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2023年03月22日 06:46 更新

<雑学クイズ>偽の客を「サクラ」と言うのはなぜ?

春の行事・イベントで楽しみなのが、桜を見るお花見。桜といえば、仕込みで店頭や口コミを盛り上げる偽の客を「サクラ」と言うことがありますよね。桜の花と偽の客、まったく結びつきがわかりませんが、この「サクラ」の由来とは? お子さんと一緒に考えてみてくださいね。

偽客はなぜ「サクラ」なの?

日本の春の花といえば、やはり代表的存在は桜ですよね。毎年家族でお花見を楽しむご家庭も多いのではないでしょうか。

見るだけで心が和む桜ですが、一方で、やや迷惑な存在でもある偽客を「サクラ」と言うこともあります。
偽客が「サクラ」と呼ばれる由来はやはり「桜」。
どこが「桜」に通じて「サクラ」と呼ばれるようになったのか、わかりますか?

















これは、偽客の「その場限りの盛り上がり」を、桜の「パッと咲いてサッと散る」様子にかけたからなんだそう。

サクラ(偽客)のルーツは江戸時代の芝居小屋

偽客を表す「サクラ」のルーツは、江戸時代の芝居小屋といわれています。

当時、歌舞伎をタダで見せてもらえる代わりに、芝居中に威勢の良いかけ声をかけ、場を盛り上げる役割の人がいました。それを「サクラ」と呼ぶようになったというのが有名な説です。まさに「パッと咲いてサッと散る」、「その場限りの盛り上がり」のための役割ですね。

明治時代になると、露店などで店側と手を組んで店先をにぎやかしたり商品を高く買ったりする仕込み客を隠語で「サクラ」と呼ぶようになったのだそうです。

偽客(サクラ)は偽物でも、桜の美しさは本物

偽客のサクラは現代では「やらせ」とも言われ、客を騙す行為として問題になることもあります。

でも、桜の花の美しさは本物。桜の花にとっては、ちょっと不名誉な言葉ですよね。
毎年美しく花を咲かせ日本人の心を癒やしてきた桜は、日本の国花にも選ばれています。

まとめ

桜の花と、偽客を示すサクラの意外なつながりに驚いた人も多かったのではないでしょうか。
春は偽物でない、本物の美しい桜を楽しみたいですよね。今年は親子でお花見に出かけてみてはいかがでしょうか。

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