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幼稚園・娘の初めての発表会の話【ママ女医と娘の○○な日常 vol.34】

幼稚園・娘の初めての発表会の話【ママ女医と娘の○○な日常 vol.34】

3学期になって、幼稚園の発表会の練習が始まりました。うちの娘にとっては初めての発表会。一体どんな発表会になるのかな?


記事の著者  
のんびり子育て中のママ女医   HAL先生
内科医。大学病院研修中にうつ病を発症し、数年間療養生活を経て復帰。その後、病気の間支えてくれた医者の夫と結婚し、娘を出産。現在は田舎で夫、3歳の娘と暮らす。自身の出産・育児の日々をもとに、医学的なエビデンスを交えて育児情報・ニュースなどをブログで発信。またTwitterでは、娘との会話や、ほっこりあたたまる育児エピソードも紹介し、注目を集めている。
http://halproject01.blogspot.jp/
https://twitter.com/halproject00

発表会 なにをするのか わからない(五七五調に)

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3歳の娘、幼稚園で初めての発表会のシーズンがやってきました。

正月明けの3学期始まってから、少しずつ準備がスタート。しかし、うちの幼稚園は直前まで親にはなにをするか特に伝えない方針(?)らしく、「家で練習してきてください」といったものはありません。というか練習自体直接見る機会がないため、なにをやっているのかさっぱりわからない。どうやらダンスと劇をするみたいなのですが、曲名すらわからない。なので、帰ってきた娘から聞き出してみる事にしました。

「発表会でダンス踊るんだよね?」
「うん、おどるよ!」
「なんて曲かわかる?」
「すきすきばあばだよ」
「えっ? なんて?」
「だからー、すきすき、ばあば!」

すきすきばあば……それは、一体どんなおばあちゃん喜ばせソングなんですかね……?

「どんな歌か、歌える?」
「じゃあうたってあげるね!」

と言って「おっおっわたしたちはすきすきばあばだいすき」「あっあっ○×△××△(聞き取り不能)……」と、調子っぱずれの歌を歌ってくれるんですが……全くわからない。それはなんの歌なんだ。しかし途中で「○△××△はしれはやくー」と、やっと「走れ早く」という歌詞が聞き取れたため、文明の利器、Google先生にお尋ねする事に。

“はしれはやく”で検索すると、 “チキチキバンバン 走れ早く” とサジェストしてくれました。

ああ! チキチキバンバンか! すきすきばあば じゃなくて!

劇の配役決め

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そんな感じでダンスの曲は判明したんですが、こんな状態で劇までするのか……? 年少組で劇とか、先生、ちょっと無謀じゃないですかね……?そんなある日、劇の役決めがあるとお便りに書かれていました。

「劇の役、どうなった?」
「んとね、こっこおばさんになったよ。Rちゃんがうさぎさんになりたいっていって、ないたの。だから、いいよ、ってうさぎさんやめたの。ほんとは、うさぎさんがよかったんだけど、わたし、こっこさんすきだよ。だからぜーんぜんいいの」

詳しく聞くと、どうやらなりたい役で挙手をさせて劇の配役決めをしたようです。うさぎさんになりたかったのだけど、他の子が泣いてしまったので、うさぎさんを辞退して譲ってあげた様子。これを聞いて、不覚にも涙があふれてしまいました。3歳の年少さんです。こんな小さな子たちなのに、どうしてもやりたいと泣いてしまったり、相手の事を考えて「いいよ」って譲ってあげたり、そんな小さな社会があるんだなって。そして、本当は自分もやりたいのに譲ってあげて、他の役も「すきだから、ぜーんぜんいいよ」と言える娘に、もうそれだけで金メダルをあげたい気持ちになりました。

頑張ったね、偉かったね。Rちゃんに優しくしてくれてありがとう、Rちゃんもあなたもみーんな、一緒に楽しめる発表会になるといいね……!(ちなみに、娘は最終的にはこっこさんではなく、他の動物さんの役になりました。Rちゃんは無事にうさぎさんになれたようでよかったよかった)

本番に向けて練習してるけど……大丈夫?

