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2023年11月04日 16:52 更新

女性が最も疲れを感じるシーンは「帰宅後に家事が残っていたとき」で男性の2.4倍に上る

仕事、家事、育児などに追われる方が多いと思いますが、日頃、疲れを感じていますか? ある調査によると、男性の約7割、女性の約8割が疲れを感じていることがわかりました。では、どんなときにどんな疲れを感じる人が多いのでしょうか。20~69歳を対象に行われたアンケート調査の結果から、現代の「疲れ」の実態を覗いてみましょう。

忙しい毎日を過ごすなかで「ああ、疲れた……」と思うことも少なくないのでは? 実際、マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが行った調査によると、男性の約7割、女性の約8割が疲れを感じていることがわかりました。

今回はその調査から、人々がどのような疲れを感じているのか、男女の違いにも注目しながらご紹介します。

疲れている人|男性は約7割、女性は約8割

疲労の程度がどのくらいかをアンケートで聞いたところ、「疲れている」と回答した人は、全体で74.9%となっています(「とても疲れている」「疲れている」「やや疲れている」の合計)。また、性別で比べると男性が71.3%、女性は78.5%となっており、女性の方がやや疲れを感じている割合が高くなりました。

さらに性別・年代別に見た場合、「疲れている」と回答した人が特に多かったのは、40代女性と30代女性で、それぞれ81.8%、80.0%でした。

クロス・マーケティング「疲れに関する調査(2023年)」より
クロス・マーケティング「疲れに関する調査(2023年)」より一部改変

疲れのタイプ|「家事疲れ」で男女に4.6倍の差

どのような疲れを感じているのか、疲れのタイプを聞いた結果は、「仕事疲れ」が最も多く46.5%と半数近くに上りました。そのほか、「眼の疲れ」が29.9%、「人疲れ」が23.1%などとなっています。

男女に違いに目を向けると、「家事疲れ」は男性が5.1%と低い一方で女性は23.6%に上っており、両者に約4.6倍の差が見られました。

クロス・マーケティング「疲れに関する調査(2023年)」より
クロス・マーケティング「疲れに関する調査(2023年)」より

疲れを感じるシーン|女性は「帰宅後の家事」が4割以上

疲れを感じるシーンに関しては「仕事でもう帰れるとなった時に急な依頼をされたとき」が最も多く29.0%、「家に帰ってきて家事が残っていたとき」が28.5%、「帰りの電車が混んでいたとき」が27.5%となっています。

また、男女別で見ると女性に目立つ「疲れを感じるシーン」があることもわかりました。ひとつは「家に帰ってきて家事が残っていたとき」で、女性では最多の40.4%に上っています。男性は16.7%なのでその差は約2.4倍です。もうひとつは「部屋中にモノが散乱しているとき」で、女性は32.4%、男性は15.1%と、こちらも男女で2倍以上の差になりました。

クロス・マーケティング「疲れに関する調査(2023年)」より
クロス・マーケティング「疲れに関する調査(2023年)」より

疲れ対策|「十分な睡眠」がトップ

疲れたときにやりたいと思うことについても聞いています。最も多かったのは「睡眠を十分にとる」で47.8%でした。疲れをとるにはまずは睡眠、と考える人が多いようですね。

そのほか、「1人で過ごす時間を作る」が32.1%、「なにもしないで過ごす」が28.0%と3割前後になっています。

男女で差が見られたのは、「好きなものを好きなだけ食べる」でした。女性は31.1%の一方、男性は12.4%で約2.5倍の差となりました。

クロス・マーケティング「疲れに関する調査(2023年)」より
クロス・マーケティング「疲れに関する調査(2023年)」より

疲れすぎないための具体的な対策

これまで見てきたとおり、多くの人がさまざまな疲れを感じていることがわかりました。最後に、「疲れすぎないために「減らそう」「やめよう」と思うこと」を聞いた結果を紹介します。参考にしてみてください。

クロス・マーケティング「疲れに関する調査(2023年)」より
クロス・マーケティング「疲れに関する調査(2023年)」より

まとめ

疲れをテーマにしたアンケート調査の結果をご紹介しました。多くの人が疲れを感じながら毎日を過ごしているようです。また、女性の場合は家事に疲れを感じる人が男性と比べて多いこともわかり、背景に女性の家事負担の重さがうかがえる結果ともなりました。

(マイナビ子育て編集部)

<調査概要>

疲れに関する調査(2023年)/クロス・マーケティング
■調査手法:インターネットリサーチ
(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
■調査地域:全国47都道府県
■調査対象:20~69歳の男女
■調査期間:2023年9月15日(金)~19日(火)
■有効回答数:本調査1,100サンプル

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