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2023年08月06日 14:13 更新

「かわいそう」と言わないで!孫と楽しく過ごすための祖父母の心得『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』Vol.4

バブリーたまみさんの著書『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』(自由国民社)は「夫婦で一緒に育児」したくてもうまくいかないママたちに向けて、ママ自身がラクになるための考え方のヒントを紹介。夫や義父母にモヤモヤしたとき、「自分さえ我慢すればいい…」と思う必要はありません!

これが本当のミニ祖父母学級

─「おじいちゃん・おばあちゃん」になるあなたへ─

お孫さんの誕生おめでとうございます。これからお孫さんとの時間を楽しく過ごしていく上で大事なことをお伝えします。すべては自分のためであるという気持ちで読んでいただけると嬉しいです。
私はたくさんのママからの相談を日々受けていますが、悲しいことに子どもができてから、「実の両親さんや義理の両親と絶縁してしまった」という話は珍しくありません。
むしろとても多いです。そうならないためにも、注意しておいたほうがいいことをまとめます。

POINT① 孫は【自分たちのものではない】感覚を持つ

【孫の親は私たちではない】という感覚はとても大事です。基本的には相談がなければ、孫に関係する衣・食・住、方針、行事など決定権はすべてママとパパにあります。過干渉になって、良かれと思って口をだし、勝手になにかをするというのがよくトラブルになっています。基本的にはサポートする側は「待ちの姿勢」で見守ることをお勧めします。

POINT② 子育てや男女のあるべき価値観も時代によって、いや数年単位で変わる

子育ての方法、夫婦の在り方は変わります。
母親だけが子育てする時代は終わりました。今の子育てを否定せずに「こんなこともあるのか」「こんな考え方もあるのか」と見守りましょう。特に「母親はこうあるべき!」「私の時はこうだった!」という価値観の押し付けでトラブルになるパターンが多いです。

POINT③ 否定から入らない。ジャッジしない。

「その方法はダメ!」「もっとこうしなさい!」などと言われると「もう相談したくない」と思われる原因になるかもしれません。「子育てを否定されるから会いたくない」という相談をたくさん受けます。ママもパパも間違えていいんです。そうやって親として成長していきます。人生の先輩だからこそ、失敗をさせてあげてください★

POINT④ 娘であっても子どもが生まれたら1人の母親として扱う

実の娘だからといって何を言っても大丈夫というわけではありません。何でも言えちゃう仲だからこそ産後は特に要注意!
娘であっても子どもができた瞬間に1人の【母親】になります。いつまでも【娘】だと思って子ども扱いをしたり、言葉を選ばず、注意や否定をしたりすると、関係をこじらせてしまうケースも少なくありません。「この子はもう娘ではなく1人の母親」として彼女の決めたことを尊重する心構えでいた方がラクです。「母親として自立できているよ」という捉え方をしましょう♡

POINT⑤ 孫との時間以外にも自分の人生を楽しむ

「孫がすべて!」になってしまうと、あなたもそしてママとパパも苦しくなるかもしれません。あなた自身の好きなこと、趣味の時間、プライべートの中の一つに「お孫さんとの時間」があるようにしましょう。「孫の存在がすべて」になってしまうとPOINT①で述べたことが起きてしまうことも。孫以外に自分にとって楽しいことや趣味をもちましょう。程よい距離感が楽しく過ごすためのコツです☆

ママたちに聞いてみた! 実親、義理の両親から...

