たった2つだけ! 掃除嫌いを克服する方法
家事の中でも苦手な人が多い掃除。けれど日常的に行う家事の一つでもありますから、イヤイヤ行うのはなるべく避けたいですよね。そこで専門家が掃除嫌いを克服するコツや方法をアドバイス!
こんにちは、家・心・体からトータルで暮らしをととのえるライフオーガナイザー®の岩淵都です。
「掃除が嫌いな人、この指とまれ!」と言うと、たくさんの人が「はーい」と名乗りをあげるのではないでしょうか?
掃除をしなきゃいけないけれどできないと悩んでいる方は「どうして嫌いなんだろう?」という気持ちを紐解き、私でもできる! を見つけていきましょう。
「できる」が増えていけば、「掃除をしなきゃ」のプレッシャーから解放されます。ぜひ参考にしてみてくださいね!
掃除嫌いの理由を知ろう
掃除したくない心理! あなたはどのタイプ?
いざ掃除しようとしても、なかなか重い腰が上がらない、だって、だって……○○なんだもん。どうしてそんな気持ちになってしまうのか、まずはそう思ってしまう理由を整理してみましょう。
とにかく面倒に感じる
「面倒だから」といってマメに掃除をしないから、いざ掃除をしようとしても時間がかかるし、労力も必要でかなり疲れる。そう思うと余計に億劫になりますよね。「掃除するなら完璧をめざしたい」と思ってしまうため、掃除をする心理的ハードルが高く重い腰があがらないケースがあります。
自分ばかりが掃除していると感じる
せっかく掃除をしてもすぐに汚れる。子供は食べ物をこぼすし、主人は「部屋が汚い」と言いながら、なにも手伝ってくれない。一人だけがんばっているみたいでしんどいと感じてしまう……などもよくある理由の一つです。
片付けと掃除が混在し、一向にきれいにならないと感じる
掃除をしようと始めてみるけれど、床に置いてあるものを片づけてから、掃除を始めなきゃいけないため、時間もかかる。物が多すぎて、どこから掃除すれないいかわからない……。気がつけば時間だけが過ぎていて、結局あまり終わらなかった、なんてことも!
掃除嫌いときちんと向き合う
「嫌い」の反対は「好き」。だからといって掃除を好きになる必要はありません。
床を拭く、玄関を掃く、キッチンシンクを磨くなど掃除といってもたくさんの種類があります。日頃どんなことをしているか、一度書き出してみてください。そのリストで、これぐらいならできる、これならやってもいいかな、これは絶対ムリなどをチェック。「わたしにもできそう掃除ランキング」を作ってみましょう!
その中でBEST1は何でしたか? できないことに注目するのではなく、できそうなことから始めてみましょう。
掃除嫌いでも、できるわたしになる方法
掃除は完璧ではなく、ほどほどを目指す
嫌いだからこそキレイのハードルを下げ、完璧ではなくほどほどを目指しましょう。理想が高すぎると、現実とのギャップがありすぎてやる気がなくなってしまいます。
例えば、毎日全部の部屋に掃除機をかける……。考えただけで嫌になってしまいそうです(苦笑)。そこで、掃除の曜日を決めたり、週何回行うなどの頻度を決めてみてはいかがでしょうか? また、今日はリビングだけ、子ども部屋だけなど、一部でも大丈夫! 一週間かけて各部屋の掃除ができれば十分です。もちろん休憩日を入れることもお忘れなく。
掃除機を出すのさえ手間と感じるのなら、道具の見直しも効果的です。掃除機をかけるのをやめて、クイックルワイパーに切り替えるなど、掃除をするまでの手間を軽減しましょう。
掃除に喜びを見つけるには、OKポイントを決める
掃除好きの人にその理由を聞いてみると、集中してお鍋を磨いている時間が気持ちいい、掃除したリビングで録画したドラマを見るとリフレッシュできるなど、掃除=プラスのイメージができているようです。
掃除が嫌いだとなかなかプラスのイメージが持てませんよね。そこで、ここさえキレイにできればいいという「OKポイント」を作りませんか? そして、「OKポイント」をキレイにして、プラスのイメージをつけていきましょう。
OKポイント作りのコツ
(1)小さな場所、狭いスペースにする
広いスペースだと時間がかかってしんどくなってしまいます。あっという間に終わる、もう少し掃除したいなと思うくらいで終わると、次の掃除に繋がっていくため、狭いスペースを選びましょう。
(2)人の目につくところにする
がんばって掃除をしても誰にも気づかれないと、ガッカリします。せっかくやったら、家族にも気づいてほしいもの。褒めてもらえればやる気アップ間違いなし!
(3)わたしでもできそう掃除ランキングの上位から選ぶ
しんどいことは楽しくありません。楽しくないことはしたくありません。できそうなことから始めると、最初の一歩が踏み出しやすく、続けやすくなります。
まとめ
掃除嫌いのままでいいんです。その嫌いな気持ちの奥底には、掃除ができていないことへのストレスや、掃除道具を出す手間など、理由は人それぞれあるでしょう。
できていないことに注目してストレスを感じるのをやめ、できそうなことから、トライしてみましょう。
ハードルを下げることでチャレンジしやすくなります。そして、チャレンジすると結果がついてきます。小さな成功体験を積み重ねて自信をつけると、掃除のプレッシャーがだんだん減ってきますよ。
掃除のプレッシャーは減るだけで十分、なくそうとしなくてもいい! これぐらいのゆるさも必要です♪