
冷凍庫を味方につけよう! 時短料理もできる食費の節約術
家族のためにおいしい食事を作りたい。将来のためにお金も貯めたい。でも、忙しい毎日の中で、時間をかけて食事を作ることや、小まめな買い物は難しいですよね。まだ子どもが小さいうちは、食事する量もつかめないので、食材も無駄にしてしまいがちです。今回は、冷凍庫を使った食材の無駄をなくす節約術をご紹介します。
残った食材は、後で便利に使おう!


こんにちは。ライフオーガナイザー®の佐藤美香です。
小さな子がいると、食べムラがあったり、食事の途中で寝てしまったり、なかなか一回の食事の量がつかめないですよね。中途半端に残ってしまった食材、どうしようかと迷いませんか?
また、お菓子やお酒のつまみ・ソースなどを作るときも、少しだけ残った食材をそのまま冷蔵庫に入れたはいいけれど、気づいたときにはカラカラになっていたなんて経験はありませんか?
こんな「困った!」は、残ったときのひと手間で無駄にしなくて済みます。また、便利に使うこともできますので、ご紹介いたします。
食パン
子どもがいると、食パン1枚を食べきれない、耳だけ残してしまうなんてこと、よくありますよね。
そのまま冷凍して、後で焼いて食べることもできますが、小さくしてから冷凍しておくと便利です。

写真は、手でちぎって冷凍しておいたもの。ハンバーグを作るときに、牛乳につけてつなぎに使います。包丁で采の目に切って冷凍しておいて、フライパンで乾煎りすればクルトンにもなります。フードプロセッサーにかければ、パン粉にもなります。料理に少しだけ使いたいときに重宝しますよ。
レモン・ライム

お菓子やソースを作るときに、レモンを1/2だけ使うなんてことがあります。お酒を飲むときに、櫛切りしたライムが1つだけ欲しいなんてこともありますね。製氷皿などに絞って冷凍しておけば、また調理に必要になったときに使うことができます。くし切りで冷凍しておけば、お酒を飲むときなどにそのまま使うこともできます
生クリーム
お菓子を作った時に、トッピングの生クリームが余ったら、保存容器にそのまま絞って冷凍しておくのがおすすめです。

いつものコーヒーに、この冷凍した生クリームをプラスしてみてはいかがですか?
スープなどを作る際に少しだけコクを足したいときなどにも便利ですよ。
脱フードロス! 捨てずにおいしくいただこう


調理中に当たり前のように捨ててしまう野菜の切れ端や、作りすぎた飲み物。捨てずに冷凍しておけば、後でおいしくいただくことができます。捨てずにおいしくいただくことができれば、お財布にも環境にも優しいですよね。
椎茸の軸
椎茸の軸、そのまま捨ててはいませんか? その場で裂いて料理に使う方もいるかもしれませんね。椎茸の消費が多いわが家では、毎回裂いて使うのは面倒なので、軸をまとめて冷凍しています。

4~5パック分溜まったら、玉ねぎとコンソメと一緒に煮てフードプロッセッサーにかけます。牛乳と生クリームを入れて、塩胡椒で味を整えたら椎茸ポタージュのできあがりです。お好みがあるかとは思いますが、わが家では好評です。
コーヒー・紅茶

小さな子どもがいると、せっかく淹れたコーヒーや紅茶も飲まないうちに冷めてしまうなんていうことは、日常茶飯事。作りすぎてしまったなんてこともありますよね。
そんなコーヒーや紅茶を飲みきれないときには処分してしまわずに、製氷機に入れて冷凍してみてはいかがですか?
グラスに、コーヒー(紅茶)氷を入れて牛乳を注げば、コーヒー牛乳(ミルクティ)が楽しめます。
葱の青い部分・生姜の皮

魚を煮るなど、臭みをとるために葱の青い部分や生姜の皮が必要になるときがあります。葱や生姜を使ったときに冷凍しておけば、魚の臭みをとるために、わざわざ葱や生姜を買いに行かなくても済みます。
安いときにまとめ買いして、しっかり使い切る


よく使う食材の安売り、買わない手はないですよね。ですが、使い切れずに腐らせてしまったら、本末転倒です。冷凍の活用方法を知って、安売り食材を上手に使いましょう。
トマト
旬の時期は、トマトも大量に安く手に入れることができますよね。トマトは、がくをとって丸ごと冷凍しておくと、水で洗ったときにツルンと皮が剥けます。わざわざ湯剥きしなくても済むので楽チンです。煮込み料理やトマトをそのまま漬け込む料理に使うといいですよ。

写真は、麺つゆに皮を剥いたトマトを漬け込んだもの。暑い時期にまとめて作り冷やしておくのにおすすめの1品です。湯剥きするのが面倒な方は、ぜひ冷凍トマトで試してみてください。
納豆

納豆も冷凍することが可能です。自然解凍してそのまま食べることもできます。冷凍することで切ることもできるので、納豆を切って油揚げに入れて油で揚げたりするのもいいですよ。
まとめ
冷凍庫は使い方次第で、忙しいママの強い味方になってくれます。一見手間がかかるように感じますが、そのひと手間で、その後を楽にすることや、無駄を防ぐことができます。ぜひ節約・時短に役立ててくださいね。