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2023年06月30日 10:11 更新

電車のドアが開くときこそ要注意! 乳幼児の挟まれ事故に東京消防庁が警鐘

電車の車両内での事故はドアが閉まるときに起きやすそうなイメージがあります。実際、20代以上ではドアが閉まるときにはさまれる事故が多い傾向にあります。しかし乳幼児ではドアが開くときに戸袋へはさまれる事故の方が多く発生しているのです。

(※画像はイメージです/PhotoAC)

5年間で227人が救急搬送

電車に乗るとき、「かけこみ乗車はご遠慮ください」というアナウンスが流れますよね。実際、電車のドア関連の事故で救急搬送される方は後を絶ちません。東京消防庁管内だけでも平成30年~令和4年の5年間で227人が救急搬送されています。

この状況を受け、東京消防庁はTwitterで電車のドアのはさまれ事故に対して警鐘を鳴らしています。

#電車のドア、戸袋へ挟まれることが原因で227人が救急搬送されています!(H30~R4)
行楽の季節は特に12歳以下の子どもの事故件数が増えます。ドアが開くときに身体が触れないよう保護者は目を配りましょう!(東京消防庁)

ドアが開く時こそ要注意

電車のドアが閉まる時にはさまれる事故は想像がつきやすいですが、ドアが開く時に「戸袋」にはさまれる事故も多く発生しています。

東京消防庁の調査によると、「戸袋のはさまれ事故」が58.9%、「ドアのはさまれ事故」が41.1%となっており、実は戸袋での事故の方が多くなっています。[*1]

戸袋事故

乳幼児ではとくに戸袋に注意

乳幼児においては、戸袋のはさまれ事故が99件、ドアのはさまれ事故が6件と、圧倒的に戸袋のはさまれ事故の件数が多くなっています(16.5倍)。[*1]

乳幼児

乳幼児は手や指、腕がまだ小さく、容易に戸袋に挟まれてしまいます。また、ベビーカーに乗せたりだっこしたりする中でふとした拍子に子どもの指が戸袋に触れてしまう可能性もあります。

では、どんなケースで戸袋のはさまれ事故が起きやすいのでしょうか。

戸袋に「腕」がはさまれることも

東京消防庁によると、以下のような事故が発生していると報告されています。[*1]

電車のドアが開いた際に、戸袋に腕を引き込まれた(6歳 中等症)

親に抱かれて乗車中、ドアが開いた際に戸袋に手をはさまれた(2歳 軽症)

子どもだと手や指だけでなく腕が引き込まれるケースもあるようことがわかります。戸袋に触れないよう細心の注意が必要です。

出典: https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp

事故を防ぐために

事故を防ぐために、東京消防庁では、電車のドアが開く際に、子どもの手や腕、足などがドアに触れることがないように十分注意するよう呼びかけています。

注意喚起

ドアが閉まるときはもちろん、ドアが開くときには特に注意して、お子様が戸袋に触れないような距離をとりましょう。

(マイナビ子育て編集部)

出典: https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp
  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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