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2023年10月31日 12:02 更新

共働き夫婦の1日スケジュール プレミアアンチエイジング 橘 憲司さんの場合(前編)

共働き夫婦にとって仕事と家事・育児の両立は悩みの種。朝起きてから寝るまで分刻みのスケジュールで息つく暇もないのでは? そこで、夫婦の家事分担や子育ての工夫など、忙しい毎日を乗り切るコツを実践しているパパに、お話を聞きました。

共働き夫婦の1日スケジュールとは?

家事・育児・仕事と、目まぐるしい日々を送る共働き夫婦。毎日繰り広げられる分刻みのスケジュールのなか、「こんなに忙しいのは自分たちだけ?」「みんなは毎日をどうのりきっているの?」と疑問を持つママやパパに向けて、共働き夫婦の1日のタイムスケジュールをうかがうこの企画。



第19回となる今回は、プレミアアンチエイジングで企画開発担当として働くパパのタイムスケジュールを前編・後編にわたりインタビュー。前編では朝・昼のタイムスケジュールとお仕事の様子をうかがいました。

取材にご協力いただいた方

プレミアアンチエイジング ブランドマネジメント3部 マネージャー 橘 憲司さん(42歳)

クレンジングバーム「DUO」を代表とした、スキンケアやヘアケア、インナーケアなどを扱うプレミアアンチエイジングに2年前に入社。インナーケア事業の食品保健指導士として、新商品の企画開発から、販売までを担うブランドマネジメントを行う。プライベートでは、12歳の女の子、9歳の女の子、6歳の男の子のパパ。

朝のタイムスケジュール

坂道のある登園は毎朝大奮闘

――橘さんはお子さんが3人いらっしゃるそうですね。

橘さん はい。今年1番下の子が進学し、ようやくみんな小学生になりました。まだ下の子が保育園に通っているときに引っ越しをしたのですが、それまで通っていた保育園が少し遠くなってしまったので、一時期は保育園まで電車で通っていたこともありましたが、やっとラクになりました。

――それは大変でしたね……!

橘さん 途中転園が難しかったことと、卒園が間近だったので、電車で4駅かけて通っていました。しかも、保育園までは坂道が多くて、駅からも歩くという……。10分ほどの距離ですが、その時間が長く感じられるくらい体力的に応えるものがありました(笑)。
一番大変だった頃は、ベビーカーにひとり乗せ、またベビーカーの後ろにはタイヤつきの台をつけ、その上に子どもを乗せて、更に荷物を持っていたので、当時は40キロくらいのものを一気に運んでいたと思います。小学生になって、やっと子どもたちだけでの登下校になったので開放感はあります(笑)。

――送り迎えがなくなったのは大きいですよね。

橘さん 卒園間近になると、保育園へ通うたびに「あと何日」と指折り数えていました(笑)。子どもたちが全員小学生になってからよかったことといえば、それぞれ自分たちでできることが増えたこと。手取り足取り教えるようなことはなくなったので、朝の身支度も手がかからなくなってきました。
あとは、運動会が一度に終わることでしょうか(笑)。それぞれで開催されていた行事が1回で終わるのは大きいです。日程がかぶって、困るようなこともなくなりました。

子どものお手伝いはポイント制でゲーム感覚に

――橘さんはご自身で毎日お弁当を作られているそうですね。

橘さん 半年ほど前から続けています。主に自分用ですね。外食はもちろんおいしいけれど、野菜が少なく感じられて、健康面が気になります。仕事で健康食品を取り扱っているのに、自分の健康管理を疎かにしてしまったら、本末転倒だなと思って。料理好きなことも相まって、お弁当以外の朝食や夕飯なども含めて、わが家の料理はすべて僕の担当です。

――朝食の準備をしている間に家族が起きてくるんですか。

橘さん 妻と子どもたちが起きたら、みんなで朝食です。作るのは僕ですが、後片づけはみんなで。わが家は自分の食べ終わった食器は、自分でシンクまで運ぶルールなので、後片づけはみんなでします。僕と妻が働いているからか、子どもたちも、お手伝いを自発的にやってくれるようになりました。

――それは素晴らしいですね! 何かコツがあるのでしょうか。

橘さん わが家はお手伝いにポイント制を採用しています。子どもたちが好きなファミリーパックのお菓子をたくさん買い置きして、駄菓子屋さん風のセットを用意しているんです。貯まったお手伝いポイントはお菓子に換えて、おやつの時間に食べています。

――お子さんたちも楽しくお手伝いできそうですね!

