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2024年08月12日 10:31 更新

紺野あさ美さんの家づくり【4】土地探しから3年。ついに完成したこだわりのマイホーム、住みやすさは?

第四子となる女児を出産した紺野あさ美さん。家事のしやすさにこだわって家づくりをした新居で、家族それぞれのお気に入りの場所について聞きました

冷蔵庫をパントリーに配置した理由

たっぷりお日さまの光が入る明るいリビング(提供写真)
たっぷりお日さまが入る明るいリビング(提供写真)

ーー細部までこだわってやっと完成した新居。実際に住んでみて数カ月経った今、とくに気に入っているところは?

紺野あさ美さん(以下、紺野) パントリーに作った作業机です。わが家は玄関からシューズクローゼット、パントリー、そしてキッチンまでをつなげた間取りにしたんですが、パントリーには収納棚だけでなく、ちょっとした事務作業をするための机を設置しました。これがすごく便利!

 キッチンの調理台のすぐうしろにパントリーの入口があり、パントリーを入ってすぐの右手に冷蔵庫を置く配置にしました。そして、作業机はパントリーを入ってすぐの左手、つまり冷蔵庫の向かい側に設置してあります。この位置に程よい高さの机があると、買ってきた荷物を冷蔵庫にしまうときに荷物を置けるのがすごく便利なんです。床に買い物袋を置いて、立ったりしゃがんだりしながら冷蔵庫にものをしまうのはしんどいですから。とくにおなかが大きい妊婦の今はなおさらです。

ーー冷蔵庫に荷物を出し入れすることまで考えて机を作ったんですね!

紺野 6人家族になるし、子どもたちが大きくなると買い物の荷物はどんどん増えるだろうと。あとは、たとえば家族が冷蔵庫から飲み物を出すときに作業机にコップを置いて注げるのも便利です。

 そもそも冷蔵庫をパントリーに設置したのは、キッチンで調理中に家族が冷蔵庫の前に立つと、通りにくくなることを避けるため。冷蔵庫がないぶんキッチンが広くなったので、配膳のお皿を置くスペースができたことも快適です。以前の家では料理ができてもお皿を置く場所がなくて、レンジの上に置いたりして困っていました。お皿をセットできるスペースがあることも、料理をするうえで使いやすいポイントです。

 作業机はものを置くだけじゃなくて、私の仕事で必要なパソコン作業をしたり、大切な書類を作成したりするためにも絶対に作りたかったから、満足しています。

リビングの手前でゆるやかな曲線を描く階段横には、子どもたちの荷物置き場になる収納も設置。小学生になっても、これで散らかりを防げそう(提供写真)
リビングの手前でゆるやかな曲線を描く階段横には、子どもたちの荷物置き場になる収納も設置。小学生になっても、これで散らかりを防げそう(提供写真)

最初の家づくりでの後悔を教訓に、さらに暮らしやすく

ーー以前の家づくりで後悔ポイントにあげていた床暖房についてはどうですか?

紺野 1階はかなり広めに床暖房を入れました。1回目の家づくりではキッチンに床暖房を入れなくて後悔したので、今回はキッチンにも入っています。

 入居したのは3月末から4月はじめにかけての時期でしたが、暦の上では春でも北海道はまだまだ雪が残っていて朝はとっても寒いんです。だから最初から床暖房が大活躍。寝るときにタイマーをセットすれば、朝起きたときから床があたたかい、というのがほんとうに幸せです。床暖房があるだけで、朝起きたときの幸福感がかなり違います。

ーー1階では壁をマグネットウォールにしているところも多いとか。

紺野 マグネットウォールは多めに採用しました。ヌックにもあるし、ダイニングの後ろと横の壁にも。ダイニングの後ろの壁には、子どもの学校からのお知らせを貼ったり、長女が学校でもらったミニ賞状や、工作した作品を飾っています。

ダイニングの横の壁は、あえて何もない真っ白なマグネットウォールにして、家族の誕生日やイベントのときにデコレーションして、フォトスペースになるようにしました。

 前の家で、誕生日やイベントの写真を撮るときに、いろいろとデコレーションをしても、ダイニングの周りってなんだかごちゃごちゃして写真映えしないのが悩みでもあったからです。マグネットでデコレーションできるから壁に穴を開けなくてもいいし、すぐ付け替えられるのも便利です。

階段をあがった2階には、木のルーバーが。こちらも曲線を描き、木材の豊かなあたたかみを感じさせてくれます(提供写真)
階段をあがった2階には、木のルーバーが。こちらも曲線を描き、木材の豊かなあたたかみを感じさせてくれます(提供写真)

家族それぞれがお気に入りの場所は?

ーー夫の杉浦さんが気に入っている場所は?

