【子どもの防災意識】32.3%の保護者が低いと感じている、防災について子どもと話し合っている家庭は4割超に
個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する明光ネットワークジャパンは、小学4年生~中学3年生の子どもを持つ保護者を対象に、「子どもがいる家庭の防災意識に関する実態調査」を実施しました。
子どもがいる家庭の防災意識を調査
毎年9月1日は「防災の日」です。自然災害の多い日本では、災害から身を守るため、日頃から備えをしておくことが大切です。調査結果は防災について子どもと話し合うきっかけになるのではないでしょうか。
子どもの防災意識、保護者の3人に1人が「低い」と感じている
子どもの防災意識についてどのように感じるか質問したところ、36.2%が「防災意識が高い」(防災意識が高い:10.5%、どちらかというと防災意識が高い:25.7%)、32.3%が「防災意識が低い」(防災意識が低い:9.9%、どちらかというと防災意識が低い:22.4%)、31.5%が「どちらでもない」と回答しました。
子どもの防災意識が低い理由、最多は「自分事としてとらえられていない」
子どもの防災意識が低いと回答した323名を対象に防災意識が低い原因を尋ねたところ、最多回答は「自分事としてとらえられていない(54.5%)」に。次に「自然災害のリスクを認識できていない(37.2%)」「家庭で防災教育を行っていない(32.8%)」と続きました。
保護者の約7割が、ハザードマップで自宅周辺を確認済み
自宅周辺をハザードマップで確認した経験があるか質問したところ、65.5%が「確認している」、34.5%が「確認していない」と回答しました。
4割以上の保護者が災害時の避難場所を子どもと共有していない
災害時の避難場所について、子どもと共有しているかとの質問に対しては、57.2%が「共有している」(共有している:25.1%、どちらかというと共有している:32.1%)、42.8%が「共有していない」(共有していない:17.5%、どちらかというと共有していない:25.3%)と回答しました。
保護者の半数近くが「災害用伝言ダイヤルを知らない」と回答
災害用伝言ダイヤルを知っているかと聞いたところ、54.8%が「知っている」、45.2%が「知らない」と回答しました。
災害用伝言ダイヤル(171)とは
地震、噴火などの災害の発生により、被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板です。
半数以上の保護者が自宅の防災対策は不十分だと感じている
現状の家庭での防災対策で十分だと感じているか尋ねたところ、22.8%が「十分だと感じる」(十分だと感じる:5.4%、どちらかというと十分だと感じる:17.4%)、51.6%が「不十分だと感じる」(不十分だと感じる:20.4%、どちらかというと不十分だと感じる:31.2%)と回答しました。
家庭内の防災対策として不十分に感じるものは「備蓄品の用意・管理」
また、自宅の防災対策が不十分だと回答した516名を対象に、不十分に感じるものを聞いたところ、最多回答は「備蓄品の用意・管理(63.4%)」、次に「防災グッズの用意(61.0%)」、「家庭内での話し合い(58.9%)」と続きました。
防災について子どもと話し合っている家庭は43.4%に
防災について子どもと話し合うことがあるか質問したところ、43.4%が「話し合っている」、56.6%が「話し合っていない」と回答しました。
調査概要
有効回答数:小学4年生~中学生3年生の子どもを持つ全国の保護者1,000名
調査期間:2023年8月1日~8月7日
調査方法:インターネットリサーチ調べ
明光義塾調べ
明光ネットワークジャパン
https://www.meikonet.co.jp/
(マイナビ子育て編集部)