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2018年11月27日 07:00 更新

ガーデニングの敵! ナメクジ駆除の裏技と防虫対策

手塩にかけて育てた植物の葉っぱが欠けている! 葉っぱを裏返したら、そこに灰色の何者かが! このまま我が家の庭がナメクジたちのビュッフェになってはひとたまりもありません。でも殺虫剤は、子どもやペットにも毒じゃないかと心配。そんなあなたに、子どもやペットにも安全な、ナメクジ退治の裏技と予防法を伝授します!

ナメクジを「熱湯」で駆除する裏技

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ナメクジ退治の際、潰したりするのは少し躊躇しちゃいますよね。そこでこの方法。ナメクジは熱湯をかけるだけで駆除することができます。これならただのお湯なので、人体への影響もゼロですね。

また、同様に熱を利用したやり方としては、炎天下のコンクリートの上で焼いてしまう方法もあります。

熱湯を使う際の注意点

熱湯なので、もちろんヤケドに注意。また、植物に熱湯がかかると枯れてしまいますので、ナメクジを一旦割り箸などで掴んで、植物から取り除いて処分しましょう。

ナメクジを「塩」で駆除する裏技

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ナメクジの駆除方法として昔から最もポピュラーなのは、なんといっても塩です!

ナメクジに塩をかけると、浸透圧の関係でナメクジの体内の水分が塩の方へ移動して水分を失って縮みます。

しかし、実は塩だけでなく、砂糖・小麦粉・重曹など、大抵の粉モノなら同様の現象が起こります。粉モノで駆除する場合は、ナメクジが隠れてしまうくらいたくさんかけましょう。

塩を使う際の注意点

塩で駆除する場合、プランターや植木鉢など、花、木、野菜などにかからないように注意してください。植物は塩害によって枯れてしまいます。

一旦植物からナメクジを取り除いて粉まみれにし、その後の粉はちりとりなどで取ってビニール袋などで密閉して捨てましょう。

ちなみに、塩で縮んだナメクジは溶けているのではなく、水分が抜けて縮んだだけで、死んではいません。しばらく塩がかかったままにしておくといずれ死んでしまいますが、短時間のうちに水分がかかると蘇ってしまうので、気をつけてください。

ナメクジを「ビール」でおびき寄せる裏技

葉っぱをひっくり返したりしてわざわざナメクジを探さずとも、おびき寄せて駆除する方法もあります。

それは、ビールを使う裏技。なんと、ナメクジはビールが大好きなので、ビールでおびき寄せることができるのです。ビールの本場ドイツでは、とてもポピュラーな方法だそうですよ。

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ビールの中に塩を入れておく

いらないプラスチック容器など、なるべく底が深めの容器にビールと塩を入れておき、庭やベランダに置いておきます。そうすると、臭覚が敏感なナメクジは大好きなビールの臭いに誘われて容器の中にポチャン! 大抵はビールで溺れ死んでしまいます。

しかし、ビールだけだと中には脱出するツワモノもいるので、塩や駆除剤も入れておくといいでしょう。

ナメクジの防虫対策

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ここまでナメクジの駆除方法をお伝えしてきましたが、一旦死滅させても、また新たに出現することもあります。

また、ナメクジを駆除する方法は死滅させるだけではありません。ナメクジが嫌いな環境を作り、そもそもナメクジが出現しないような対策も講じておきましょう。

コーヒー殻をまく

ナメクジは、カフェインが大嫌いです。そこで、出がらしのコーヒー豆の殻をパラパラっと少しだけプランターや花壇などにまくだけで、ナメクジは寄りつかなくなります。駆除剤を買わずに、本来は捨てるだけのコーヒー豆の殻を活かすことができるのですから、コスパ最高&エコですよね!

石灰をまく

石灰をまくのもおすすめです。

ナメクジはじめじめした酸性の土壌が大好きなので、土壌をアルカリ性に変化させる石灰が苦手です。ナメクジを寄せ付けたくない場所に、石灰をまいておくといいでしょう。ホームセンターや園芸店の肥料売り場で1キロ200〜300円で入手できます。

ただ、アルカリ性の土壌では育たない植物もあるので注意してくださいね。

木酢液をまく

そのほか肥料に使う木酢液をまくのもおすすめです。木酢液は木が燃えるのと同じ臭いがするので、ナメクジだけでなく、ほかの多くの虫も本能的に避けるのだそうです。

500倍に希釈して、植物の水やりと同様にかけるとナメクジと虫が寄り付きにくくなります。植物への弊害のない場所の場合は、30倍程度に希釈したものをまくのもいいでしょう。

なお、木酢液はナメクジに直接かけて退治することもできます。その際は原液か2倍程度に希釈したものを使いましょう。

まとめ

ガーデニングをする上で、ナメクジは天敵! 避けなければなりません。ナメクジは、交尾をせずに一匹だけでも産卵ができるほどの繁殖力もありますので、見逃しは厳禁です。

大切に育てている植物を守るためには、発見したらすぐに退治することを第一に、普段からコーヒーや石灰を撒いておき、寄せ付けない対策を講じることも大切です。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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