橘さん はい。とはいえ、お手伝いはなんでもいいわけではありません。自分が使った食器を片づけるのは当たり前のことなので、自分のためだけのことにはポイントをつけないんですよ。自分のためだけではなくて、例えば、洗濯や掃除など、家族のためになるようなことをしたら、ポイントをあげるんです。

日中のタイムスケジュール

やりたい仕事には積極的に手を挙げる

――橘さんのお仕事について教えてください。

橘さん 2年前に入社し、その後すぐに健康食品を扱うインナーケア事業の立ち上げに携わりました。現在のメイン業務は、2023年に発売した健康食品(サプリメント)の2ブランドのSINTO(シントー)、X(エックス)の企画開発・育成・販売までを担うブランドマネジメント担当として日々奮闘しています。
実際に製造する工場の担当者と、新商品の成分について話し合ったり、商品の発売後はどのようにブランドを育成していくのかというところを考えています。

――商品開発からブランド育成までされていらっしゃるんですね。

橘さん 商品を使い続けているお客様からは、例えば「効果をより実感できる商品の組み合わせや、飲み合わせを知りたい」という声も多く挙がってきます。ブランドマネジメント業務のミッションとして、お客様のお声を次の商品づくりに活かすことに携われることをとてもうれしく感じています。
今は健康食品のほか、スキンケアの商品企画も担当し、3つのブランドの企画開発から販売、育成までを同時進行で進めています。

――午前と午後で業務内容は変わりますか?

橘さん 午前中は健康食品の企画開発会議や販売施策検討が比較的多く、午後は、来客やスキンケアの販売検討会議が多いです。また、会議の合間には、いろんな部署の方と話をしてサプリメントの啓蒙活動なども行っています。

――どんなところにお仕事のやりがいを感じられますか。

橘さん 前職は企画開発のみで、自分が世に送り出した商品が人知れず終売になったり、ヒットしていたりし、お客様の反応を直接知ることができないジレンマがありました。現職では販売まで携わることができ、お客様からダイレクトなご意見をいただけることにやりがいを感じます。
経営層と距離が近いことで意見が言いやすいことや、商品を作るだけではなく、売る、そして使い続けていただくまで、一貫して担当できることに喜びを感じています。

――とても充実されていることが伝わってきます。

橘さん 自分がやりたいことに手を挙げれば、いろんなことにチャレンジさせてくれるし、できないと諦めるのではなく、どうやったらできるか、前向きに考える風土があります。
ここまで関われるのは、ベンチャーマインドを持ったプレミアアンチエイジングならではの醍醐味だと思いますし、やりがいにもつながっています。

挑戦できる環境で、子どもに誇れる商品作りを目指す

ーー子育てを楽しみながら、仕事のやりがいも得られていることが、とても伝わります。両立できる環境と感じますか。

橘さん フレックスタイム制で、多様な働き方が可能であることと、仲間の協力もあり、メリハリをつけた働き方ができる環境にあることは、子育てのしやすさにつながっていると思います。
仮に制度があっても、現実にはなかなか使いにくかったり、帰りにくいという会社もありますよね。でも、そういった雰囲気にしない環境作りを会社全体で取り組んでいると感じます。

ーーお子さんの体調不良やトラブルなどで急に帰らなくてはいけない、休まざるを得ないというときもありますよね。

橘さん 保育園時代はもちろん、やはり小学生になっても急に呼び出されるときがあります。先日、長女が体調不良になって、担任の先生から連絡があったときも僕が同僚に何か言い出すよりも先に、周りから「こちらは大丈夫だから、気にしなくていいから早く行ってあげて。」と声をかけてもらって。
そういった気遣いがありがたいですよね。

ーー温かい職場ですね。お子さんが生まれてからお仕事の目標は変わりましたか。

橘さん 子どもに誇れる商品をより一層作りたくなりました。転職する前は、企画開発止まりでクライアントの商品を陰ながら支えるOEM企業だったので、自分が作ったと言えませんでした。
子どもが生まれてからは、「このサプリメントはお父さんが作ったんだよ」と言いたいし、自慢したいなと思うようになりました。今は自信をもって自分が担当したと言えるようになりました。実は娘がときどき僕の名前でエゴサをするんですよ(笑)。

ーーそうなんですか!

橘さん そこで僕の名前や開発した商品が出てくると、まんざらでもなくて。娘に「お父さんは、こういう仕事をしているんだよ」と堂々と言えることがうれしいですね。同時に、商品を世に送りだす喜びも感じています。

育児には自分が毎日冒険をしているような楽しさがある

ーー育児の話に戻るのですが、小学生になると延長保育もありませんし、お子さんたちの放課後をどうするかという「壁」にぶつかりませんでしたか。

橘さん 以前は学童が利用できなかったので、子どもたちは15時ごろまでに帰宅したら、それぞれの宿題を終えた後、家の隣の公園で遊んですごしていました。
妻は在宅ワークですが、仕事をしているわけですから、ずっと子どもたちについているのは難しいですね。家と公園が隣接しているおかげで、子どもたちを見守りやすかったので助かりました。今は学校から帰ったら、3人とも学習塾に行っています。

ーー1番下の子も通っているんですね。

橘さん たくましいですよね。子どもたちだけでそれぞれ電車に乗って行きますよ。長男はちょっと天然なところがあって、行き先と逆方向の電車に乗ってしまって(笑)、最寄り駅まで迎えに行ったこともあります。子育てをしていると、自分も毎日冒険をしているようで、本当に楽しいですね。

――後半では、夜のスケジュールと夫婦の家事分担についてうかがいます。お楽しみに!

(取材・文:宮本貴世、 撮影:佐藤登志雄、プレミアアンチエイジング株式会社、イラスト:ぺぷり/マイナビ子育て編集部) 

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