魚焼きグリルの受け皿汚れがツルン！　後片付けが楽になる掃除の裏技

魚焼きグリルの受け皿は、後片付けが面倒なものの一つ。一度使っただけで頑固な汚れや臭いが付いてしまいますよね。そんな魚焼きグリルの受け皿に汚れや臭いを付きにくくするのに便利なのが片栗粉です。

片栗粉はご存知の通り、ジャガイモを原料としたデンプン粉。熱が加わるとととろみが付く特徴を応用することで、汚れの付着を抑えることができます。

片栗粉以外には、以下のものを用意してください。

・片栗粉　大さじ4
・水　200ミリリットル
・キッチン用中性洗剤　適量

1. 魚焼きグリルを使用する際、受け皿に水をはるのが一般的ですが、水と一緒に片栗粉を入れてよくかき混ぜます。片栗粉の分量は水200ミリリットルに対して大さじ4。使用する水の量にあわせて、片栗粉を調整してください。
2. 魚の調理が終わったら、グリル内の温度が下がるまで放置します。食事がすんでから後片付けするのがおすすめです。
3. 片栗粉を混ぜた水がゼリーっぽくなっているはずなので、ペラっとはがしてそのままゴミ箱に捨ててしまいましょう。
4. グリルの受け皿を、キッチン用中性洗剤を使ってこすり洗いしてください。通常よりも油分が少ないため、軽く洗い流せます。
5. 乾拭きして水分を拭き取れば完了です。

この裏技を実践する上で最も大切なのは、水と片栗粉の分量を間違えないこと。なんとなくとろみが付けばいいと思ってしまいがちですが、後の油汚れを楽に掃除するためには、片栗粉をしっかりと固めてある程度固体にする量が必要です。

少なく入れて、なかなか固まらない……という状態にならないようにしましょう。

受け皿の役目は魚の余分な油を受け止めることですから、受け皿汚れの多くは油によるもの。セスキ炭酸ソーダは、油汚れに強いといわれる重曹よりも高いアルカリ性を示すため、酸性の油汚れを中和して分解し、落としやすくしてくれます。

汚れてしまった魚焼きグリルの受け皿は、セスキ炭酸ソーダを使って洗うのがおすすめです。とくに効果的なのが、つけおき洗いです。用意するものと手順は以下の通り。

・桶（魚焼きグリルの受け皿がすっぽり浸かるような大きさのもの）
・お湯　1リットル
・セスキ炭酸ソーダ　大さじ1
・歯ブラシ

1. まず桶のなかに50度前後のお湯とセスキ炭酸ソーダを入れてよくかき混ぜます。分量はお湯1リットルに対して、セスキ炭酸ソーダ大さじ1としてください。桶がない場合は、ゴミ袋で代用してもOKです。
2. 桶のなかに魚焼きグリルの受け皿を浸して、30～60分ほどつけおきしてください。
3. 様子を見て、汚れが浮いてきたのを確認してから歯ブラシででこすり洗いします。
4. 水ですすいで乾かしたら完了です。

歯ブラシのかわりに、普通のスポンジやメラミンスポンジを使ってもOKですよ。

魚焼きグリルの庫内の掃除もセスキ炭酸ソーダにおまかせ。以下の手順でお試しください。

1. まずセスキ炭酸ソーダ水を作ります。スプレーボトルに水500ミリリットル、セスキ炭酸ソーダ大さじ1を加えてよくかき混ぜればOKです。
2. キッチンペーパーにセスキ炭酸ソーダを吹きかけて、魚グリルの庫内に貼り付けてください。
3. その上にキッチンラップをかぶせてパック。30～60分ほどそのままおきます。頑固な汚れの場合は半日くらいおいてください。
4. キッチンペーパーや古布を使って汚れを拭き取ります。角など細かいところは歯ブラシを使ってキレイにしてください。
5. 水拭きしたら完了です。

魚焼きグリルといえば、汚れだけでなく臭いも気になりますよね。洗っただけでは落とせない頑固な臭いも、空焼きすることでなくなることがあります。掃除のあと、出がらした茶葉やコーヒーがらを受け皿にまいて、5分ほど弱火で空焼きしてみてください。

オレンジやグレープフルーツなど、柑橘系のフルーツの表皮でグリルの庫内を拭くのも効果があります。そのまま放置するとサビてしまうことがあるので、仕上げに必ず水拭きしてください。

魚焼きグリルの受け皿は、ちょっとした工夫で汚れを付きにくくしたり、汚れを簡単に落としたりことができます。特に片栗粉を使った方法は、汚れが付きにくくなるだけではなく、使用後にはツルンッ！　と取れるのが、気持ちいいのでおすすめです♪　掃除が楽しく、ラクにできるようになれば、魚焼きグリルはもっともっと使いやすくなりますね。