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2023年11月06日 11:35 更新

相次ぐ食品の値上げを受け、7割が「賞味期限が近いものや規格外品を率先して購入している」、購入を控えるようになった食品は?

ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営するクラダシは昨年に引き続き、「Kuradashi」利用者を対象に、「物価高騰の影響によるライフスタイルの変化に関する調査」を実施しました。

昨今の食品の値上げを受け、「よりお得に食品を購入したい」は7割超

1.昨今の食品の値上げは、家計にどの程度の影響がありますか。(n=3,109/単一回答、以下SA)

「昨今の食品の値上げは、家計にどの程度の影響がありますか」と聞いたところ、「とても影響がある」が43.5%、「やや影響がある」が45.7%で、回答者全体の89.2%が家計への影響を感じているという結果でした。

2.昨今の食品の値上げを受けて、よりお得に食品を購入したいと思うようになりましたか。(n=3,109/単一回答、以下SA)

「昨今の食品の値上げを受けて、よりお得に食品を購入したいと思うようになりましたか」との問いでは、「とても思う」と回答した人が71.9%、「まあ思う」が25.9%で、回答者全体の96.8%がよりお得に食品を購入したいと考えています。

調査結果1も踏まえると、値上げによる家計への影響が多くの方の消費意識にも変化を与えていることが読み取れます。

3.昨今の食品の値上げを受けて、お買い物する際にどのような変化が現れましたか?当てはまるものを1つお選びください。(n=3,109/SA)

昨今の食品の値上げを受けて現れた変化については、「よりお得に購入する方法や場所で食品を購入するようになった」との回答が39.3%、「明らかに価格が高騰した食材を購入する頻度を減らした」が23.6%となりました。買い物する場所、頻度を工夫している人が多いことが読み取れます。

食品の値上げの影響で、4割近くが「外食する頻度が減った」

4.昨今の食品の値上げを受けて、あなたの食生活はどのように変化しましたか。当てはまるものをすべてをお選びください。(n=4,139/複数回答、以下MA)

食生活の変化として「外食する頻度が減った」と回答した人が最も多く35.6%でした。次いで「安い総菜や冷凍食品を利用する頻度が増えた」が31.5%、「家で料理をする機会が増えた」が25.9%でした。

5.新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いてきましたが、インターネットで食品を購入する機会はどのように変化しましたか。当てはまるものを1つお選びください。(n=6,221/MA)

オフラインでの活動が増えた2023年ですが、インターネットで購入する機会は「特に変わらない」と回答した人が最も多く42.0%でした。さらに「ネットで食品を購入する機会が減った」人は4.0%でした。

新型コロナウイルス感染拡大にかかわらず、日頃からインターネットで食品を購入する方が一定数いることが読み取れます。

値上げで購入を控えるようになったのは「卵・乳製品」が多く22.5%

6.食品の中で特に値上げされていると感じるものは何ですか。特に当てはまるものを「3つまで」お選びください。(n=8,377/MA)

特に値上げされていると感じる食品は「卵・乳製品」が最も多く61.9%、次いで多かった回答は「野菜・果物」で52.4%でした。

7.値上げされたことが理由となって購入を控えるようになった食品はありますか。(n=6,729/MA)

「購入を控えるようになったものはない」という回答が最も多く32.6%でしたが、調査結果6で値上げされていると回答した人が多い「卵・乳製品」「パン」「お菓子」はそれぞれ20%前後の人が購入を控えるようになったと回答しています。

8. 値上げが理由となり、節約しているものなどあてはまるものすべてをお選びください。(n=6,742/MA)

節約しているもので最も多かったのは「値上げをしたものは以前より購入頻度を減らした」で49.1%、次いで「価格の安いものをとにかく探して購入するようになった」で42.1%でした。各家庭が工夫して買い物をしていることが読み取れます。

規格外品や訳あり品、未利用魚は「味や品質に問題なければ気にしない」

9.値上げとともに、規格外品や訳あり品、未利用魚などが注目されています。これらの購入についてあなたの考えにあてはまるものをすべてお選びください。(n=8,028/MA)

規格外品や訳あり品、未利用魚などについては、「味や品質に問題なければ形など気にしない」が92.8%と最も多く、次いで「安い方が嬉しいので、賞味切迫や規格外品などを率先して購入している」が70.0%となりました。

賞味期限内でかつ品質などに問題がないのであれば、お得な商品を購入したいと多くの人が考えていることが読み取れます。

約30%は「セカンド冷凍庫や冷蔵庫」の必要性を感じている

10.食品値上げ以前と比べて冷凍食品やインスタント食品の利用頻度は増えましたか。当てはまるものを1つお選びください。(n=3,109/SA)

食品値上げ前後での冷凍食品やインスタント食品の利用頻度は「変わらない」と回答した人が最も多く56.4%でした。

11.昨今の食品の値上げを受けて、食品を保管するためのセカンド冷凍庫や冷蔵庫を新たに購入しましたか。(n=3,109/SA)

セカンド冷凍庫や冷蔵庫に関しては、「購入していないし、購入する予定もない」と回答した人が72.0%で多数を占めていました。

その一方で「購入した」と回答した人は13.8%、「購入していないが、今後購入しようと思っている」と回答した人も14.2%おり、回答者全体の約30%はセカンド冷凍庫や冷蔵庫の必要性を感じていると言えます。

調査概要

調査名:「物価高騰の影響によるライフスタイルの変化」に関するアンケート
調査目的:昨今の食品の値上げが「Kuradashi」利用者のライフスタイルにどのように影響しているのかを知り、今後の情報発信やサービス改善に役立てる。
調査方法:インターネット調査(有効回答:3,109名)
調査期間:2023年10月3日(月)〜10月20日(日)
アンケート回答者の属性:
【年齢】19歳以下:0.0%|20歳〜29歳:1.2%|30歳〜39歳:6.7%|40歳〜49歳:23.8%|50歳〜59歳:37.6%|60歳〜69歳:22.5%|70歳以上:8.0%|その他:0.1%
【性別】男性:27.8%|女性:71.5%|その他:0.7%
【居住地】北海道:3.9%|東北:6.2%|関東:46.0%|中部:15.2%|近畿:15.7%|中国:4.0%|四国:1.8%|九州・沖縄:7.1%|その他:0.2%

※百分率(%)は小数第二位で四捨五入し、小数点第一位までを算出しています。
※百分率の合計値が100%とならない場合があります。


クラダシ
https://corp.kuradashi.jp/

(マイナビ子育て編集部)

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