーブン料理などを作る際にも使える上、パッキンが太いため外して洗いやすく、便利です。

イオンのHOME COORDY、IKEAの365+の保存容器はフタが洗いやすい

以前はシリーズで頂いた保存容器や、粗品でもらった保存容器など、形や大きさが違うため収納も大変でした。ですが、洗う時に楽・スタッキングができるなど、買い替えの際に自分に合ったものに切り替えていった結果、今では7個の容器が省スペースでおさまっています。

イオンのHOME COORDY、IKEAの365+の保存容器は収納する際にも省スペース

調理に使う容器は、調理器具と一緒に収納

保存容器の中には、野菜の水切りや電子レンジで温める専用で使っているものがあります。主に野菜や豆腐の水切りに使っているのは、セリアのしっかりパック1.1L。また残りご飯を温めたり、野菜をチンするのには、丸い形のスノコのついたものを使っています。(過去に東急ハンズで購入。商品名不明)

セリアの水切りできるしっかりパック1.1Lは調理道具の扱い

これらは、他の調理器具と一緒に使うことも多いので、調理器具と一緒に収納しています。こちらは、スタッキングできるものではないので、一つひとつフタがついたままで収納。よく使うので、引き出しの手前に置いています。

セリアの水切りできるしっかりパック1.1Lは調理道具として、他の調理器具と一緒に収納

まとめ

わが家にある保存容器は全部で55個。少々多い気もしますが、どれも日々の暮らしに必要と思って揃えてきました。管理を楽にするために数を減らしていくのも、一つの方法です。ですが、自分が「どう使いたいか?」「どうしたら続けやすいか?」を明確にしていくことで、数が多くても楽に管理することもできます。ぜひ、ご自身が「どう使いたいか?」「どうしたら続けやすいか?」を考えてみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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