冷蔵庫の臭いを取る方法3つ! 掃除・消臭剤・食材の入れ方の裏技
冷蔵庫を開けたときの臭い、気になりませんか? 冷蔵庫にはさまざまな食品が入っているため、臭いが混ざりやすく、液だれや汚れのせいで臭いが残りやすくなっています。冷蔵庫の臭いを取るには、掃除・消臭剤・食材の入れ方に工夫が必要です。これらの3分野について、今日から役立つ裏技をご紹介します。
冷蔵庫の臭いを取る方法①お掃除
冷蔵庫掃除にオススメのアイテムは?
冷蔵庫の臭いを取り除くには、掃除が一番。冷蔵庫には、使いかけの食材や調味料、作り置きのおかずなど、さまざまな食品が入っています。野菜室には、袋に入れていない野菜が入っていることもありますね。口に入れるものを入れておく場所なので、掃除に使う洗剤も、できるだけ安全性の高いものがオススメです。冷蔵庫掃除に最も適しているのは、消毒用エタノール。傷口を消毒するためのものなので、人体には無害です。殺菌力が高く、サッとひと吹きして掃除をすれば、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
冷蔵庫掃除には、重曹も使えます。重曹には消臭効果もありますから、小さなカップに重曹を入れ、冷蔵庫に入れておくとよいでしょう。掃除の際は、その重曹を使って棚板をこすり洗いしたり、重曹スプレーを作って吹きかけたりできます。重曹スプレーは、水200mlに、重曹大さじ1杯の割合で作ってみてください。
冷蔵庫掃除の手順
冷蔵庫の臭いの元は、庫内にこぼれた調味料や食品、そこに繁殖する雑菌です。まずは、庫内のものをすべて出して、捨てるものと残すものを仕分けしましょう。そして、棚板やポケットなど外せるものはすべて外し、食器用洗剤で洗います。庫内の壁や外せない部品は、重曹スプレーを吹き付けて柔らかい布でこすります。汚れが落ちたら、消毒用エタノールを吹き付けて仕上げをします。重曹がない場合は、初めから消毒用エタノールを使ってかまいません。二度拭きの必要もないので、急いでいるとき、時短したいときにはこちらの方法がよいでしょう。
冷蔵庫の臭いを取る方法②消臭剤
重曹を使った消臭剤
冷蔵庫の消臭剤はさまざまなものが市販されていますが、自分で作ることもできます。一番簡単なのは、重曹を使った消臭剤です。
ジャムの小瓶などの小さな瓶に、適量の重曹を入れて置いておくだけ。できれば、こぼれたりしないように、ガーゼで蓋をしてください。ガーゼは適当な大きさに切って、輪ゴムでとめます。臭いのついた空気と重曹が触れ合わなければ臭いを吸着しないので、蓋は通気性のあるものにします。効果は1~2カ月ほど続きます。その後、掃除に使ってください。
炭を使った消臭剤
自然の材料にこだわるなら、炭を使った消臭もオススメです。炭は、表面にあいた無数の穴で臭いを吸着し、脱臭します。使用する炭は、バーベキュー用のものは避けましょう。燃料用の炭は水分が残っていることが多く、消臭には向きません。固く焼き切った備長炭か、竹炭を使いましょう。竹炭にあいている穴は木炭よりも細かく、消臭効果も高くなります。ガーゼでくるんで冷蔵庫に入れるか、通気性のあるかごなどに入れておきましょう。
消臭用の炭は、フライパンにアルミホイルを敷いて5分ほど加熱することで効果が再生します。その際は、吸着した臭いが出てきてしまうので、換気扇をつけて作業してください。
冷蔵庫の臭いを取る方法③食品の正しい入れ方
密閉容器に入れる
冷蔵庫の臭いは、汚れや雑菌だけではなく、入れてある食材や料理から出ていることも多いのです。ラップで包んでおくだけでは、臭いが漏れてしまうことがあります。漬物など、臭いの強い食材は特に気をつけて、密閉容器に保存してください。同じサイズの密閉容器をいくつか用意しておくと、冷蔵庫の中もスッキリと整理しやすくなりますよ。
冷蔵庫に詰め込みすぎない
冷蔵庫の中に、食材を詰め込みすぎないことも大切です。冷蔵室がギュウギュウに詰まっていると、空気の流れが悪くなり、臭いがこもる原因に。また、詰め込みすぎると冷蔵効率が悪くなってしまいます。食材がはやく傷めば、それだけ臭いが出る原因になります。何が入っているかわからず、奥の方で何かを腐らせてしまった、という失敗を避けるためにも、余裕を持った庫内管理に努めましょう。週に一度は庫内整理の日を作っるといいでしょう。
まとめ
冷蔵庫の臭いを防ぐには、掃除・消臭剤・食材の入れ方に工夫が必要です。掃除は、消毒用エタノールを使えば二度拭きいらずでサッパリ。スプレー容器に入れて冷蔵庫の近くへ置いておくとサッと取り出して掃除できそうですね。
消臭剤は、掃除にも使える重曹を使うと、使い終わった後の掃除にも役立てることができます。
また、食材の入れ方にも一工夫することで、使いやすい冷蔵庫になります。一気に片付けようと思うと、面倒になりますから、料理のついでに少しずつ対処しましょう!