紺野 夫はリビングから見えるデッキと庭の植栽の雰囲気がとても気に入っているみたいです。新しい家を作るにあたって、なんとなくリビングのあれこれを決めるのは夫の担当になっていたので、リビングやテレビ周辺のデザインや材質を決めてくれました。気に入っているからか、子どもたちと一緒にリビングのおもちゃを片付けてくれることが増えた気もします。

 もちろん前の家でもやってくれてたんですけど、おもちゃが多すぎて散らかりすぎて、私も夫も「もうしょうがないか〜」ってあきらめちゃっていたと思います。今はなるべくきれいをキープしたい、という気持ちが夫婦お互いにあるから、積極的に片付けできるようになったのかも。

ーー吹き抜けもあるぶん、空間が広々と感じられそうですね。

紺野 家づくりの打ち合わせを始めたころ、吹き抜けにしてシーリングファンをつけたいね、と夫と話していたんです。ただ、吹き抜けにすると暖気が上にいってしまって寒くなるんじゃないかとか、音が抜けてしまうなどの欠点を考えて迷ったことも。夫婦でいろいろと考えて、結局ダイニングを吹き抜けに。そして2階部分の手すりは小さい子どもがいても転落などの危険がないように、木製のルーバーにしました。

 住んでみた感じでは、断熱がしっかりしているから寒さの面では大丈夫そうです。音に関しては、予想通り1階と2階の音が筒抜けになっていますが……声が通るから、朝に子どもを起こしに行かなくても、「ごはんできたよ~」と呼べばバッチリ聞こえます(笑)。今のところ家族みんなは開放感のある吹き抜けに満足しています。

ーーお子さんたちのお気に入りの場所はありますか?

紺野 ヌックに入ってよく遊んでいるのと、次男はデッキが好きみたいで、よくデッキに出たがっています。長女は、2階にある自分の部屋が気に入ったらしく、本人なりにこだわって飾りつけをしたり、きれいにお片付けしているみたいです。2階にある男の子の部屋は、おもちゃなどで荒れてますけど(笑)好きにさせています。

ルーバーから見下ろすリビングの雰囲気もまた素敵です!(提供写真)
ルーバーから見下ろすリビングの雰囲気もまた素敵です!(提供写真)

家事ラクになったぶん、赤ちゃんとの時間を大事にしたい

ーー寝るときの部屋は親子別々ですか?

紺野 今は家族5人で同じ部屋で寝ています。寝室のベッドは、子どもがベッド脇から落ちないように、部屋の壁から壁までぴったりにベッドを置けるようにしたんです。だけど子どもたちの寝相がすごすぎて、縦方向に転がって落ちてしまって……それは予想外でした。もうしょうがないので、床にマットを敷いて対策しています。

 第四子が生まれたら、ベビーベッドをレンタルするのか、家族と同じベッドでベッドインベッドのような形にするのか、夜泣きがひどければ私と赤ちゃんだけ別の部屋で寝るかもしれないし……まだ考えているところです。生まれてから様子を見て決めたいと思います。

ーー第四子出産後にはどんなふうに暮らしたいとイメージしていますか?

紺野 生後すぐの赤ちゃんって本当にすごくかわいいのに、産後しばらくは親も寝不足で余裕がなくなりがちですよね。3人の子どもたちを育ててみて、乳児期ってすごく大変だけど、振り返るとあんなにかわいい時期にもっと穏やかに接してあげられたらよかったなって思います。

 今回の家づくりでは、かなり家事がラクできるようになったので、そのぶん、なるべく穏やかに新生児の時期のかわいらしさと幸せをかみしめられたらいいなと思っています。

ーーこだわりのおうちの満足度はズバリ、何点?

紺野 本当に家族の好きなものをつめこんだから、100点! ……と言いたいところなんですけど、限りなく100点に近い99.99点くらいかも。

 小さいことなんですけど、1つだけ後悔したのが、ファミリークローゼットの照明をセンサーにしなかったことです。朝バタバタしながら子どもの服を選びつつクローゼットを出入りしていると、電気を消し忘れちゃうんです。でも、そこだけ。それ以外は大満足しています。

紺野あさ美さん

1987年5月7日生まれ、北海道出身。B型。2001年にモーニング娘。5期メンバーとして芸能界デビュー。モーニング娘。を卒業後の2011年にアナウンサーとしてテレビ東京に入社。2017年1月、プロ野球・杉浦稔大選手と結婚し、同年5月に同局を退社。6歳、5歳、2歳のお子さんたちを子育て中で、今夏に第四子を出産予定。現在はタレント活動やYouTubeでも精力的に活動中。

(写真提供:紺野あさ美さん 取材・文:早川奈緒子)

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