お正月のお節にも使える! 簡単だけど見栄えする飾り切り
お節料理や節句のお祝い御膳に、ちょっと素敵な飾り切りで華やかにしてみませんか? やってみると意外と簡単なものも多いので、ぜひ試してみて欲しいアイデアを集めました。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
お節料理といえば、お正月に食べる特別なお祝い御膳。ただ料理を盛り付けるだけではなく、縁起の良い飾り切り、華やかになる飾り切りなどをすると一層見栄えの良いものになります。お正月だけではなく、他の節句のお祝い時や、お弁当、普段の料理にも活用できるものも多く、きれいに飾り切りされた食材を1つ乗せただけでも、1ランクUPしたかのように見えてきます。
ちょっとした飾り切りの方法を知っていると、意外と活躍するので、今回は簡単だけど見栄えのする飾り切りアイデアをご紹介していきます。
梅花・菊花人参
活用頻度の高い人参の飾り切りです。梅花や菊花を形どった飾り切りは、これだけでとても華やかです。
①輪切りにカットした人参を抜き型で抜く。(茹でた後でもOK)
②中心から放射状に切込みを入れてから斜めに刃を入れていく。
片面だけ落とすとねじり梅ができます。両面落とすと柔らかい印象に。ストローで抜いた人参もレース模様のようで可愛くなります。お好みで胡麻を付けると、より繊細な花ができ上がります。
蒲鉾飾り切り
蒲鉾も飾り切りの多い食材です。難易度はさまざまですが、手軽にできるものを集めてみました。
手綱結び
①5㎜幅に蒲鉾を切り、桂向きのように上部の途中まで切込みを入れる。
②真ん中に切込みを入れる。
③端から切込みに差し込んで返す。
こんにゃくの飾り切りでもよく登場する手綱結びを、蒲鉾でしたものです。
薔薇飾り
①下を薄めに1枚スライスする。
②上部には真ん中に切れ込みを入れる。
③スライスした蒲鉾を丸めて切れ込みに入れブロッコリーを飾る。
こちらも簡単ですが、見栄えする切り方です。
結び・菊花
ちょっと難易度が上がる飾り切りです。
結び
①写真のように切込みを入れる。
②端を真ん中の穴にそれぞれ反対側から通す。
菊花
①写真のように切込みを入れる。
②それぞれ順に曲げる。
門松
ワンポイントに可愛い門松をあしらうのはどうでしょうか。
①竹輪を斜めにカット。
②いんげんは斜めに3つにカット。
③竹輪にいんげんを3本詰め、少量のブロッコリーを詰める。
ブロッコリーは入れても入れなくても良いのですが、入れた方がより門松らしくなります。
花蓮根
「先を見通せるように」という願いが込められてお祝い事でよく使われる蓮根。煮物や酢の物でお節でも登場しますが、花型にすると華やかです。
穴に添ってカットしてから調理してください。輪切りにする前に大きな塊で切り込みを入れる方法もありますが、少量使うときなどは輪切りにしてから切込みを入れる方がしやすいです。酢の物で薄く輪切りにするときは、ある程度の厚みで切り込みを入れる方がやりやすい!
菊花かぶ
かぶに縦横細かい切込みを入れて作る菊花かぶ。下まで切ってしまうと崩れてしまいますが、あまり切込みが浅いときれいに咲きません。菜箸を両脇に添えて、包丁を入れると切りやすいです。
里芋の亀甲形
煮しめで使われる里芋は亀甲形に皮を剥きましょう。亀は長生きする生き物なので「長寿」や「金運」「夫婦円満」などの縁起物として用いられます。里芋の上下を落としてから側面を6回で剥くようにするときれいな亀甲形になります。
末広がり
末広がりの形は、幸運が広がっていく形として縁起の良いものとされています。お節料理でも1品入るといいですね♪
スモークサーモンの椿
スモークサーモンをお花の形に、少しずつずらして丸めていきます。真ん中に炒り卵を詰め、絹さやの葉を添えたら椿の花ができます。
小道具を使う
飾り切りはちょっと面倒…という場合はお助けグッズを活用するのも手です。お正月らしい小物使いで華やかさが出ます。
まとめ
お節料理に飾り切りを取り入れると、より華やかなお祝い御膳ができます。どれもする必要はないので、作りやすいものを1つだけポイント使いしても大丈夫! 難しいときには便利グッズも活用して、お節作りを楽しんでくださいね。