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練習の成果を家で披露してくれるんですが、チキチキバンバンは歌って踊ってノリノリでやってくれるんですが、劇の方はどうにもよくわからない。

「台詞はあるの? なにか喋るの?」
「うん、しゃべるよ」
「なんて喋るの?」
「……なんだっけ。おぼえてないや。まだ3さいだからね」

いや、3歳だからじゃなくて、そこは覚えようよ。あなた絵本丸暗記してるのに、なんでそこは覚えてないのよ。結局、なにを喋るのかさっぱりわからないまま、発表会当日がやってきました。こんなんで大丈夫なのか……?

「白雪姫7人」に思う事

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娘のクラスを含め、うちの幼稚園の劇は、噂に聞いていた「白雪姫が7人」といった我々の時代とは違う複数名配役でした。ただ、これは「主役をやりたい子が多くて、脇役にすると保護者からクレームがつくから」みたいな話を聞いてましたが、そうじゃないんだなとわかりました。小さい子の集団です。風邪をひきます。特に今年なんてインフルエンザ大流行で学級閉鎖も起きています。本番も誰が休むかわからない。かつ、小さい子がアンダースタディや代役ができるように練習しておくのは難しい。そうすると、いざという時のために同じ役を複数人でやるというのは結構理にかなっているんだな、と親になって初めて気づきました。

そして、実際に見ていると、複数人で同じ役をしていても意外と違和感感じないものですね。みんなで頑張って台詞を言ってるのをみるだけで、微笑ましくて応援したくなりました。あ、でも、”金のガチョウ”でお姫様が4人いて、ハンスが3人だったのには「これは結婚するのに喧嘩になるのでは……?」と野暮なツッコミを入れたくなりました。

さて、娘の出番です

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ダンス、素晴らしい出来でした!

いえいえ、もちろんへったくそですよ。全然揃ってないし、列は乱れっぱなしだし。でもクラスのみんなニッコニコで、みんなで嬉しそうにぴょんぴょん踊ってる姿がもうかわいくて。これ、一杯練習したんだろうなあ。娘もかわいい衣装をつけて、元気一杯踊っていました。へったくそだけど、世界一のダンスだよ!

そして、問題の劇です。……もうね、カオスでした。先生のナレーションで劇が進むんですが、「はい……ねずみさーん、ねずみさん、立ってー。出番だよ、立ちますよー、がんばってー」みたいな感じで、あっちではステージ上で泣いてしまう子は出るし、こっちではおしっこ行きたくなったみたいで不穏な動きを始める子はいるし、そっちの子は頭につけた動物のお面がずり下がって前が見えなくなって、慌てて横の先生が飛び出して来て直しに来るし……台詞どころか、ストーリーもよくわからない! ひどい! カオス!

クラスのお母さん達、もう涙流して笑ってました。私も一緒に笑いました。いやあ、ひどい! ひどいけど、かわいい! この子達の精一杯の劇ですよ。

昔、参観日の記事を書きましたが、参観日、私から離れたら大泣きしてしまった娘です。最初のうち、なかなか馴染めなくて、お友達と遊ぶ事もできなかった娘です。オムツも外れてなかった娘です。それが、こんな風に衣装を着けてステージに立って、なにがなんだかわからないなりに、みんなで一生懸命劇をやってるんですよ。もうね、それだけで十分です。大きくなったなあ、頑張ったなあ!

よく頑張ったね!

そんな感じで、無事に(?)発表会は幕を閉じました。帰りの車の中で、いっぱいいっぱい褒めた後、

「発表会、楽しかった?」と聞きました。

「うん!またげつようびにれんしゅうしたい!」

ああ……そうか、本番でおしまいだよって知らなかったのか……。「発表会終わったから、もう練習はないんだよ」と伝えると、残念そうな顔をしていました。

大丈夫、また来年あるんだよ。その時、またいっぱい練習して、かわいい姿を見せてちょうだいね。

(HAL)

※記事内の画像はすべてイメージです

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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