カマドウマの駆除方法3つ！　アリ・ゴキブリ用殺虫剤が効く？

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カマドウマはコオロギやバッタとよく似た見た目ですが、成虫でもハネがなく、後ろ足が発達しているという特徴があります。カマドウマは、古い家のかまどの周りでよくみられることと、顔が馬に似ていることからその名がついたといわれています。

カマドウマにはさまざまな種類がいますが、よくみられるのはマダラカマドウマです。この種類は黄色っぽい褐色の身体に黒色の斑紋がついた体を持っています。発生時期は7月下旬～9月下旬にかけてといわれていますが、関西より南の地域では年中みられる害虫です。

住宅では、暗く、陰気で湿気がこもるような水はけの悪い場所で見られます。特にトイレでよくみられるため、「便所コオロギ」という呼称があります。

便所コオロギと呼ばれるカマドウマはトイレのほか、洞穴や朽木、床下などにも生息します。雑食なので、虫や小動物の死骸、野菜に雑草など何でも食べてしまいます。古い書物も食べてしまうため、博物館などでは掛け軸などの食害が考えられますが、一般家庭では生息していてもそれほど大きな被害は及ぼしません。

ただし、その奇妙な姿と、夜行性という点から「気持ち悪い」という心身的なデメリットがあります。そのため、駆除したいと考える人も多いです。

ハネはないものの、奇妙な形でコソコソ動き回るカマドウマ。できるだけスムーズに駆除したいですよね。では、どのような駆除方法があるのでしょうか。

カマドウマはアリ用の殺虫剤で退治することができます。カサコソすばしっこく動くカマドウマには、霧状のガスを噴射するエアゾールタイプがおすすめ。サッと使えて、カマドウマを素手で触らずに退治することができます。こちらの殺虫剤は、カマドウマを始めとした庭に生息するさまざまな害虫駆除に効果を発揮します。

効果が出るポイントは、ピレトリンとベルメトリンという2つの成分を配合しているから。2つの有効成分がクロアリやムカデ、ダンゴムシ、ムカデ、タカラダニなどたくさんの害虫に効いてしっかり退治してくれますよ。

使うときは、カマドウマから30cm程度離して噴射します。

ハネがなく地面を移動するカマドウマには、ゴキブリ用の粘着シートも効果的です。こちらのシートは、強力な粘着シートでゴキブリが1度入るとしっかりキャッチしてくれます。殺虫剤を使用しないため、食品の多いキッチン周りに使えるのはもちろん、小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して使えますね。

組み立てて置くだけという手軽さもうれしいポイントです。

カマドウマを家の中に入れないためには、侵入を防ぐ対策をとることが大切です。殺虫剤のメーカーとして知られているアース製薬から販売されている「虫コロリアース（粉剤）」は、家の周りにまくだけでカマドウマをはじめとした害虫駆除ができるアイテム。

ピレスロイドとカーバメイトという2つの有効成分が配合されているだけではなく、撥水性のパウダーのため、雨に強く速効性と残効性を兼ね備えています。

カマドウマが家の中に入ってしまうのは、カマドウマにとって住みやすい環境があるから。特にカマドウマは、庭に落ち葉が溜まっていたり、排水溝の掃除が行き届いていなかったりと、湿気の多い環境を好みます。定期的に家の外と中を掃除して、水はけの良い環境にしておくことが大切です。

カマドウマは家の中に入り込んでも何か悪さをするような虫ではありません。しかし、見た目が特徴的なので、駆除したほうが気持ちよく住めるという方も多いでしょう。退治するときはほかの害虫同様、殺虫剤や粘着シートで一気に駆除するのがおすすめです。

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