これは辛かった... NG行動集

・アポなし訪問
・勝手に子どもを抱っこする
・勝手に子どもを連れていなくなる
・勝手に食べ物を食べさせる
・自分の箸で食べさせる
・欲しくないものを贈ってくる
・出産直後に面会にくる
・返信がないとLINEを催促する
・名づけに意見する
・お宮参りや七・五・三など行事ごとに口出しする
・子どもにキスする
・子どもの髪を勝手に切る
・手を洗わずに抱っこする
・授乳をのぞく
・内孫と外孫の差別をする
など

「勝手に」「許可もなく」何かをされるのが嫌だったというコメントが多かったです。お孫さんは自分のものではないという感覚が大事ですね★

これは辛かった... NGワード集

・そんなことしたら子どもがかわいそうよ〜
・帝王切開はラクだね〜。無痛分娩なんて甘いよ!
・母乳出てる? 母乳で育てなきゃ
・母親なんだからもっと頑張りなさい
・細かすぎ、神経質すぎよ〜
・男の子のほうが良かった〜。女の子のほうが良かった〜
・次の子どもは? まだ?
・私の時はこうだったのに〜、今はダメね〜。もっとこうしなさい! こうしたほうがいい!
など

圧倒的NGワード第1位は「子供がかわいそう」でした。「かわいそう」は要注意ワードです。ジャッジしないで〜。

これは嬉しかった! ありがとう集

・とにかく否定せずに話を聞いてくれた
・「よく頑張ってるね」と褒めてくれた
・子どものことで関わる時はちゃんと許可をとってくれた
・急な出費があって困った時や、子育てでお金が入用の時に、モノではなく現金を送ってくれた
・「頑張りすぎなくていいよ、よくやってるよ」と頑張りを認めてくれた
・程よい距離感で見守ってくれた
・「辛い」と言った時に共感してくれた
・味方になってくれた
・「ゆっくりしてきていいよ」と子どもを預かってくれた

否定や批判ではなく、頑張りを認めてくれたり、共感してもらえたりすると「1人の親として信じてもらえている」と思えて嬉しいですよね。

以上大事なポイントをお伝えしました。参考にしていただき、お孫さんと家族との時間を楽しく過ごせることを祈っています。

(バブリーたまみ『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』(自由国民社)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)

>>>▶︎『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』のほかの回も見る

書籍『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』について

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本当は夫婦で子育てしたいのに、夫は仕事ばかりで育児を丸投げ、挙げ句の果てに義父母がグイグイ介入……。そんな環境に不満を感じている自分に対しても嫌気がさしてしまい、八方塞がりになることもありますよね。

バブリーたまみさんの著書『自分と夫を嫌いにならない思考術 LOVE自分子育て』(自由国民社)は、子育てや夫婦関係にまつわるモヤモヤを解決するヒントを、漫画やイラストでわかりやすく紹介しています。

さまざまなママやパパの声を聞いてきたバブリーたまみさんならではのポジティブ&寄り添ったアドバイスで、心がラクになること間違いなし!

夫婦で読めば、それぞれの子育てに対する向き合い方はもちろん、自分やパートナーに対する考え方が変わるきっかけになるかもしれません。

バブリーたまみさんのプロフィール

ママ界のエンターテイナー 2児のママ。SNS総フォロワー14万人。
8歳の時に母親が失踪、父子家庭で育つ。その経験を通して、「ママである自分自身を犠牲にしすぎる育児はやめよう」「ママである自分をまずは大事にしよう」「ママの笑顔がいちばん」というメッセージを日本中のママ達に伝える活動をしている。
SNSやYouTube、音声ラジオVoicyなどで独自の世界を配信。オンラインサロンは延べ1400人以上のママ達が在籍。ママ・パパや子ども向けのイベントを全国で開催し、多方面で元気を拡散する活動をおこなっている。
キングレコードからメジャーデビューを果たし、アルバム『ママの笑顔がいちばん〜スーパーポジティブソングス!〜』 『ママ、いっしょに幸せになろうね〜爆笑サプリメントソングス!!』を 発売。音声ラジオVoicy2022年ランキング子育て部門第1位。
出演メディア:NHK総合『ひとモノガタリ』、フジテレビ『ノンストップ!』 フジテレビ『バイキングMORE』などがある。その他メディアにも多数出演。

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